This is Us S4 あらすじと感想 第16話 3つのニューヨーク
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This is Us S4の16話は「3つのニューヨーク」(New York, New York, New York)です。これまでは、三つ子を中心にまとめてきましたが、ここに来て初めて、レベッカをメインに書いてみたくなりました。以下早速ネタバレです
。
レベッカの簡易年表
その前に少しだけ、レベッカの年齢をまとめてみました。レベッカは1950年1月27日生まれという設定だそうで、ジャックと最初に出会ったのは22歳の時(1972年)だったそうです。それから結婚までは早かったものの、三つ子を妊娠したのは30歳の時(1980年)でした。ちなみにジャックは当時36歳だったそうです。
少女時代
年齢は定かではありません。おそらくは8歳前後の頃、レベッカは家族とともにNYへ旅行に行きました。メトロポリタン美術館へ行くと、一人の女性がジョン・シンガー・サージェントの「マダムX」の肖像画をじっと見つめていたそうです。レベッカはその女性がとても素敵に思えたそうで、自分も大きくなったら、あの女性のように、何時間も同じ絵の前で絵画を見ていたいと憧れたのだそうです。その時レベッカは砂糖でコーティングしたナッツをポリポリ食べていました。
43歳
三つ子が12歳の時、43歳だったレベッカは、家族みんなでNYへ行くことになりました。レベッカは幼い頃、家族でよくNYへ行ったそうで、つい、父の話をしてしまいます。それがジャックには面白くなかったようですね。NYに行くのは初めての自分と比べられるような気がしたらしい
。
ジャックが変な意地を張ったせいで、大幅に時間をロスしてしまいました。ジャックの気持ちに気づいたレベッカは、父は確かにNY通だったが、突然起こりだしたりして旅行が台無しになった。この旅行をそんな風にはしたくない、と説得します。もちろんジャックに異論のあるはずありません
。
ジャックとレベッカは子どもたちと一緒に屋台のプレッツェルを食べ、ランダルが行きたがっていた博物館に足を運びました。次はケイトが望んだ「カーライルホテルでのティータイム」を実現します。そこで子どもたちは疲れてしまい、次に行くはずだったレベッカの美術館には行きたくないと言い出しました。レベッカは、美術館はまた次に行けばいい(Next time)と答えますが、ジャックがそれでは気がすみません。
ジャックは、子どもたちは自分が面倒を診ているから、レベッカは一人で美術館に行ってくるよう勧めました。レベッカは喜んでタクシーで出かけましたが、着いたときはもう閉館だったそうです。
ホテルに戻ってきたレベッカからそれを聞いたジャックは、子どもたちを急き立てて「馬車」に乗りに行きました。ケヴィンお勧めの「ホームアローン2」でそのシーンを見たのだそうです。ジャックはみんなに、これがママのNYの思い出のお菓子だと言って、砂糖でコーティングされたナッツを渡しました。
レベッカは馬車から見る景色に感動します。
It is so beautiful. How did you think of this?
本当に美しいわ。どうやって思いついたの?
ホームアローン2からだと聞いたケヴィンの得意そうなことったらありませんでしたね。
ジャックはでも映画を見ている時は、本当にこんなことをする人間がいるのだろうか、と馬鹿にしていたのだそうです。でも「美しい妻」のために、そんな馬鹿なことをして見たくなったのだと打ち明けました。
ふたりは三つ子の前でキスを交わしました。子どもたちが文句を言うと、お前たちはナッツを食べていろとたしなめます。レベッカは、これでもうNYはあなたの町よ(You made it your city)、と語りましたが、ジャックは、レベッカの町だ、ジャックはただの同乗者だと語ったそうです。No, it's your city. I'm just along for the ride.
49歳
それから6年後、ジャック亡き後、ケヴィンがNYへ移住し、ベスも誘って家族でケヴィンの芝居を見に行くことになりました。ケイトはまだ失恋の傷が癒えず、友達と過ごすことにしたそうです。
そこでケヴィンはレベッカに、演劇指導者で音楽家のカービー(Dave Annable)を紹介しました。どうやらふたりをマッチメイクしようとしたようなのです。レベッカも、すぐにどうこう言うわけではなかったものの、音楽という共通の話題を持ったカービーを気に入り、一緒に美術館へ行こうと誘います。レベッカはタクシーで行くつもりでしたが、カービーは、せっかくだから歩いていこうと提案しました。
彼らの近くをあの馬車が通り過ぎます。カービーはこれを徹底的に馬鹿にしました。あんなものはお上りさんが乗るものだ
。
ジャックとの思い出を汚されたレベッカは、気分が悪くなったと語り、毅然として立ち去ります。ですから、この時も美術館には行けませんでした
。
70歳
レベッカの希望通り、ケヴィンがレベッカをプレミアに連れて行きました。プラザホテルの部屋で素敵なドレスをプレゼントされたレベッカは、恥ずかしそうに、レッドカーペットを歩きたいと打ち明けます。もちろんケヴィンは快諾しました。
一方のランダルはケヴィンとケイトにレベッカの「治験」の話をします。場所はセントルイスで9か月もかかるそうですが、回復の見込みがあると力説しました。一緒にプレミアに付いてきたランダルは、すぐにもレベッカにこの話を切り出そうとしますが、ケヴィンがこれを押し止めます。今日は完璧に幸せな日にしてやりたいんだ。
ランダルは渋々承知しました。
その後、ケヴィンのエスコートでレッドカーペットを歩いたレベッカは本当に幸せそうでした。レベッカも歌手志望だったのですから、そのような華やかなイベントに憧れたこともあったのでしょう
。
でもケヴィンが知り合いに挨拶に行った際、ケヴィンの知人に声を掛けられたレベッカは、ホテルの名前を失念して落ち込んでしまいました。ランダルはそんなレベッカを励まそうとして、治験の話をしてしまいます。遠くから、レベッカの様子がおかしいと気付いたケヴィンが戻ってきた時は、もう後の祭りでした
。
ふたりが喧嘩を始めると、レベッカはうんざりして出ていきます。そう、レベッカはついにメトロポリタン美術館に行ったのです
。そして、少女時代に憧れたように、マダムXの前でその絵をじっと見つめていました。
ケヴィンとランダルも、すぐにレベッカの居場所を察して駆けつけてきます。レベッカはそこでふたりに「治験は受けない」と断言しました。レベッカは、この美術館がそうであるように、これまで自分のしたいことを常に後回しにしてきたことをひどく後悔していたのです。
My life has been full of "next times".
私の人生は常に「いつかまた今度」ばかりだった
残された時間を家族で幸せに過ごしたいから、というレベッカの気持ちをケヴィンはすんなり理解しますが、ランダルは別です。ランダルは、ケヴィンがレベッカの治る機会を奪ったとケヴィンを罵倒しました。
This could've saved her life.
彼女を助けられたのに
ランダルは、ジャックが火事で亡くなった時、なぜ無理やりにでもジャックを止めなかったのか、止めていればジャックは死なずに済んだのに、と今でも毎日後悔していたのだそうです。
She's scared. I spent every day for the last years wondering if I could've saved Dad. And now I had a chance to save Mom, and you blew it.
彼女は怖いだけだ。もう何年も、あの時パパを助けられたら、と思わずにいられなかった。今ママを救えるのにお前がそのチャンスを潰した。
感想
これはおばさんも経験があるのでわかります。何とかして母を助けたくてランダルみたいにジタバタしました
。でもこれって最終的には「人生に何を求めるか」の違いなのですよね。どんなに辛くて苦しくても治療を受けて少しでも長く生きたいのか、それとも、たとえ短くてもよいから、楽しく充実した毎日を送りたいのか~それを決めるのは、辛いけれど、やはり本人なのだと今なら思えますし、レベッカの選択は正しいと応援します
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