Dexter　S１　ネタバレと感想　第９話　父親たち

2020/10/25 2020/10/31

デクスター-Dexter 0

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Dexterの第９話は「父親たち」（Father Knows Best～父親は最善を知っている）です。も～これまた実に面白かったですね～。以下早速ネタバレです。

実父現る

デックスに速達書留が送られてきました。デックスの父親が亡くなったという知らせです。ルディとのダブルデートをしようと誘いに来たデブがこの封筒を開け、父さんなら10年前に死んだのに、と不思議がりました。デックスは、ハリーではなく、デイドシティに住むジョセフ・ドリスコルだと答えます。その手紙によると、ドリスコルは息子であるハリーに家を遺したのだそうです。

デブは、ハリーはデックスの実父は死んだと語っていたそうですが、実際には違ったことが回想シーンで明らかにされます：

まだデックスが小さい時、デブに代わって彼女のボールを取ろうと柵に上がったところ、犬に追いかけられて細長い鉄のポストの上に落ちてしまったそうです。デックスはひどく出血したために輸血が必要になりました。でもデックスの血液型はRH-で、ドリスはハリーに何とかするよう訴えたそうです。ハリーはもうデックスの実父については関わらないつもりだったようですが、ドリスは、このままではデックスは死ぬのに、そんなことは言っていられないとたきつけたらしい。

それでハリーはおそらくはジョセフに会いに行って、輸血を頼んだに違いありません。その結果デックスは無事助かり、看護師から勧められて「血液をくれた人」にお礼の手紙を書いたのだそうです（今回デックスはその手紙も発見しました）。

デックスは、ジョセフに対して否定的なデブの意見は無視し、デイドシティに行くことにします。リタは「家族のことだから」とデックスに付き添うことにしました。その日はポールの子どもたちとの面会日で、サーカスに行く予定だったそうですが、リタはキッパリ無視します。

A death in the family trumps the circus.
家族の死はサーカスより重要よ。

またデブもルディに説得されてデックスを追いかけることにします。ルディはなんとしてもデックスに会いたがっていたようですよね。

デイドシティで面会したジョセフの遺体にはその腕に蜘蛛の巣のような刺青がありました。これもデックスは覚えていたようで、刑務所で入れたものではないかと推理します。ジョセフの主治医らしい町医者のピットマン（Dakin Matthews～Angel of Destiny＠Charmed）は、ジョセフは犯罪とは縁のない善良な人間で、死因は心筋梗塞に間違いないと証言しました。

デックスは「父」と二人きりになりたいと言ってピットマンを追い出し、ジョセフの血液を抜いた後、自分のと一緒に増岡に送ってDNA鑑定してもらうことにします。死因を明確にするために薬物検査も頼んだそうです。ジョセフはまだ60歳で、心臓の既往症はなかったからです。

増岡からの結果を聞いたのはデブでした。デブは、ルディに言われてとりあえずは来たものの、ジョセフがデックスの実父だとは認めたくないのです。どうしてDNA検査なんてしたのっ！兄さんの身内は私だけよっ！！

その願いとは裏腹に、ジョセフはデックスの実父であることが判明しました。またわずかな鎮痛剤も検出されたそうです。デックスは早速ジョセフの体を調べようとしたのですが、時すでに遅く、ジョセフは「灰」になっていました。

そこに警備員がやってきます。デックスは思わず遺灰の入った箱を手にして脱兎のごとく逃げ出しました。道に出ると、ルディが車でやってきます。ルディはデックスに、ボーリング好きだったジョセフのために、遺灰をボーリング場の前に撒くことを提案したそうです。

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ジョセフの死の真相？

どうやらこれにも冷凍庫キラーことルディが関係しているようです。ジョセフの隣人の老婦人（Jeanette Miller）は、ジョセフが亡くなる前にケーブルの修理業者が来ていたと証言したのですが、それがルディだったのだそうです。彼女がルディを見て"Cable repair man!"と大声で叫んでいたのにね～。でもルディは気づいたようです。

ルディはその後一人でまたデイドシティに舞い戻ってきて、老婦人の家に入り込みました。あ～哀れな老婦人はきっとバラバラにされたに違いありませんね。

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ドークスのトラウマ

ドークスは今回、エンジェルと見回りの最中に見かけたハイチ人＝ジャック・バヤールを銃殺しました。先に撃ったのはバヤードだと証言するドークスに対し、エンジェルはそうではないと察しています。ふたりの銃口は大きさが違うらしく、それで発砲の音も異なるらしい。

現場検証に来たデックスも、血液の飛散状況から見てドークスの証言はおかしいと反論しました。でもエンジェルはドークスを裏切りたくなくて、悩みに悩みます。が、最終的には父親の遺言、"Be an honest man."（正直たれ）に従って真実を話すことにしました。

それを聞いたラゲルタはあらためてバヤールの身元を調べなおします。それで彼の本名はルネイ・ディボーと言って、元はハイチ軍の将校だったことを突き止めました。ドークスは軍の特殊部隊に所属していた際にハイチに行き、ディボーの指揮の元残虐な殺戮を行ったため、現地では「ブギーマン」（怪物、現地語ではトントンマクート）と恐れられていたのだそうです。