デクスター　ファイナルシーズン　ネタバレと感想　１＆２話　ラスボス登場

こん

2022/08/12

2021/03/01

～Dexterのあらすじと登場人物一覧はこちら😈：　Dexter　あらすじと登場人物一覧～

いよいよDexterもS8（ファイナルシーズン）に突入いたしました。いや～これまたしょっぱなから驚かされましたね～。まさか最後の最後に来て、こんなにすごい大物が登場するとは思いもよりませんでしたわ。しかもCharlotte Rampling（Jocelyn Knight＠Broadchurch）ならぴったりざんすね。え～だったらいっそのこともっと早くから出てくればよかったのに、と思うのはこれがファイナルシーズンだからですよ。ハリーもあんなにちょくちょく出てきておきながら何も言わんなんて水臭いわ～。

と感想はこれぐらいにして、以下ネタバレのあらすじです。

新たな「母」現る

マイアミ署に有名な精神神経科医のエヴリン・ヴォーグル（Charlotte Rampling）がやってきました。イギリス人の彼女はマシューズが警部だった時代に捜査協力してくれた人物だそうで、それ以降はイギリスに戻っていたのが、ちょうど１年ほど前にまたアメリカに戻ってきたのだそうです。そして今回ヴォーグルは、最近マイアミ署管内で起きた、殺害後に後頭部を切り取るという猟奇殺人に興味を抱き、自らマシューズに捜査協力を申し出たのだそう。

彼女がサイコパス研究の第一人者だと聞いたデックスは、できるだけ近づかないよう気配を消していました。が、彼女の方からデックスを呼び出します。なんとヴォーグルはデックスの正体を知っていたのです！？しかも彼女のデックスに対する知識は、デックスがシリアルキラーとなる以前からのものでした。なんとなんと、今のデックスがあるのはすべてこのヴォーグルの指示によるところだったのです。

ヴォーグルは、当時警官だったハリーから、デックスにサイコパスの兆候があると相談を持ち掛けられました。発見当時からその可能性が危ぶまれていたことから、ヴォーグルはハリーに注意深くデックスの言動を監視するよう伝えたようです。そしてデックスがとうとう「動物の殺害」では我慢ができなくなったと知ると「法では裁けない悪人」を殺すよう教育させたのだそうです。ハリーのコードの内容を決めたのはあくまでもハリーですが、これを提案したのはヴォーグルだったのだそうです。

そんなことを今更聞かされてもね～というのが、デックスの最初の反応でした。なぜもっと早く言ってくれなかったのか？特にハリーの死後は、誰にも相談できなくて困っていたのに。

ヴォーグルは「サイコパスらしからぬ言葉」に新鮮な驚きを露わにします。彼女はデックスが誰かを必要としているなど思いもよらなかったそうなのです。

ハリーの生前中も彼女に会いたかったとデックスが悔やむのも無理ないですよね。でもハリーは、デックスに自分を病気だと思わせたくなくて、彼女に会わせることを断固拒否したらしい。

ヴォーグルはデックスを「誇らしい」と称えます。あなたは素晴らしい存在よ。サイコパスは天からのギフトだわ。

でもデックスにはそう思えません。なぜならデブはデックスのせいで「壊れて」しまったからです。

目次へ戻る↑

あれから半年

デボラ

デブは警察を辞め、同じく元警官だったジェイコブ・エルウェイ（Sean Patrick Flanery）が経営する探偵会社で、しかもフリーランスで働いていました。今は宝石泥棒のアンドリュー・ブリッグス（Rhys Coiro）を追っているそうですが、いつもなら２週間ほどで成果を上げて戻ってくるのに、今回はまったく音信不通なのだそう。

そのデブに頼まれて時々協力しているらしいクインもデブを心配していました。なにせデブの留守電にはデックスのメッセージがいっぱいで、もう留守電すら残せない状態なのだそうです。

デックスはデブが心配で何度も会いに行きました。でもデブは冷たくデックスをあしらった挙句、しまいには激しく罵倒します。

You made me compromise everything about myself that I care about. And I hate you for it. I shot the wrong person in that trailer.
私が大切にしてきた私自身についてのすべてを妥協させた。そのせいで兄貴を憎んでいる。撃つ相手を間違えた。

妹のデブだけは守りたい、彼女だけは自分を分かってくれると信じてハンナを突き出したのに、結果としてデブに憎まれたと知ったデックスは激しく動揺します。そしてその心中はヴォーグルに既に見抜かれていました。デックスが抱える最大の問題は「デボラ」なのです。今回もデブを連れ戻そうとして、ブリッグスを刺し殺してしまいました。

デックスとしては、道を誤っているデブを正しい道に連れ戻したいのだけれど、自分を堕落させたいデブは、ブリッグスといるのが心地よかったようで、デックスが余計なことをしたと怒り出します。居場所を失って迷っているのは、兄貴の方だ。

しかもどうやらデブは、ブリッグスから宝石を奪いにきたエル・サポと争った挙句、彼を殺してしまったようなのです？

現場を調べてそれを知ったデックスがデブを問い詰めると、デブは、デブが犯人だという証拠を隠蔽しろと命じ、人殺しは初めてじゃないし、これからも殺すかもしれない、と開き直りました。あ～今は誰が何を言っても無理ですね。あんまり追い詰めると自殺しかねません。

あれほど、常に冷静沈着だったデックスもまた、デブ同様壊れ始めています。ハリソンがラゲルタの花瓶を割ったのを見て大声で怒鳴りつけ、また、一般市民も、車でちょっと前に割り込んだだけなのに、殺しかねない勢いでした。

目次へ戻る↑

エンジェル

エンジェルは刑事として復帰しました。ラゲルタの功績を讃える祈念のベンチの除幕式でスピーチをしながら、こんな安っぽいもので済ませるマシューズに腹を立てます。

エンジェルの家にはいまだにラゲルタの遺品があふれているそうで、その１つの花瓶をデックスに贈ろうとしました。デックスはおもむろに嫌な顔をしますが、俺のために受け取ってほしい、と懇願します。エンジェルにしてみれば、大好きなふたりが、しかも一人は亡くなったのに、いまだに憎みあっているのが耐えられないのですよね。

目次へ戻る↑

クイン

クインはやはりジェイミーと付き合っていました。ジェイミーはでも、クインがいまだにデブに優しいのが不満らしいですね。また二人の交際にとっくに気づいていたエンジェルは、クインがジェイミーにふさわしい相手になれるよう、昇格試験を受けて巡査部長になれと圧力を掛けました。やっぱりエンジェルはええ人やねえ。

目次へ戻る↑

ヴォーグルの敵

ヴォーグルがマイアミ署にやってきたのは、デックスの力を借りるためでした。サイコパスを患者にしているヴォーグルには敵も多いそうですが、ヴォーグルは、デックスにしたのと同じような「警察には話せない違法治療」をしていたため、公的な捜査は依頼できないのだそうです。

犯人はサイコパスで、殺した相手の後頭部を切り取り、その中の一部をヴォーグルに送り届けているのだそうです。この件に関しては既にマイアミ署でも捜査を始めていますが、ヴォーグル自身はそうした理由から、デックスに「始末」をしてほしいらしい。ハリーからも「デブについてもヴォーグルに相談」するよう勧められたデックスは、その依頼を引き受けました。