Dexter S2 最終回 ネタバレと感想 デクスターの掟

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Dexter、シーズン2の最終回は「デクスターの掟」、でも原題は"The British Invasion"(イギリスの侵入)です。このドラマが、本当は実に重いテーマを扱っているわりに楽しく感じるのは、こうした軽妙さが大いに寄与していますよね。タイトルももちろんだし、主人公デクスターのセリフ回しも実に軽やかでシャレています

以下早速ネタバレですネタバレ感想行きますよ~( `ー´)ノ

ライラの決断

ドークスから助けを求められたライラは、目の前にいる相手がマイアミ署の刑事だと知ると、なぜこんなところに閉じ込められているのかと尋ねます

ベイハーバーブッチャーに捕まった。ヤツはデクスター・モーガンだ!

ドークスの話を聞いたライラは、ついに、デックスの闇に辿り着きましたPoor thing, all alone.(なんて可哀想に。ずっと孤独だったのね)

ライラが自分のことを言っていると勘違いしたドークスは、大丈夫だからドアを開けてくれ、と頼みました

Not you. Hiding such an enormous secret. What a burden that's got to be. No wonder he is so shut down.
あんたの事じゃないわ。そんな巨大な秘密を隠していたなんてどんなに重荷だったことか。殻に閉じこもるのも無理ないわ。

ドークスはようやく気付きます。お前はヤツの共犯者なのか?

I'm his soulmate.
私はソウルメイトよ

ライラは、プロパンガスの栓をひねり、コンロに火を点けて出て行きました。ドークスは懸命に鍵を拾って檻を出て、栓を閉めようとしましたが間に合わず、ものすごい爆風に吹き飛ばされてしまいます。発見された時は、見るも無残なバラバラ死体になっていました

奇跡

その頃デックスは、ドークスの車が見つかったとの連絡を受け、今の状態の彼が見つかってはマズいとデブには内緒で小屋に先回りしようとします。が、到着したら既に小屋は吹っ飛んでいました

いったい何が起きたんだ?奇跡か??

発見された遺体は2体で、1つはその歯からドークスのものだと判明しました。

There's only one way I can think of to honor him. I have to embrace my freedom.(いや違うから(;´Д`))
彼の死を無駄にしないために俺ができるのは、彼の死が与えてくれた自由を満喫にすることだ

その後すぐにこれが奇跡ではなかったことが明らかになります。プロパンガスがコンロの火で爆発したことが分かると、他の人間は皆、ドークスが自殺したと誤解しました。それが真実でないことを知っているのはデックスだけです。デックスは事故現場から押収された品の中から、黒焦げのカーナビを見つけました

ライラか!?

デックスの反撃

ライラがドークスを殺したと察したデックスは、早速ライラに会いに行きました。用心深いライラは、人目のある水族館にデックスを呼び出します。デックスはそこで、ライラはデックスと同じで「感情」を持たない人間だと言い渡しました。俺も君と同じだ

デックスはライラを騙して殺そうとしていたのです。殺しの準備をしてライラの部屋を訪れると、そこにデブが来ていました。デブは、ライラが言われた通り消えたかどうかを確認に来たのです。デックスは、ライラの前でデブに嘘をつくことができませんでした。そしてライラも、デックスが持参した「殺しの道具」が入ったバッグを見てデックスを疑います。

ライラはそのバッグを自分のものだと言い、デックスが自分のだと反論すると、中身を開けてみようかとカマをかけました。デックスがそれ以上何も言わなかったのを見て、すべてを察します。部屋を出てバッグを開けると、案の定、殺害セットが入っていました

ライラの反撃

デックスは何とかライラを騙そうとしますが、そうはいきません。ライラはリタの家へ行き、アスターとコーディを自分のアパートに連れてきました。ライラは、エンジェルに真っ赤に塗らせた壁にデックスの絵を描いています。その顔はまさに悪魔のようでした

リタから子どもたちがいないとの連絡を受けたデックスは、リタにデブに相談するよう命じ、自分はライラのアパートへ急ぎます。デブはその時、オレゴンへ行くというランディに付いていくために空港へ行くタクシーを呼んでいたのですが、リタとデックスのためにこれを断念してくれます

ハイ、デクスター!

ライラの部屋にいた子どもたちは無邪気に声をかけます。デックスが部屋に入ると、ライラはろうそくを倒し、ドアを閉めて鍵をかけました。デックスは小さな窓を壊して子どもたちを逃がします。自分は毛布をかぶり、火に向かって突進しました。何度も体当たりして、毛布も火だるまになって、ようやくドアが破られます

そこへデブが駆け付けてきました。デブは必死で毛布の火を消しました。子どもたちも無事です

デックスは、また「俺は俺のままでいい」と生かされたのだと理解しました。I'd have to believe that some force out there wants me to keep doing what I'm doing.

エピローグ

デックスは、無実のドークスを殺し、愛する子どもたちを殺そうとしたライラを許しませんでした。パリへ行ったライラの居場所を突き止め、部屋に忍び込んで注射をします。デックスは何のためらいもなく、ライラを殺しました。最後に、自分らしく生きろと教えてくれたことへの礼を言います。Thank you.

デックスは帰国後、ドークスの葬儀に出席しました。出席者は家族とラゲルタ、そしてデックスだけです。Sorry, James.(すまない、ジェームズ)

今後は「デクスターの掟」に従って人とも交わっていこう。でも人殺しは止められない。新たなスライドと箱も購入しました。

Am I evil? Am I good?
俺は悪なのか、善なのか?

考えても分からないからもう考えない。誰か知っているというのか?

この哲学的な問いを残して、シーズン2はおしまいです

感想

せっかくイイやつだと見直したドークスが亡くなってしまって、かなり残念です。ライラも、本当にデックスを愛しているのだと思ったのに、コイツもサイコパスだったのですね。ラゲルタが最後までドークスを信じて証拠を捜しまわっていたのも強く印象に残りました。いつかその努力が報われてほしいと今は思っちまってます。だからと言ってデックスが嫌いになった訳じゃありませんよ。むしろ今後彼がどうなるのか、成長するのかしない(=救われない)のかを見届けたくなりました多分後者でしょうよ(-_-;)

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