Dexter S2 ネタバレと感想 第7話 デクスターへのレクイエム
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Dexter、シーズン2の第7話は「デクスターへのレクイエム」です。原題の"That Night, a Forest Grew"は「あの夜、森は育った」。
デクスターは自由を求めているのかと思ったのですが、それもあるにはあるけど、それ以上に欲していたのは「安定」だったのかもしれませんね。以下早速ネタバレです
。
酒とバラの日々
デックスとライラは、好きな時に会い、好きな時に好きなように愛し合いました。それは互いにとってとても大切な時間のように思えましたが、ある時それが崩れます
。コーディーがデックスに電話をかけてきたのです
。
コーディーは明日、学校で発表をしなければならないが、怖いからデックスに側にいてほしいのだと訴えました。デックスも、コーディーが以前から「サウジアラビア」についてのレポートに取り組んでいたことを知っています。
デックスは発表会を見に行くことにしました。それをライラが不安に思います。ライラが裸で家にいるのを見たデブが猛反対していたのも不安材料だったかもしれません
。デブはデックスにライラを娼婦呼ばわりしていましたからね
。
安らぎ
デックスはコーディを励ましました。気楽にやればいいのだというデックスの言葉にコーディーはようやく笑顔になります。アスターはデックスに自分達の隣に座るよう勧めました
。リタは表情こそ硬かったですが、拒否はできません。
アスターの隣に座ったデックスは心の中でこうつぶやきます。
I'm a little confused. Lila is the one showing me how to take control, stop killing, get my life clean. But it's the first time since I went into recovery that I actually feel clean.
俺はちょっと混乱している。ライラが感情を抑制する方法を示してくれた人だ、殺人を止め、俺の人生をキレイにしてくれた。でも俺が回復して以来、こんなにすがすがしく感じたのはこれが初めてだ。
コーディーの発表が上手く行くと、コーディーはデックスをアイスクリームに誘いました。リタも仕方なく許可します。
デックスも喜んで同行しようとしたところに、ライラから電話がかかってきました。なんと火事に巻き込まれたというのです。
Okay. I'm coming now.
分かった、すぐ行くよ。
その様子を見ていたリタは子どもたちに、デックスは来ないわ、と告げました。
嘘
ライラは駆け付けてきたデックスに抱き着き、怖かった、二度と私のそばを離れないで、と訴えました。ライラはトーチランプを使っていた際に火が燃え移ったと説明しましたが、実際は自分の手でわざと燃やしたのです
。デックスを呼び戻すために
。
でもデックスは、切れていたはずの玄関の電球がついていたことで何かを察していたようですね。
以前のライラの話によると「火事」はそれこそライラのトラウマのはずなんですが、恐れもせずに火を点けていたところを見ると、ライラは他にも嘘をついているのかもしれません。
デクスターへのレクイエム
ベイハーバーブッチャー
デックスは「ベイハーバーブッチャー」を名乗ってマスコミに投稿しました。内容はあちこちのブログからいかにもそれらしい言葉を拾った寄せ集めだそうです
。
ランディがチームを集めてこれを分析しているのを見たデックスは、心の中で、これは自分が作ったレクイエムだとつぶやきました。
I'm conducting a final symphony, "requiem for demonic Dexter," and forming the entire brass section sergeant James Doakes.
俺は最後のシンフォニーを指揮している。悪魔的なデクスターへのレクイエムだ。金管楽器のセクションはジェームズ・ドークス。
チームのメンバーは皆それぞれ勝手な分析を繰り広げますが、それがあまりにもバラバラなのに気づいたランディは、それこそがベイハーバーブッチャーの目的だと察しました。Confusion, chaos(混乱)という言葉を使ったランディに、デブがこう表現します。
He's creating a clusterfuck.
ヤツはハチャメチャな状態を作ろうとしている。
ランディはこれでベイハーバーブッチャーが警察関係者だと確信しました。
狙いはドークス
デックスは、うるさいドークスをこの機に排除しようとします。あの録音テープを聞いたドークスはカミーラにも手を伸ばしたからです。カミーラは来年定年で、証拠を処分したことで解雇されたら困るとデックスに訴えてきました
。
デックスは任せておいてと約束し、ドークスが担当した事件で、彼が無実の人間を誤認逮捕するよう仕向けます。その人間を犯人にしたかった気持ちも手伝い、ドークスはデックスの助言を素直に聞き入れました。犯人は義父だ!
一方でデックスは、こっそり真逆の見解を記した報告書をドークスの机の上に置いてきます。その上で、ドークスが無実の彼を尋問しているのを見て、ラゲルタにこう伝えました
。どうしてまだ無実の彼を尋問しているの?そう書いた報告書を上げてあるのに
。(
)
その報告書を読んだラゲルタは、すぐにその男性を釈放しました。デックスにはめられたと知ったドークスはデックスのオフィスにやってきます
。デックスは、ドークスが会話を録音していないことを確認し、ドークスを嘲りました
。
No matter what you try, no matter when, no matter how hard you work, I'll always be a step ahead of you for one simple reason. I own you.
お前が何をどう、いつ、どんな風に仕掛けてこようと、俺はいつもお前の一歩先を行っている。理由は簡単。俺の方が上手だからだ。
デックスはニヤリと笑い、ドークスに頭突きを食らわせました。何食わぬ顔でオフィスを出てきたデックスをドークスが追いかけてきて襲い掛かります
。当然、皆が見ていたのはこのシーンです
。デックスも「可哀想な被害者
」を装い、一切抵抗しませんでした(
)。
ラゲルタはついにドークスに停職処分を言い渡します。
デボラとランディ
デブはガブリエルと別れました。自分がランディを愛していると気づいたからです。ランディは、年の離れたデブを思いとどまらせようとしましたが、デブは耳を貸さず、ランディの唇にキスをしました
。昼の1時にふたり並んでお手製のサンドウィッチを食べている姿はでも、どー見ても親子です
。ショパンめ、罪なことを
。
リタ
リタはゲイルを追い出しました。ゲイルは既に前の学校を首になっていたそうです。まるで軍隊のようなスパルタでは子どもたちを委縮させるだけですものね。リタはアスターやコーディーを馬鹿にするのは許さない、と言い渡し、今後、誕生日や休日に訪ねてくるのは構わないが、一緒には暮らせない、と断言しました
。
感想
個人的にライラみたいなタイプは嫌いじゃありませんが、デックスと一緒にしておくのはちと危険かもしれませんね。リタも今回ようやく親離れできたことですし、デックスが本当に心安らげる相手はリタと子どもたちなのかもしれません。あとはドークスをどうするか、ですね~
。ランディも侮れませんし、またしばらくは目が離せそうにありません
。
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