This is Us シーズン5 あらすじと感想 第11話 小さな一歩
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This is Us シーズン5の第11話は「小さな一歩」(One Small Step...)です。これはまた実に良いエピソードでしたね〜。以下早速ネタバレです。
ニックの一歩
双子に会うために
11話のラストシーンでも分かるように、ニックはあのトレーラーを出て、飛行機に乗り、カリフォルニアにやってきました👍。彼にそこまでさせたのは「ケヴィンからの招待状」です。自分の名前がついた甥の息子ともうひとりに会うために、ニックは古い、でも使い古していない青いスーツケースを引っ張り出して、準備を始めました。時節柄、ワクチンも2回接種して、ちゃんと免疫力がつくまで辛抱し、その間、双子への手作りプレゼントも用意します🎁。手先が器用なニックは、1からスノーボールを作りました。双子ですから、ワンコのそれと、ニックにとっては思い出深いアポロの月面着陸のそれとの2つ作ったそうです⛄️。
これらの材料はすべてアマゾンで入手しました😁。その方法はキャシディに詳しく教えてもらったそうです。プレゼントが出来上がるとキャシディを呼んで可愛い包装紙を選んでラッピングもしてもらいました😅。これで準備万端整えて空港へ向かったら、このプレゼントが検疫で引っかかります😨。スノーボールの中に入っている液体がダメなのだそうです。それでなくても、せっかくのラッピングをビリビリに破かれて動揺していたニックは、液体がダメならと液体だけ捨てようとしたのですが、そう上手くはいかず、せっかくのスノーボールは粉々に壊れてしまいました😭。
ニックは、それでも手ぶらでは行けないと考えて、仕方なく、ジョン・グリシャムのペーパーバックを2冊買ったそうです😂。いやあたいも好きだけど、双子ちゃんにはまだまだ早すぎよね😅。
こうしてなんとかたどり着いたニックを、ケヴィンとマディソンは暖かく迎え入れました💜。特にケヴィンはニックを、叔父というより「ジャックの代わり=祖父」として接しようとします。これにニックはすっかり参ってしまいました😨。夜中にキャシディに電話をし、今すぐトレーラーに戻りたいと泣き言を言います。そんなことをしたら兄のジャックがあの世で激怒すると言うのです👻。キャシディは心得たもので、こんなアドバイスをしてくれました👍。
I didn't know this brother of yours, but I do know two pretty decent men who have spent their lives wondering if he would be proud of them.
私はそのお兄さんを知らないけれど、2人のまともな男性を知っている。彼らはその「お兄さん」から誇りに思ってほしいと常に願いながら生きているの
これでようやくニックの凝り固まった心がほぐれました💕。勇気を振り絞って双子の部屋へ行き、子どもたちに語りかけます🌸。
I've lived alone a really long time, and I've been stuck. Anything good that would ever happen to me, it just seemed impossible. But here I am. I made it. You two were my Moon.
私はずっと長いこと一人で生きてきた。そこにしがみついてきた。もう二度と良いことなど起きないと思っていた。そんなことは不可能だと。でも、私は今ここにいる。なんとかできた。君たちふたりは私の「月」なんだ
そして断固とした様子で付け加えます。ケヴィンは、たぶん気を使って双子にニックをどう呼ばせようかとあれこれ候補を挙げていたのですが、ニックはすべて却下し、断然(オーソドックスな)"Uncle Nicky"だと豪語したのです😂。その後はその部屋にあった椅子に座り込んで眠ってしまったそうです。双子のそばでニックが寝ている目にしたケヴィンは実に嬉しそうにしていました。そしてケヴィンは、ジョン・グリシャムの本の間に挟んであった「ニックとジャックの写真※」を見つけます。
月へ
その「月」と言うのは文字通りの「月」と「月のように遠い相手」を意味していました。前者は、人類が月面着陸をした時、ニックは家族とこれをテレビで見ていたのだそうです。その頃ジャックは既に家を出ていましたが、ニックは、ジャックにどんなに勧められても、ここにいたいと言って独立しなかったのだそう。それには自分の居心地が良いと言うこともあったけれど、ニックが一緒にいるとスタンリーが母のマリリンに優しかったかららしい🌹。
それでジャックは、月に行けとまでは言わないけれど、せめて女性とデートでもしたらどうかと勧めました。ニックはその頃動物病院で働いていたそうで、そこで一緒だったサリー・ブルックス(Genevieve Angelson)を憎からず思っていたのだそうです。それはサリーも同様でした。煮え切らないニックを見るに見かねたジャックがマッチメイクしようとすると、サリーが自分からニックを誘ったそうです💕。
それからと言うもの、ふたりはデートを重ねてとてもいい雰囲気でした。サリーのことは両親も気に入ってくれて、写真が好きなサリーは、ピアソン家の食事に招待された際、ニックとジャックのふたりがマリリンお手製のハンバーグを持っている写真を撮影したそうです。それが、ケヴィンが見つけた写真です※。
ある時サリーはニックを旅に誘ったそうです。それを聞いたジャックは自分のことのように喜んで「青いスーツケース」をプレゼントしました。ニックもその時は喜んでいたのですが、いざ出かける時になって、スタンリーがその日に限ってなかなか寝てくれなかったのと、その後の両親の仲睦まじい様子を見たら、出かけられなくなったらしいのです😔。これでサリーとの仲は終わってしまったようです。
ジャックに会いに
ニックがベトナムから戻ってだいぶ経ってから、当時の仲間から連絡が入りました。皆が集まるから、ニックも来ないかと誘ってくれたのです。そこにはジャックも来る予定だそうです。ニックはだいぶ迷った末、なんとか出かけていきました。
一方でジャックは、ちょうどレベッカと知り合って恋をし、結婚を意識していた頃だったそうです。でもベトナムのことがどうしても引っかかっていました。ジャックは現地での「真実」を何一つレベッカに伝えていないことを心苦しく思っていたようなのです。でもかつての上官は、ベトナムに行った者は皆似たようなものだと理解を示しました。
You owe this girl of yours the future, not the past. Take every memory you have, photos, whatever, and lock it away. Take every memory you have, photos, whatever, and lock it away. Visit it when you have one too many. But keep it separate from the life you're building. Go propose to that girl, Pearson.
その子に対して負うのは過去じゃなくて未来だ。全ての記憶や写真、とにかくなんでも封印しろ。大酒を飲んだ時は思い出してもいい。でも今築いている暮らしとは切り離せ。その子にプロポーズするんだ、ピアソン。
ジャックが用意した指輪を手にその店を出てきた時、ニックは駐車場にいてその姿を見たそうです。でもジャックはまったく気づきませんでした😔。
感想
確かにジャックはレベッカや子どもたちに対しては素晴らしい夫であり父親だったとは思うけれど、自分が幼い頃の家族に対してはかなり冷たいと言うのが率直な感想です😔。確かにジャックも苦労したのかもしれないけれど、ああもバッサリすべてを切り捨ててしまうのは、ニックを知った今となってはちと理解に苦しみます。ニックが実家を出られなかったのも、ジャックがさっさと家を出て行ったからでしょう?そうした負い目もあって、ジャックはベトナムまで行ったのかもしれないけれど、結局はそこでもやっぱりニックに対して厳しかったですよね😤。そのせいでニックは何十年も立ち直れなかったのですよ。ケヴィンが今そのニックに対して優しいのがせめてもの救いですわ💐。それは、自分自身、とことん挫折を味わったケヴィンならではなのですよね👍。今二人がこうして心を通わせている姿を見るのが本当に嬉しいです💜。
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