HOMELAND S8　あらすじと感想　第５話　後退

2020/08/25 2020/09/08

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ホームランド８

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ホームランド８～ファイナルシーズン～の第５話は「後退」で原題は「Chalk Two Down」です。後者は４話の副題を受けての命名ですね。あ～なんと痛ましい展開でしょうか。以下早速ネタバレです。

3機のヘリが墜落したことにより、ヘイズ副大統領はこれをタリバンの仕業と決めつけ、自分は和平交渉に反対だった、と息巻きました。ソールは、まだ大統領の死亡は確認されていないし、タリバンの仕業かどうかも断定はできないと訴えますが、誰も聞く耳を持ちません。

唯一キャリーだけはソールをなだめようとしました。ソールは、９．１１からずっと間違えてきた、今再び間違えるわけにはいかないのだと主張します。

We've been through this before after 9/11 . We did everything wrong.

キャリーはそのソールの指示を待ちました。Tell me what to do. 何をすればいいか言って。

キャリーはソールに命じられて再度バグラム空軍基地へ行き、運行管理の情報をすべて調べあげました。そこで、大統領の乗ったヘリが飛ぶ直前に変更されていたことが判明します。そうした変更はよくあるらしく、整備士たちは何も疑問に思わなかったようですが、キャリーはすぐに、その変更を命じた主任整備士のウォーリー（Michael Rabe）に話を聞くことにしました。他の整備士たちは彼が寝ていると思ったようですが、部屋に姿はありません。

仲間の一人が行先に心当たりがあるというので早速出かけたところ、ウォーリーは、イスラム人の妊娠した恋人と一緒にいました。その様子を見たキャリーは、ウォーリーが細工をした可能性は低いと判断したようです。

大統領の到着を待っていた会場では、タスニームがグロムに「事故」の可能性を告げました。グロムは早速アメリカ側の職員を脅して確認を取ります。ヘリが落ちた。

現地では、マックスを始めとする前哨基地の兵たちが、墜落現場に派遣されました。マックスは墜落したヘリのどれかに乗る予定だったそうです。そして彼らは、二人の大統領を始めとする乗客がすべて死亡しているのを確認しました。その状況をホワイトハウスで見ていたヘイズはさすがに動揺を隠せません。ウォーナーが亡くなった今、ヘイズがその後を継がねばならないからです。

またソールはすぐにグロムに事情を伝えました。ソールは足並みをそろえたかったようですが、グロムはそうはいきません。今やグロムもまたアフガニスタンの大統領となったからです。もう、したくない妥協は一切しません。勝手に記者会見を開き、タリバンが裏切って大統領を殺したと公表しました。その報復としてハッカニを捜し出して殺すつもりです。タスニームに対しても、これまでは親しくしてきたが事情は変わったと伝えました。2時間以内にこの国を出て行け。さもなくば命の保証はできない。

墜落現場には実際タリバン兵が現れます。マックスの仲間たちは懸命にヘリを死守しようとしますが、もう限界でした。将軍は彼らの要望に応じて全員を避難させようとしますが、ダンは反対します。遺体を奪われてしまうからです。そうなったら、大統領の遺体は必ずネットでさらし者にされてしまいます。

グロムがハッカニを捜しているとの連絡を受けたソールはキャリーに戻ってくるよう指示し、すぐにハッカニにも連絡しました。ハッカニは何も知らなかったようで、裏切ってなどいない、休戦状態を維持している、と説明します。ソールは和平交渉を実現するためにも、何としても生き延びてくれ、と伝えました。が、グロムの警戒態勢は想像以上で、逃げるのはかなり難しそうです。

ダンは、遺体を奪われないために現場を爆破させようと言い出しました。ソールは、それでは原因が分からなくなると反対しますが、将軍は「タリバンだ！」と明言します。そして爆破の決定はヘイズ副大統領に委ねられました。ヘイズはさんざん迷いましたが、デヴィッドに背中を押されて爆破を命じます。

爆破命令が出た後、キャリーが戻ってきてそれでは証拠が無くなると反対しました。が、もう間に合いません。それでキャリーは、現地にマックスがいることを思い出し、マックスにブラックボックスを回収してくるよう命じました。マックスがギリギリまで粘った結果、マックスを除く全隊員が射殺されてしまいます。も～ここは本当に悲しかった。オレンジ色のブラックボックスを回収したマックスもまたタリバン兵に見つかり、両手を上げて降参せざるを得ませんでした。