Dexter S1 ネタバレと感想 第5話 自由というワナ
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Dexterの第5話は「自由というワナ」(Love American Style~アメリカンスタイルが好き)です。ようやくここで初めて「死体の廃棄場所」が判明しました。以下ネタバレのあらすじです
。
手がかり
デボラは、殺人課に異動して扱った初めてのこの事件を解決しようと躍起になっていました。トゥッチが意識を取り戻したと聞くとすぐに駆け付け、あれこれ聞き出そうとします。でもトゥッチはいつも目隠しをされていたので、白人かもしれないという他は何も覚えていないと証言しました
。
そこでデボラは、じゃあ目隠しをしたら思い出すかもしれないと言って、大ひんしゅくを買います。あのドークスでさえ反対しました。目隠しをされて殺されかけたトゥッチにとっては刺激が強すぎるからです
。
が、その後捜査が行き詰ってくると、ドークス自身が目隠しするようトゥッチに促しました。その結果、トゥッチは大変重要な手がかりを思い出してくれます
。犯人はいつもハッカのノド飴を舐めていたのだそうです
。
He unwrapped them. I could hear those wrappers, that crinkly sound.
彼は包み紙を剥がしていた。僕はそのカサカサという音を聞いた
これに加えて増岡が、「大嫌いなネズミ」がシーツを噛みちぎっては巣に運んでいたようだと指摘しました。デボラがこのネズミの巣まで見つけ出すと、増岡は、ついに、犯人が食べたと思われるノド飴の包み紙を発見します
。
これを聞いたデックスの反応がまた可笑しかったですね。
My favorite serial killer is a lozenge eater. How human of him.
僕の好きな連続殺人犯はノド飴イーターなんだ。なんて人間らしい。
包み紙からは、不完全ではあるものの、指紋も検出されたそうです。ラゲルタはこれを「運」(luck)だと決めつけましたが、ドークスはキッパリ否定しました
。
It wasn't luck. Good work, Morgan.
運じゃない。良い仕事をしたぞ、モーガン。
デボラはこの礼もかねてなのか、女性に縁が無くなったと嘆くトゥッチに、娼婦仲間のシャンダ(Lizette Carrion)に頼んで相手をしてもらったようです。
夢のアメリカ
リタの勤務先のホテルでメイドとして働いているイェリナ(Monique Gabriela Curnen)が、キューバにいる婚約者のアーネストをアメリカに呼ぼうとしていました。そのためにコヨーテという仲介人に前金を払ったらしいのですが、その後何の音沙汰もないそうなのです。しかもコヨーテとは連絡が取れなかったため、追加の金を払うことができませんでした。
イェリナの暗い顔を見て心配したリタは事情を聞き出し、警察官のボーイフレンドに相談してみると約束します。デックスも快く引き受けて入国管理の担当者に尋ねてくれました。すると他にも金だけ巻き上げられた移民がたくさんいることが判明します。
They spend their life savings, get stuffed into a fishhold, puke the whole 90 miles to Miami. Then they get here, thinking, "I'm an American. I'm free". Except the damn coyote.
彼らはアメリカンドリームを信じて有り金をすべてつぎ込み、船倉で揺られてマイアミまではるばる140キロも渡ってきた、これで自由だと思いきや、コヨーテはそんなに甘くない、という訳さ。
確証が無いため令状は出なかったが申請はしたと聞いたデクスターは、早速データベースを調べることにしました。そこで目をつけたホルヘ・カスティーリョ(José Zúñiga)こそ、目指すコヨーテだったそうです
。デックスにはすぐに「同類」だと分かったようですね
。
しかもカスティーリョは、追加料金を払えない移民たちをボートの水槽の中に入れて殺し、それをあたかも海で水死したように見せかけていたのだそうです。アーネストももれなくその犠牲となってしまいました。
でもさすがのデックスも、まさか妻まで共犯だとは思いもよらなかったようですね。徹底的に証拠を探す過程でそれに気づいたデックスは、最初の予定を変更して夫婦ともども処刑します
。
ホルヘは予定通りだったので、いつも通り念入りに解体しましたが、妻の方は時間が無くて、最小限しかできなかったそうです(Valerie got short shrift~"get short shrift"は死刑執行直前の懴悔と赦罪のための短い時間を指すそうです)。そしてデックスはこれらの遺体をSlice of Lifeで沖合に運び、文字通り海の藻屑にしてしまいました。
そしてデックスが遺体が入ったゴミ袋を車に積んでいるところを、近くに止めてあったベンツのトランクの中から何者(冷凍庫キラー?)かが見つめています。トゥッチの感触通り、やはり白人みたいでしたね
。
男女の機微
デックスは、ハロウィーンのあの夜以来、リタが積極攻勢に出ることに大いなる不安を抱いていました。何せデックスは「感情」というやつがとにかく苦手なのです
。
まだ青年だった頃、デックス目当てに通ってくる少女を見たハリーはすぐに彼女の意図を見抜き、そういう時はああしろこうしろと的確な指示を与えてくれたのだそうです。ちなみにでもデックスは既にキスは経験済みだったらしい
。
デックスは「気持ち」に関してもフリをするから大丈夫だと答えますが、ハリーはそれは最も難しいことだと教えたそうです。
Do you think that maybe one day I'll you know, feel it for real?
いつか僕にも本物の感情を抱ける日が来ると思う?
ハリーは息子の切なる問いにそう願うと答えましたが、残念ながらその日はまだ来ないようですね。
今回もリタはイェリナにいたく同情し、デックスにもそれほど思いつめたことはあるか、と尋ねました。デックスは困り果て、こともあろうに、エンジェルに相談します。
What if she wants something more emotionally?
彼女がもっと感情的な何かを求めてきたらどうすればいい?
エンジェルは、そんな時は"La pasión"(ラ・パシオン=情熱)だと答えました。グダグダ考えずに押し倒せということなのですが、そうした結果、エンジェルは妻に愛想をつかされてしまったのですよね
。今回デックスは泥酔したエンジェルを家まで送ってそれを知ったそうですが、エンジェルには何も言わなかったそうです
。
その後デックスはリタから家で映画でも見ようと誘われました。Terms of Endearment(愛と追憶の日々)を見ながらひたすら泣いているリタの横に座っていたデックスが、アダムズファミリーのゴメス(Raul Julia)に見えてしまったのはおばさんだけでございましょうか。
デックスは果敢にパシオンを発揮しようと試みますが、リタからはそんなムードじゃないと一蹴されてしまいました
。やはり、その日はまだまだ遠いようですが、人生において望む物はどうやらリタと同じらしいので、望みもまだまだありそうです
。A normal life.(平凡な人生)
感想
なんだかんだ言いながら、デックスはめちゃ優しいですよね。あれが「学習」の賜物だというのでしょうか。でも、いくら泥酔した友達でも「鑑識」の人間を家に泊めるのは危険かもしれませんね
。あ~これでようやく次に進めます
。続きもとっても楽しみです
。
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