刑事ルーサー ネタバレと感想 第3話 いけにえの子羊
英国ミステリー、【刑事ルーサー】は3話でほぼほぼハマってきました。何よりルーサーのキャラがイイですね~
。武骨で一徹で悪を倒すためなら自らの手を汚すこともいとわない
。いまだにアリスは苦手だけど
、彼女がルーサーを放っておけない気持ちは分かります
。
以下第3話「いけにえの子羊」のネタバレです。
乳児の母、カーステン・ロス(Catherine Hamilton)が何者かに連れ去られました。カーステンの家の壁には隙間が無いほどの血文字が残されています。
ルーサーとローズ・テラーは10年前の事件を思い出しました。当時もやはり同じように子どものいる女性が誘拐されて、壁には血文字が残されていたのだそうです。
当時の犠牲者はグレース・アレン、事件の3か月後には共犯と名乗る男から、主犯はルシアン・バージェス(Paul Rhys~Sirジョン・コンロイ@女王ヴィクトリア)との密告がありましたが、証拠がなくて逮捕できなかったのだそうです。
バージェスは、アレイスター・クロウリーというオカルティストに影響を受け、自らもカルト教団を創設しています。壁の血は、生きている人間から抜き取った新鮮なものだと当時は判断されましたが、今回の血を調べたところ、10年前の被害者、グレースの血液だったことが判明しました。
また壁の血文字は左手で書かれたものですが、バージェスは右利きだと主張したそうです。これは後にルーサーが物を投げたところバージェスが左手でキャッチしたのが確認されています。
10年前、バージェスの尻尾をつかもうとした警察は、リチャード・ヘンリーという巡査部長(Andrew Tiernan)をおとり捜査に送り込んだそうです。ルーサーが会って話を聞いたところ、バージェスはヘンリーの正体に気づきながら知らないふりをし、ヘンリーは1年3か月もの間、カルト教団で屈辱的な経験をしたのだそうです。
ある時バージェスはヘンリーを拘束し、グレースの写真を見せました。その時グレースはまだ生きていたそうで、バージェスは得意げにヘンリーを挑発したそうです。
ヘンリーは我慢の限界に達し、バージェスを半殺しの目に遭わせたのだそう
。
彼は今でも奴を殺せなかったことを後悔しているそうで、もちろんルーサーは共感しきりでした。I know exactly what that feels like.(ああ、それがどんな気持ちだったかよく分かるさ)
それでヘンリーは捕まった上に警察を解雇されたというのに、バージェスは政府から賠償金をせしめた上、タブロイド紙に話を売り、それを回想録として出版したそうです。それが「いけにえの子羊」(Sacrificial Lamb)です。
グレース・アレンの遺体が発見されたのはその1年後でした。場所は鉄道の線路脇、死後に冷凍された遺体には血が一滴も残っていなかったそうです。その血が今回の犯罪に使われたということは、10年前の血文字も、他の誰かの血が使われていたということでしょうか。
テラーは、どんなにバージェスが怪しく思えても、決定的な証拠がないうちは決して近づくな!と命じました。警察の威信を潰された10年前の轍は決して踏んではならないのです。
そんなところへ、マーク・ノースがルーサーを訴えてきました。アリスが女の子たちに金をやってノースを襲わせたのです。その時、いかにもルーサーに頼まれたかのように話したため、ノースはてっきりルーサーの仕業だと思い込みました。ゾーイは否定しましたが、耳を貸しません。
テラーは、問題続きの今、こんなことが表沙汰になっては庇えないとルーサーに忠告しました。ルーサーはアリスに電話をし、もう構ってくれるな、と釘を刺します。こんなことをしてもゾーイは戻ってこない!
でもこの件に関してはアリスが正しかったようですね。ゾーイは、皆がルーサーを疑っても自分だけは信じるべきだったと反省し、ルーサーの求めに応じました
。(
)
またアリスはノースを脅し、訴えを取り下げさせています。
それはさておき、ルーカスはヘンリーの話から、犯行現場が船だったのではないかと推理しました。リプリーが早速調べたところ、バージェスと接点のある船主が浮上します。ふたりはかつてともにコカインの所持で逮捕されましたが、バージェスがすべての罪をかぶって服役したのだそうです。
その借りを船で返してもらったバージェスは、その船を全くの他人名義で登録したそうです。これを合法的に調べるためにはたくさんの手続きを踏まなければなりません。
船主は、法廷には行かないという条件ですべてを明かしてくれたため、ルーサーは秘密裏に船を捜しに行きました。予想通り、その船にはカーステンが監禁されていましたが、既に血を抜かれて冷凍されてしまったようです
。
リプリーはすぐにカーステンの遺体を保護しようとしましたが、ルーサーは「確証」を得ないとまたバージェスに逃げられると力説し、現場をそのままにして戻ってきました。リプリーは不満げでしたが、ルーサーは耳を貸しません。
署に戻ったリプリーは、ルーサーのノースに対する暴行を調べに来た苦情担当のマーティン・シェンク(Dermot Crowley)に事情を聴かれましたが、仁義を守って何も言いませんでした。それでも、こんなことを続けちゃいけない、とルーサーには忠告したようです。
そのルーサーは変装をしてバージェスを路上で殴りつけ、その血液を奪ってきました
。ルーサーから協力を依頼されたイアンはバージェスに電話をし、ルーサーがバージェスの犯行現場に証拠を仕込んだと伝えます
。
俺の相棒は今令状が取れるのを待っている、その間、現場に誰も入れさせないようにするから、金をよこせと脅しました。
バージェスは承知し、急いで現場に駆け付けます。ルミノールで自分の血痕を探そうとしていた現場を、ルーサーに抑えられました
。バージェスが挑発に乗ってぺらぺらと自供したのもすべて録音しています
。
10年前の血痕は誰のものだったのか~が気になるところですが、そこまではやらんのかしらね?
次回はどうやらマドセンの意識が戻るようでしたね?またアリスが何かやらかすかと思うと、ルーサーが気の毒になってきますが。
そのアリスも、両親殺害の動機について、ちょっとだけ話していましたね。なめてもらっちゃ困る、アタイは他のサイコ野郎とは違うんだ
、と言いたげでした
。その違いがどこにあるのか、見極めるのもちょっとだけ楽しみになってきました
。
これまでに視聴した欧米ドラマの視聴リストはこちらです: 視聴ドラマ一覧~欧米ドラマ編
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