ミーユエ~王朝を照らす月 あらすじと感想 第61&62話 逃走
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中国時代劇、【ミーユエ~王朝を照らす月~】の61話は「空位の王座」、62話は「逃走」です。いや~最後、いったい誰があそこにいたのでしょうか?
やはり魏頤の妊娠は嘘っぱちでした。魏夫人は、とりあえずどこかから赤ん坊を連れてきて周囲を騙した後、いずれは華公子の息子に王位を継がせるつもりなのだそうです
。
一方の羋姝は、華公子を牽制するため、蜀候となった恢公子に接触しました。それを知った華公子も、恢公子に敵意を抱きます。
新王の擁立を話し合う朝議には、この二人を始め、稷を除くすべての公子が集いました。羋姝はそこで「立派な桃」を餌に、彼らの闘争心をあおります。
羋姝は朝議で争いが起きたら一気に兵を繰り出して華公子を殺すつもりだったようですが、華公子は自分の兵を呼んで返り討ちにします。恢公子も華公子に斬り殺されてしまいました。
以前は恵文王というストッパーがいたためか、もう少し思慮深かったような気もするんですけど、最近の羋姝には諫める者がいない、まさに裸の王様で、そのやることなすこと浅はかですよね。
さてユエはと申しますると、五婆を通して陶尹の息子の婚礼衣装の制作を頼まれました。つづれ織りの衣装を作って金糸で刺しゅうを施し、真珠や瑪瑙も図柄に縫い込むという衣装を仕上げれば、数年は働かなくて済むほどの報酬をもらえると聞いたユエは、ためらいながらも皆のためにこの仕事を引き受けます。
つづれ織りの衣装とは、かつては葵姑が莒妃のためにこれを縫い、威后の嫉妬を買ったために破棄せざるを得なかったほど壮麗な衣装なのだそうです。
が、五婆が手付金と一緒に持参した材料の中には、肝心のつづれ織りの布がなく、宝石と金糸しかありませんでした。ユエは不審に思って理由を尋ねますが、五婆は、陶夫人の腹心だという柳が慌てて忘れてきたと答えます。明日私が取りに行きます。
でもユエは不安をぬぐえませんでした。あまりにも急な話の上に、着物に埋め込む以外の宝石がたくさん入っていたからです。
ユエはその勘を信じるべきでしたよね~。案の定、これは羋茵の仕掛けた罠だったのです!
一方で、町へ出かけた稷は黄歇に出会いました。黄歇はユエが刺繍した布を道端に置き、その花の名をを当てたら賞金を出すと言って、ユエを捜そうとしていたのです
。稷は得意げに花の名前を言い当てました。楚でのみ咲く藪茗荷~母の好きな花です!
黄歇はそれが稷だと気づき、あとでユエに会いに来ると約束しました。
そこへ廷尉右丞が部下を引き連れてやってきました。陶尹の家から金銀財宝が盗まれたというのです。彼は既に五婆を捕まえており、ユエが黒幕だと言いがかりをつけました
。
右丞がユエ達を連行しようとしたところに、今度は黄歇が現れます。黄歇に反論された右丞は、部下が見つけた白貂の外套が証拠だと息巻きました。こんな貧乏暮らしでこのような贅沢品を持っているのが何よりの証拠だ!
これは以前蘇秦が稷のために取り戻してくれたのです。
稷は、葵姑の形見の外套を奪われまいと、必死で食って掛かりました。稷が右丞に突き飛ばされたのを見た貞は、右丞の腕に噛みつきます
。宝児に何をするっ!!
それで右丞は貞を斬り殺してしまいました。怒ったユエは、稷が練習していた軟鞭を手に取り、右丞の頭を殴りつけます
。よくもっ!!
そこへ今度は、なんとなんと、翟驪までやってきます!?翟驪は、ユエが燕で虐げられていると聞いて助けにきてくれたのだそうです
。
いや~黄歇と翟驪がユエ親子を庇って戦う日がこようとは思いもよりませんでしたね。だって、黄歇をあんな目に合わせたのが、この翟驪と虎威なんですからね
。
そこに、かねてより右丞の横暴さに腹を立てていた民たちも加わって、右丞とその部下たちは皆殺されてしまいました。
いつまでも貞に取りすがって泣いている稷を見たユエは、隣人に貞を弔ってもらうよう金を渡します。稷は、貞にもらった小さな縫いぐるみを手に、泣く泣くそこを後にしました。右丞を殺したからにはすぐに追手が来るはずだからです。
翟驪は、今度こそ義渠に行こうとユエを誘いましたが、黄歇は楚に帰ろうと促しました。楚には戎もいて、かなりの苦労を強いられていると聞いたユエは、居てもたってもいられなくなります。ユエ自身もまたこれまでに何度も故郷の汨羅江の夢を見たのだそうです。
それに、何といっても黄歇は初恋の君ですからね。ユエは、恵文王のおかげで成長できたと心から感謝していましたが、ユエのためにすべてを捨てようとした、実際に命まで失うところだった黄歇には、最も大きな借りがある、と考えていたのだそうです。黄歇はユエ以上の女性にはいまだに会えず、ずっと独身を通しているそうです
。
また黄歇は、張儀が故郷の魏に戻って亡くなったと教えてくれました。あ~これはかなり残念ですね。稷が王になって、ユエがその補佐をする時が来たら、張儀にはぜひ参謀として活躍してもらいたかった。これまたあのアホな羋姝と蕩のせいでやんすね
。
そういえば、嬴夫人の命令でユエを捜しに来ているはずの庸芮は今頃どこにいるんでしょうね?
一方の羋茵は、ユエに逃げられたことでますます常軌を逸し、夫の留守をいいことに勝手に兵を繰り出して、斉にも援軍を要請しました
。菱児はすぐに蘇秦に会いに行き、ユエを助けてほしいと頼みます。
蘇秦はすぐに易后と郭隗の出先に赴き、羋茵の悪行を報告しました。羋茵が送った部下から話を聞いた郭隗は羋茵の愚かさに呆れ果て、易后に先んじて馬を走らせます
。
となると~エラソーに将軍たちに檄を飛ばしていた羋茵を最初に諫めるのは郭隗でしょうか?もうわしの手には負えん、って嘆いてましたから、今度こそ離縁でしょうか。早く羋茵がやっつけられるところが見たいですね~
。隗より始めよ(政治改革)じゃなくて「羋茵から始めよ
」(家庭内改革)ですよ
。
最初に81話と聞いた時は長いな~と思ったものだけれど、琅琊榜が終わった今となっては、ミーユエが続いていてくれて助かりました。続きもとっても楽しみですね
。
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これまでに視聴した韓国ドラマの視聴リストはこちらです
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