HOMELAND S8 あらすじと感想 第11話 英語教師
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ホームランド8~ファイナルシーズン~の第11話は「英語教師(English Teacher)」です。あ~もうドキドキしっぱなしです。以下早速ネタバレです
。
バージニア州にあるCIA本部に到着したキャリーは、地下2階に拘束されていました。そこへソールからキャリーの弁護を頼まれたというケヴィン・ダンス(Chris Bauer)がやってきて、キャリーを連れ出してくれます。ソールは保釈金を払い、キャリーが釈放される手続きをしてくれたそうです
。キャリーはソールの家に泊まることになりました。
そのソールは、バラクによる自爆テロによってますます難しい立場に立たされていました。ソールはこれがジャラールの仕業だとすぐに見抜きましたし、ジャラールも犯行声明を出したそうですが、ヘイズとゼイベルはパキスタンが約束を破ったといきり立ちます
。ジャラール(タリバン)とパキスタンは別であり、パキスタンは核保有国だという現実がまるで分かっていません。彼らの目には、中東諸国の人々はすべて「野蛮人」としか映らないのでしょう
。
キャリーは帰宅したソールに、ずばり、ロシアのつてを使ったらどうかと斬り込みました。
You must know someone who can help, not Makarov.
でもソールは譲りません。協力者などいない。欲しいぐらいだ。
が、この会話でソールは協力者を思い出します。それは1986年、ソール(Ben Savage)が東ベルリンにいた頃のことです
。
一方でキャリーは、やはりCIA本部に戻ってきたジェナに協力を仰ぎました。ブラックボックスを見つけた。その内容によればヘリの墜落は事故だったのに、アメリカは戦争に突入しようとしている。今ブラックボックスはロシアの手中にある。それを取り戻すには、ロシアにいるソールの協力者を差し出さねばならない。
ソールは東ベルリンにいた時、ある亡命作戦に関わったそうなのです。その時のことをジェナに調べてほしいと頼みました。ジェナはもう二度とキャリーを信じないとキッパリ断り、キャリーの企みをソールに伝えると豪語します。
ジェナはソールに会いに行くと、キャリーがバカげた話をしていたと切り出しました。
Like there's this black box she found that proves Jalal didn't shoot down the helicopter-- it was a mechanical failure-- but Yevgeny stole it from her. And if she could just get it back, she could save the world.
ジャラールがヘリを撃っていないことを証明するブラックボックスがあるらしいわ。あれは事故だったそうよ。でもグロモフがそれを盗んだ。もしそれを取り戻すことができれば、世界を救うことができるんですって。
ソールは、それはすべて事実だと答えます。That's true, all of it.
そしてソールはキャリーのことを絶賛し、ジェナにもまた、キャリーのように行動しろと促しました。
Everything she does is because she never loses sight of what's important. And honestly, she's the only person I've ever known I can say that of.
彼女は行動する時必ず何が重要かを見定めている。正直なところ、彼女のような人間を他に知らない。
You have to decide for yourself what matters.
君も君自身にとって大事なことを見極めてほしい。
法廷に証人として呼ばれたジェナは、自らの印象を翻すことはできませんでしたが、まだ証言はできないと断ってくれました。
一方のキャリーの罪状は惨憺たるものでした。少なくとも8件のテロや殺人で起訴されています
。さすがのキャリーも発作を起こしそうになったほどです。
そこへシャーロッテ・ベンソン(Robin McLeavy)というグロモフの友達だと名乗る女性が現れました。その後は彼女がグロモフとの連絡を取ってくれます。グロモフは今クレムリンにいるそうです。
またソールはタスニームに連絡をし、ジャラールを引き渡してほしいと頼みました。それが唯一の打開策なのです。タスニームは、居場所を知っているくせに知らないと嘘をつきましたが、後にゼイベルに情報を伝えてきました。ゼイベルは、ソールの交渉など当てにしていないと豪語し、ジャラールが潜伏していると思われる建物を爆破します。
ソールはすぐにニューヨークに飛びました。国連本部に向かったようです。そこではパキスタンが安全保障理事会に、昨夜のアメリカの襲撃についての決議を要求していました。が、ソールの目的は別にあります~「協力者」に助けを求めることです
。会議が終わった頃室内に乗り込んだソールはマカロフに食って掛かるふりをして、その近くにいたミロフの通訳(Tatyana Mukha)に状況を伝えました。ロシアはブラックボックスを持っている!!
一方でジェナはキャリーの望みを叶えてくれました。ソールが当時亡命させたのは、アンドレイ・クズネツォフ(Sergey Nasibov)という語学学校の生徒だったそうです。現在はサーナウという名前で証人保護を受けていると聞いたキャリーは早速彼に会いに行きました
。当時の歴史を調査していると語るキャリーをクズネツォフはそれほど疑わずに質問に答えてくれます
。
当時ソールは彼と密会するのに、赤い革のタウフニッツ版を利用していたそうです。書店のショーウィンドウで場所を変えて置いておくそう。案の定、通訳の彼女は早速書店に入り、赤い革表紙の本を手に取りました。
彼女は英語学校の教師だったらしく、クズネツォフが亡命した後、彼女の生徒たちが拷問された上に銃殺されたらしいのですよね。そんな国のやり方に怒った彼女は、アンドレイの後を継いでスパイになるとソールに明言したのだそうです
。実際、ソールの身元が割れて殺されそうになった時に救ってくれたのも彼女だったらしい
。
そしてキャリーもまたクズネツォフの写真から「彼女」に辿り着きました。キャリーは、ソールの自宅にあった赤い革表紙の本を徹底的に調べ上げ、ソールが「彼女」と連絡を取っていたことを確信します。でも名前は分かりません
。
そこでキャリーはグロモフに、KGBの名簿を寄こせと交渉しました。でもグロモフは、英語学校のクズネツォフのことはとっくに調べ上げており、名前が分からないのでは話にならない、と却下します。そしてグロモフは恐ろしい要求を突き付けてきました
。
If you can't find the asset, you can still take Saul out of the picture. Kill Saul.
協力者が見つけられないのなら、ソール自身を消せばいい。ソールを殺せ
も~とんでもないことになってしまいました。ブロディにピーター、そしてマックスまで失ったキャリーは「本当に大事なこと=祖国を守ること」のためにソールまで手にかけようとするのでしょうか?
キャリーに資料を渡したジェナが、もうCIAを辞めると言った気持ちが分かりますよね。キャリーを助けるために特殊部隊の居場所を教えたら、彼らは皆殺しにされた。この資料を渡して「協力者」が見つかったら、彼もまた殺されるだろう。ジェナにはそれらの悲劇が「国を救うためには仕方のない犠牲」だとは到底思えないそうです。
I got into this thinking I would make things better. But I don't actually believe that anymore. All I see is damage.
私がCIAに入ったのは物事をよりよくできると思ったから。でももうそうは思えない。ダメージしか見えない。
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