ミスター・メルセデス S1 ネタバレと感想 4〜6話 不幸の形はそれぞれ違う
【ミスター・メルセデスS1】の4話から6話まで視聴しました。これを見ていて、思わず、アンナ・カレーニナの冒頭をまざまざと思い出しちゃいましたよ💦。幸福な家庭はどれも似たものだが、不幸な家庭はいずれもそれぞれに不幸なものである。以下、ネタバレのあらすじです。
カージャックの手口
ジェイコブは、鍵は絶対にロックしていたというオリヴィアの主張は嘘ではないと説明しました。詳しいことはよく分からんので省きまするが😅、アナログで鍵をコピーするのと同じように、リモコンでドアを開け閉めする際のデジタル信号を空中でキャッチ&コピーすることが可能なのだそうです。ビルが早速、メルセデス・キラー事件の前に、車に関する軽犯罪がなかったかどうかを調べたところ、数件の被害者が浮上しました👍。
でもそれが分かっていながら、ビル自身がまた安易にリモコンで車をロックしちゃうんですよね😔。いや、それをやっちゃいかんのだってば😨。案の定、駐車場にはブレイディがいて、しっかりコピーしていましたし😈。
ブレイディの反撃
ブレイディは、自分を挑発してきたビルに反撃を試みました。まずは除草剤を買って毒を守ろうとしたようですが、偶然ホームセンターのレジに、昔の、しかも科学の教師がいたらしく、疑われるのが怖くて断念します。それで(たぶん)家にあった殺鼠剤をミンチに混ぜて、ジェイコブの家のワンコを毒殺しようとしました😠。でもそれもジェイコブが戻ってきたのを見て慌てて逃げ出します🐒。その様子を見たジェイコブは「ヤツに違いない!💢」と確信してビルに伝えました👍。
このブレイディ、人に見られない時は信じられないほど残忍な妄想を膨らませたり、実際にクレーマーの顧客を例のリモコンで信号を操作して殺害したりもするのだけれど、思いもよらぬハプニングへの対処は苦手=機転は効かないみたいです😏。
更なる挑発
ビルは再びブレイディを挑発します。その時、ジェイコブから聞いた「ヤツの車」の車種を巧みに盛り込んで、ブレイディを追い詰めました。ベテラン刑事のビルには大体の犯人像が掴めていたようで(ステレオタイプ😈)、それがほとんど合っているのがまたブレイディには屈辱でしかありません😱。お前のようなクズはママとやってるんだろう😏?と。
降って湧いたチャンス?
ブレイディの職場の店長、フロビッシャーが、その店長の座をブレイディに譲りたいと言い出しました。自分はそれ以上の昇格を狙っていたようです。ブレイディも満更ではなかったようなのですが、その前日にデボラがボヤを起こしました。もうこれが1度や2度じゃないらしく、消防職員からは「罰金」を要求されました。デボラはブレイディの「ご機嫌」を取ろうとします。ブレイディは、明日は大切な面接があるからと止めようとしますが、それなら尚更気持ち良くしてあげる、と譲りません😨。ブレイディの脳裏にはビルの嘲りが浮かんだことでしょう。相手はママか?😁
ブレイディは本気でデボラを突き飛ばしました💢。これでデボラは一念発起するのですが、それはさておき、ブレイディは面接で大失敗します。そもそもブレイディの頭の中には殺人と性の衝動しか詰まっていないため「管理職」として適正な意見など吐けるはずがないのです。
不幸の形
さて、冒頭でも触れましたが、登場人物が背負っている過去=不幸についてもあっさりまとめてみました😎。
ビル
まずは主人公のビルから参りましょうか。ビルには元妻=ドナ(ナンシー・トラヴィス)との間にアリー(マディー・ハッソン)という娘がいました。アリーはアルコール依存症で、3度目の飲酒運転で捕まったのを機に、ビルが逮捕して刑務所に入れたようです💦。ビルとしては、犠牲者が出てからでは遅いとの憂いからだったようですが、逮捕当時、まだ幼さの残っていたアリーはもう2度とビルを許さなかったようですね。今は病院(更生施設?)にいるらしいですが、ビルの電話には出ようとしません😔。
ビルと意気投合し、ついには一夜を共にしたジェイニーは、アリーに連絡するよう勧めます。まだ間に合う(It's not too late)〜何度も繰り返されるオープニングの歌詞が思い起こされます。
デボラ
デボラはかつてチアリーダーに所属しており、誰もが憧れるスター選手のノーマン・ジョセフと結婚してブレイディを産んだのだそうです。それが、そのノーマンが仕事中に感電死し、その3年後にブレイディの弟のジェラルドが亡くなってからは堕落の一途を辿ったらしい😔。このジェラルドはどうやらブレイディが階段から突き落として殺したようです😨。ジェラルドはその少し前にリンゴを喉に詰まらせていたようなのですが、それがせっかく助かったらしいのにまた殺したというからには、そこで目覚めてしまったのでしょうか👎。
デボラは、そのノーマンが好きだったという真っ赤なミニのワンピースを来て、ブレイディとともにノーマンの墓参りにやってきました。彼女は、アル中で近親相◯だけど、彼女なりの信仰は持っていたようで、二人は天国にいると信じていたようですね🌹。ブレイディの異常性もなんとなく察しながらも、たった一人残された大切な家族だから、とついつい目をつぶって欲に溺れてしまうようです😓。
それでもなんとか一念発起し、家中のアルコールを全て破棄して、再就職に出かけていきます😵。デボラは昔美容師だったようですね。でも勤務先でも酒のせいで客と喧嘩をし、その店を潰しかけて辞めたらしいです。店の前で、当時のことを知る男と再会しますが、男はデボラの体目当てで近付いただけでした。それを察したデボラは、一旦は拒絶したものの、結局は抱かれてしまったのでしょうか🙄。
その上、せっかく断酒しようとしていたデボラに、ブレイディは「急に止めると体に悪い」などと嘘をついてまた飲ませちゃうんですよね。最初はデボラがブレイディをダメにしているのかと思ったけど、実際は逆なのかもしれませんね😈。
オリヴィアとその遺族
メルセデス・キラーのせいで姉を失ったジェイニーは、一時は「その気になればなかなかチャーミングなビル」に惹かれて一夜を共にするのですが、その後、介護施設に入居中だった母=エリザベス・ウォートン(Katharine Houghton)の証言から、姉のオリヴィアが自殺したのはビルの言動も一因だったと知って愕然とします。ビルは当時、オリヴィアが悪びれるどころか、車のことばかり心配していたことに腹を立て、そのことをマスコミに暴露したらしいのです😱。普段は「認知症」扱いされていたエリザベスがこれをしっかり覚えていました。ジェイニーは、ビルの謝罪を拒絶して追い出します😤。
これで、隣のアイダを泣かせて(?)まで結んだ関係もあっという間にジ・エンドです。またここではオリヴィアの従姉妹だというホリー・ギブニー(Justine Lupe)が、おそらくは娘のアニーを彷彿させるキャラクターとして登場しました🌸。ビルはどうやら少し精神に障害を持つらしいホリーにとても優しく接します。アニーにもそれぐらい愛情を持って接していたらよかったのにね💦。
このホリーはビルに、オリヴィアには自殺を迫る手紙が何度も送られてきていた、と証言しています👍。
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