This is Us 2 あらすじと感想 第11話 家族セラピー
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【This is Us 2】の第11話は「家族セラピー」です。原題の「The Fifth Wheel」(予備車輪)はセラピーでのケヴィンのセリフですね。
You know, like I was a like, fifth wheel of the family.
ほら、俺って家族の予備車輪みたいなもんだから。
ようやく本音が言えて何よりでした。以下ネタバレのあらすじです
。
ケヴィンは、飲酒運転で逮捕された後、裁判にかけられてリハビリを命じられたそうです。まるで高級ホテルのような施設に1ヵ月いた後、家族が呼ばれました。
レベッカとミゲル、ケイトとトビー、そしてベスとランダルがやってきますが、ベスだけは「テスを危険な目に遭わせた馬鹿な兄弟」には会いたくないようで、最後まで文句を言っています。一方のケイトは、双子のケヴィンと1カ月も話さなかったのは生まれて初めてだ、しかも辛い時なのに、と反省しきりでした。I let Kevin get sent to rehab.(私が彼をリハビリに追い込んだの)
トビーは君も大変だったのだからと慰めながら、出かける直前、あれからすっかり立ち直ったかに見え、前向きな姿勢を「Ka-Toby roll」と呼んでいたケイトが、実は隠れてジャンクフードを食べていたことを知って愕然としますが、今は追及すべきではないと黙って付いて行きます
。
ケヴィンは思いのほか元気そうで、ベス曰く「まるでアルパチーノのように」皆に謝り、皆(ベス)の不満を封じ込めてしまいました。
しかもカウンセラーのバーバラ(Kate Burton)は、これから行うセラピーはとてもデリケートなものだから、本当の家族以外=「The Others」(「邪魔者」は僻み過ぎやろ)は出ていってもらうと宣言します。つまりは「Pearsons」(ピアソン家)だけで話そうというのです。
トビーは戸惑っていましたが、ベスはむしろさばさばした様子で、トビーとミゲルを促しました。早く出ましょ
。
こうして「家族」だけになってもまだ、ケヴィンは本音が言えませんでした。一人前の大人らしく、今回のことで迷惑をかけたことを詫び、特にケイトには、一番大変な時に側にいてやれなかったと謝罪します。
バーバラは、それじゃあまだまだよそよそしいと指摘し、他に言いたいことがあるだろうと仄めかしました
。
ケイトはすかさずジャックのことだろうと切り返します。ずっと言ってたでしょ?ちゃんと話すべきだって!
が、ふたりが言いたかったのは、ジャックのことはジャックのことでも、亡くなった時のことではなく「依存症」の話でした。バーバラは、ケヴィンの依存症はジャックからの遺伝によるものかもしれないと指摘したらしいのです
。実際にジャックもジャックの父親もアルコール依存症でした。ケヴィンはケイトも食物依存症なのではないのかと考えたそうです。
バーバラからジャックの依存症について聞かれたレベッカは、ジャックは素晴らしい父親で、その素晴らしいジャックの唯一の欠点について、17歳で父を亡くした子どもたちに話す気にはなれなかったと答えました。彼は子どもたちの卒業式にも、ランダルに初めて子どもが生まれた時も、ケイトが結婚する時も側にいられないのに。
バーバラは、我が意を得たりと言うかのように頷きました。そこでケヴィンの例がないのはなぜ?
ケヴィンはいつもこうだとバーバラに同意しました。レベッカが関心を抱いているのは常にランダルとケイトだけだというのです。それはパパも同じだった。
レベッカはいかにも心外だ、3人を平等に愛してきたと反論します。それまで黙っていたランダルもレベッカに加勢しました。ママはいつもお前を気にかけていたし、パパもお前とアメフトをしていたじゃないか?
しかもランダルは、ケヴィンは依存症などではないと言い切ります。もし依存しているものがあるとすれば「注目されたい」だけだ!
ケヴィンもまた売り言葉に買い言葉で、テスがケヴィンの車に乗ったのは、ランダルが周囲の気持ちを無視して「ランダルショー」をしたがるからだと反論しました。義理の父親と死にかけた生みの親だけじゃ足りなくて、養子まで迎えた天才!
本音をぶちまけあった3人がベンチに座り、冷静に話したシーンがまた良かった。
ランダルは、同じ事象に立ち会っても、ひとりひとり見方や感じ方が違う~まるで違う出来事のように解釈されることもある、と分析しました。その上で、いかにもランダルらしく、ママのお気に入りは僕だってことで決まりだね!とジョークを飛ばすのも忘れません。
I love my crazy-ass brothers.
イカれた兄弟たちを愛してるわ
ケイトは両側に兄弟を抱いてそう言いました。
そのケイトはちゃんとトビーにジャンクフードのことを打ち明けています。以前ジャックの髭を「70年代のポルノ男優みたいだ(a '70s porn star)」と評して殴られそうになったトビーは、これで一歩前進できたと確信したに違いありません
。ちなみにトビーは、今回追い出された3人で「the new Big Three」を結成したそうです
。
一方、過去のエピソードは、そのほとんどがケヴィンの言葉を裏付けるように流れました。ジャックが友人の山荘を1週間借りて、家族で過ごした時のことです。
ケヴィンはその近くでアメフトの合宿をしていたため、いきなり家族が、しかもケヴィンに内緒でやってきたのに驚いていました。レベッカは、合宿の様子を聞かせてと言いながら、ちょうどランダルが初めて眼鏡をかけたことを伝え、決してからかってはいけないと釘を刺します
。
その後レベッカとジャックは、食べてばかりで運動をしようとしないケイトにかかりきりになりました。レベッカはなんとかケイトの気を紛らわせようとしているのに、ジャックは簡単にケイトに負けてしまうから尚更です。私ばかりが悪者なのよね
。
そこでジャックは、ケヴィンが得意なアメフトにケイトも引っ張り込もうとしました。でもケイトはすぐに嫌になり、どこかへ走り去ってしまいます。近くでケヴィンの雄姿を見ているはずのレベッカは、ランダルと読書をしていました。
腹を立てたケヴィンは思わずランダルにボールをぶつけようとし、レベッカに叱られてしまいます。
またジャックは、ケイトが大きな樹の下に座り込んでいたのを見つけて、太っていることを気にする娘を慰めます。パパはお前が世界一可愛いと思っているよ。
その後ランダルが眼鏡が見当たらないと言い出しました。レベッカはすぐにケヴィンを疑いますが、ケヴィンは知らないと答え、拗ねてしまいます。
そのままケヴィンが夕飯も食べずにずっとデッキにいたため、さすがのレベッカも反省し、ケヴィンの好物を持って声をかけに行きました。あなたがそういうなら信じるわ。
ケヴィンはそっけなく返事をし、相手にしませんでした。
その後ベッドに寝ていたケヴィンは雷の音で目を覚まします。ケイトとランダルを呼びながら起き上がると、ランダルのベッドの下に落ちていた眼鏡を見つけました
。それを持ってふたりを捜しに行くと、ふたりはジャックとレベッカと一緒に1つベッドで寝ていたそうです
。
すっかり疎外感を感じたケヴィンは、ひとりでソファに寝ころびました。
ここまでのエピソードを見る限りでは、ケヴィンの言い分はまったく正しいのですが、これにはまだ続きがあります。
ふと目覚めたレベッカは、ケヴィンがひとりだけソファに寝ていたのを見つけて起きだし、ケヴィンの横に寝そべったそうです。でもきっとケヴィンはそれに気づかなかったのですね~。
I know we had moments, you and me, Kevin. I know we did. I feel it in my bones.
私たちふたりの思い出もあるわ、ケヴィン。私には分かる。肌で感じるの
それだけじゃなくて、具体的に説明してあげたらよかったのにね。レベッカも忘れちゃっていたのでしょうか。
そのレベッカも言っていたように、ケヴィンはホントは優しいんだけどぶっきらぼうなところがあって、扱いにくかったことは間違いないと思われます。ジャックが亡くなった時も、黙って家を出ていってしまったのだそうです。
そのくせ、長男の自覚は強かったのか、何をするにも手のかからない良い子だったらしい。だからレベッカは心配しなかったのですが、ケヴィンはそれが寂しかったのでしょうね。
それが今日初めて分かった~それだけでも大きな前進ですね。
またニュービッグスリーと飲んでいたミゲルは、自分が親友の妻と結婚したことを大分気にしていたらしいことも明らかになりました。そうそう、ケヴィンはミゲルをひどく嫌っていましたっけね。
あ~「This is Us 2」は本当に良いドラマですよね~。続きもとっても楽しみですね
。
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