This is Us 2 あらすじと感想 第10話 ナンバー3
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【This is Us 2】の第9話は「ナンバー3」(Number Three)です。人間は往々にして過去に学べない=同じ失敗を繰り返すものですが、このランダルは常にシッカリ学んで生かしていますね~素晴らしいです。以下ネタバレのあらすじです
。
過去はこれまで見てきたナンバー1&2と同じ時期を扱っています。ランダルがあの日ジャックとキャンパスツアーに行ったのは、ハーバードではなくハワード大学だったのだそうです。
ハワード大学は名門黒人大学として有名な私立大学らしく、その選択は、レベッカはともかくジャックを少なからずガッカリさせたみたいですね。ジャックは息子がアイビーリーグに入ることを心から誇らしく思っていたようです。
ランダルは、幼馴染のキース(Chris V. Pipkin)から事前に話を聞いていたらしく、ケヴィンの試合と重なるけど試合はいつでも見に行けるとジャックを説得したのだそうです。まさかそれが最後の試合になるなんて夢にも思わなかったでしょうからね。
ハワード大学にはほとんど黒人しかおらず、ランダルはそこでこれまでに感じたことの無い感覚を味わったそう。
If I ruled the world, I had that same feeling when I came here. Feel like Malcolm at Mecca. Like you're not alone.
ここに来た時、世界を支配したような感覚に襲われた。メッカに巡礼したマルコムも同じ気持ちだっただろう。君はひとりじゃないって。
ジャックは終始ランダルの意見を尊重しましたが、その帰り道では無念さを吐露せずにいられませんでした。
I mean, Harvard is Harvard. You know, Ivy League.
ハーバードはハーバードだ。アイビーリーグだぞ!
ジャックは、ランダルが友だちにジャックを紹介した時に、ジャックが白人だから躊躇しただろうと指摘しますが、ランダルは、まさにその時のジャックが抱いただろう表現しがたい感情こそ、自分がいつも抱いているものなのだと告白しました。
Not like mad, but just off balance.
怒ってるんじゃなくてバランスが取れない感じなんだ
ジャックはこれに理解を示し、ランダルをベトナム戦争戦没者慰霊碑に連れて行きました。当時徴兵の様子はテレビで流れ、ジャックの人生はそこで大きく変わったそうです。戦地での体験は口では言えないほど辛く、戻ってきた時はまさに「off-balance」だったと打ち明けました。
I was out of place in every place that I went.
どこへ行っても場違いな感じがした
でも必ずまた道は見つかると励ますジャック。失っては見つけ、見つけては失うを繰り返すけれど、ランダルならきっと正しい選択をする、と断言します。
The choices you make are gonna be spectacular, because you are spectacular, son. Own it. Run with it.
おまえは立派だから、おまえが選んだ道は立派だ。それを認めて突き進め
そこでケイトからポケベルで連絡が入り、ケヴィンの事故を知ったそうです。
ジャックの励まし通り、今の成功と幸せな家族を手に入れたランダルですが、遺伝子学上の両親についての感情(off-balance)を整理できたのはつい最近のことですよね。そのウィリアムは亡くなる前、ちょうど感謝祭の後に、ランダルにあることを打ち明けたそうです。
ウィリアムは、会おうと思えばもっとずっと前、ランダルが9歳の頃にランダルに会うチャンスがあったのだそうです。それはレベッカが、ランダルから両親について尋ねられたことに迷い、ウィリアムを訪ねてきた時のことでした。ちょうどウィリアムは更生して仕事も始めたところだったので、会おうと思えば会うこともできたのです。
でもレベッカは急に怖気づいて逃げ出してしまったため、ウィリアムは20ドルを掴んでタクシーに乗り、その後をつけて行ったのだそう。
そこでもしチャイムを鳴らしていれば、家族として一緒に住めなくても、せめて記念日にはランダルの成長を見られたかもしれなかった、幸せな時間を共有できたかもしれなかったのに、家の前に泊めてあった3台の自転車に、それぞれ「Number 1」「Number 2」「Number 3」と書かれていたのを見て断念してしまったのだそうです。
I didn't know what bike belonged to you. I figured one of them was your nickname, but a nickname that I didn't know from a life I had nothing to do with.
ウィリアムにはどれがランダルのものか分からなかったから。ウィリアムの知らない呼び名と彼の知らない人生があったから。
ランダルは、この時の父の想いと、自分が抱いていた感情をどう分析して整理したのかは、ランダルがデジャに対してとった行動に現れます。
デジャはランダルのアドバイスをもとに学校で「光合成」に関する発表をすることになりました。一生懸命勉強するデジャを見て嬉しそうに「寒い(corny)ギャグ」をいうランダルを、デジャがさらりとダメだしする姿は、もうすっかり仲の良い家族です
。
そこへなんとショウナがやってきました。不起訴処分で釈放されたからデジャを迎えに来たというのですが、ランダルとベスは断固として追い出そうとします。デジャもまた声を聞きつけて出てきましたが、手続きをしてからでないと無理だとショウナを説得しました。ランダルとベスはリンダにも、あんな母親にデジャは絶対渡せないと息巻きます。そのために弁護士を雇う!!
でもランダルは、こっそりショウナの家を覗きに行きました。するとショウナはこの上なく嬉しそうな顔で、デジャのための洋服をたくさん買っていたそうです。
今ここで親子を引き離しても良いのだろうか?
ランダルはデジャを帰すことにし、ベスもこれを承諾しました。デジャはベスと子どもたちだけではなく、ランダルともハグをしてお別れします。ランダルやベスにも、そしてショウナにもそれぞれ気を使うデジャがなんとも健気でしたね
。
ランダルはそんなデジャに、一生懸命頑張れば大きな家と素敵な車(Big house, fancy car)が手に入る、と励ましました。ショウナにはいつでも力になるからと声をかけます。子どもたちを連れて遊びに行くから。
ランダルとベスは、この後もまた里子を取ろうと約束しました。ランダルの予想通り、次は男の子のようですね。
そこへケヴィンがやってきます。追いつめられたケヴィンは自分のことを相談しに来たのですが、ケイトの流産を聞かされて言えなくなり、酒を飲んだ上で出ていってしまいました。次々と人の居なくなる家に嫌気がさしたテスが、まさか車の後部座席に隠れていようとは夢にも思わずに
。
アイツを殺してやる!!
ケヴィンが飲酒運転で捕まったという連絡を受けたベスは、ランダルより先に自分が殺す!と息巻きました。
最後は病院でケヴィンの検査結果を待っていたジャックがランダルに語った言葉です。
It's been that way since you guys were babies. And when one of you falls down, the other one's standing up.
お前たちが赤ん坊だった頃からずっとこんな感じだった。誰か一人が転ぶと、誰かが立ち上がる。
今度はケヴィンが立ち上がる番ですね。
「This is Us 2」は続きもとっても楽しみですね。
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This Is Us: A Guided Journal For All of Us
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