Dexter S6 ネタバレと感想 5&6話 デックスはどこまでも救われない
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Dexter S6の5話「光と闇」(The Angel of Death)と6話「闇を捨てて」(Just Let Go)を視聴しました。これはまた何ともガッカリしましたね~。デックスはなんでこういつも救われないのでしょうか
。以下ネタバレです
。
ブラザーサム
光と闇
サムは、デックスの中の闇を見抜いていました。デックスに、なぜ今の仕事に就いたのかを尋ね、母親の死について聞き出します。サムは大いに納得しますが、その一方で母との楽しい思い出も引き出してくれました。ローラはデックスをキルトでくるみ、歌を歌ってくれたそうです。その指でデックスの耳をなぞってくすぐったらしい
。
Must have made you feel good. She was sharing that light with you. It's with you now. It's inside you.
気持ちが良かっただろう?彼女は「光」を君と分かち合っていたんだ。それは今君とともにある。光は君の中にあるんだ。
特にハリソンの話をする時のデックスは輝いているのだそうです。光は必ず闇を克服することができる~サムは自信ありげにそう語りました
。
The good book tells us that there's no darkness that the light can't overcome.
この世に光が克服できない闇はないと聖書に書いてある。
Just Let it Go
ところが、そんなサムが何者かに撃たれてしまいました。デックスは、ニックを救った後に成敗したフリオのNo.2=リオ・ヘルナンデスが犯人で、自分が余計なことをしたからか、と猛省します
。マイアミメトロでも、捜査対象はヘルナンデスひとりに絞られました。アンダーソンはヘルナデスが発砲してきたことを理由に彼を射殺します
。
このヘルナンデスの家から、サムの工場の防犯カメラの映像を納めたDVDが発見されました。デブたちはこれで決まりだ、と事件をクローズしますが、デックスだけは違和感を抱きます。そう、その場にはサムの飼い犬のイーライ
~デックスを見るとめちゃ吠えるワンコがいたにもかかわらず、イーライは悪漢に対してまったく吠えなかったのです
。デックスは、犯人はニックなのではないかと推理しました
。
その後サムが病院で意識を取り戻したという知らせが入りました。サムはデックスに会いたがっていたらしく、デックスはすぐに飛んでいきます。デックスはサムに、ニックに撃たれたのは分かっている、と切り出しました。サムはこれを肯定しつつ、ニックを許してやってほしいと訴えます。デックスにはまったく理解できませんでした
。
サムは、憎しみを抱いたまま生きることはできない、と教えます。
Just let it go. Can't live with the hate in your heart .Eat you up inside. We gotta find some peace in life. Dexter, if you don't let that darkness go, it won't let go of you. Let it go. For you.
ただ手放せばいい。心に憎しみを抱いて生きてはいけない。中から君を蝕む。人生には平和を見出さなければならない。デクスター、闇を追い出さなければ、闇は君を放してくれない。行かせるんだ。君のために。
デックスはその言葉を噛みしめながら、ずっと廊下に座っていました。サムが逝ってしまうと、ようやくホッとしたようにつぶやきます。That's it. Brother Sam is gone.(これで終わりだ。ブラザーサムは死んだ)
それでもデックスは、サムの遺言を叶えようとしました。ニックがやってきたのをドライブに誘い、ニックが洗礼を受けたビーチに連れていきます。そこで、サムを撃ったのはお前だろうと問い詰めました。
You don't know why you put three bullets in a man who only wanted to help you? Who believed in you? Who sacrificed for you? A man who gave you a home? A man who baptized you.
お前を助けようとしただけの人間に3発も発射した理由が分からないのか?サムはお前を信じていた。お前のために自分を犠牲にし、家を与え、洗礼まで授けた。
ニックはあっさり白状し、サムは嘘つきだ、と罵りました。ニックは、サムの言うように神を信じればすぐに奇跡が起きると思っていたようなのに、事態は何も変わらなかったからです。ニックは前の仲間のもとに帰るためにサムを撃ったのだそうです
。
デックスはサムは死んだと告げ、自首するよう勧めました。するとニックは、幸い既に「犯人」は射殺され、サムも死んだのだから、誰も真相を知らない、とせせら笑います。
Nobody can do anything! Sweet Jesus!
誰も何もできやしない。神に感謝、だ!
怒ったデックスはニックを海に沈めて殺します。ニックにも、そしてデックス自身にも光はないとつぶやきました
。
Hey, little brother. Miss me?
ヘイ、弟。会いたかったか?
な、なんと、今度はルディ、もといブライアンが現れます。いやいや、どうせ出てくるならブラザーサムにしてほしかったですわ
。
DDK
共犯を発見
殺された女性の天使の羽を調べていたデックスは、羽に牛皮が使われていたのを見て、DDKは革装本の修復を専門に行っているのでないかと推理しました。早速文化センターを訪れて絵画の修復をしたいのだが、と尋ねてみると、そこで案内されたビデオに、温室の外で見かけた男(=トラヴィス)が映っていたではありませんか?
職員名簿で顔を確認したところ、トラビス・マーシャルだと判明しました。デックスは早速トラヴィスの自宅に侵入し、いかにも古めかしい聖書のページ数が切り取られているのを発見します
。そう、あの4ケタの番号は聖書のページ数だったのです。が、デックスはこれを皆に内緒にしていました
。
それからいつも通り、トラヴィスの後を付けて殺そうとしますが、トラヴィスが結局は誰も殺せなかったと話したのを信じて解放します。トラヴィスはでもこのことをゲラーには黙っていました。デックスから、トラヴィスとゲラーの行いは、決して神の指示によるものではなく、むしろ悪魔の所業だと指摘されたからですね。
Gellar is pulling you toward the darkness, Travis, not the light. Trust me, I know more about darkness than most, and Gellar is pure darkness. You need to find someone else to follow.
ゲラーは君を闇に引きずり込もうとしている、トラヴィス、光じゃない。俺を信じろ。俺ほど闇について知っている者はいない。そしてゲラーは純粋な闇だ。教えを乞うなら他の人間を探した方がいい。
トラヴィスは、ゲラーとともに捕まえた娼婦を解放しました。
重要参考人
エンジェルとクインは、タラハシー大学でゲラー教授のアシスタントをしていたカリッサ・ポーター(Mariana Klaveno、ペリ・ウェストモア@Devious Maids)に事情聴取を行いました。今や「さかりの付いた雄猫」と化したクインはこのポーターも誘います。エンジェルがいくら止めても聞かず、とうとうお泊りしてしまいました
。
翌朝クインを迎えに行ったエンジェルは、ポーターの家の段ボールの中にゲラーのノートを発見します。そこにはこれまでの被害者の姿が克明に記されていました。そう、それはこれから行う「犯罪」のデッサンだったのです。
「重要参考人と寝た」クインは、エンジェルとこれを隠そうとしましたが、結局はデブに知られてしまいました。も~まったく何やってんねん
。デブはコイツと別れて正解だったね
。
ほか
デボラ
何かと精神が不安定なデブは、カウンセリングを受けることにしました。そこでカウンセラーのミシェル・ロス(Rya Kihlstedt~ジュリア・ワグナー@Charmed)は、兄の家に居候するのではなく、新しい家に引っ越したほうがいいと助言します。それでデブは早速職権を乱用し、事故物件を安く手に入れました。それでも気が晴れないのでまたロスに相談すると、ロスは、刑事時代の素の自分に戻ればいいと教えてくれます。それでデブは引っ越し祝いパーティーを開くことにしました
。
ハリソンを連れてきたジェイミーとは和解して収穫を得ますが、酔っぱらって他の女性を連れ込もうとしたクインにはますます幻滅してしまいます。またクインが絡むんですよね~。俺なんか愛したことはなかったんだろう?なんてね
。いや、最初が最初だったんだからそのぐらい分からんかな
。
ヴィンス
チェインバーに「冷凍庫キラーの証拠品」を盗まれて売り飛ばされたヴィンスは、チェインバーを解雇した後、今度は機械に強いルイス・グリーン(Josh Cooke)を弟子にします。グリーンは既にビデオゲーム開発の仕事をしているらしく、今回は殺人に関するゲームを作るためにインターンに応募したのだそうです。
ヴィンスはグリーンに、証拠品のマネキンを取り戻すよう依頼しますが、さすがのグリーンもそれはできなかったものの、証拠品がネットオークションに流出したという事実は削除してくれました。もちろんヴィンスの関与もです。
マイク・アンダーソン
シカゴ警察の殺人課で働いていたアンダーソンは、デックスの仕事ぶりを高く評価しました。こんなに仕事ができるのに、なぜこんなクズどもと仕事をしているのか?と不思議がります。デックスは、そしてデボラも、皆変わり者だけれど優秀だと説明しました。アンダーソンも徐々にそれが分かってきたようですね。
感想
冒頭でもこぼしましたが、ようやくデックスの真の姿を見てくれる人が現れた、と喜んでいたのもつかの間、そのサムがこんなにあっけなく亡くなってしまうとは思いもよりませんでした
。これからはハリーでもルディでも無くて、このサムが指導者として現れてくれればよいのにね
、ってそれじゃあ「Dexter」じゃなくなっちまうのかな
。
また、デブも良いカウンセラーに巡り合いましたね。とはいえ、こちらは「大好きな兄に関しては刑事の勘が鈍る」はずが、カウンセリングを受けることでその「無意識」が浮上してきそうでちと怖いでやんすが。
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