This is Us シーズン6 あらすじと感想 第10話 どんなあなたも
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This is Us ファイナルシーズンの第10話は「Every Version of You」です。この「version」という言葉はこれまでにも何度も使われてきました。Kate Ver.2とか、old version of meとかね。ここでは「あなたのすべてのバージョン」というぐらいなので「どんな変化もすべてひっくるめたあなた」みたいな感じでしょうか🐒。
また8話からスタートした「プール」が舞台の主人公〜最後の今回はランダルです。でもこの副題はたぶん3つ子3人ともにかかってくるのでしょうね。レベッカの目から見たら、3人が3人とも大きく成長しましたものね🌹。もちろん、変わってないところもたくさんあるんだろうけれど。以下ネタバレのあらすじです。
三度(みたび)プール
幼少期
8話&9話と同じ設定で、最後はランダルが主役です。他の二人とは違い、すでに泳げるようになっていたランダルは、コーチのもとで「試験」を受けることになりました。その試験に合格すれば、プールのどこでも(深いところでも)好きに泳げるそうです。ランダルは、時々家族の方を見やってはちょっと寂しそうでしたが、無事テストに合格するととても誇らしそうでした🤗。
家族のもとに戻って合格を報告し、一緒に泳ぎたいと伝えますが、今は無理だと知ると即、決してむくれることなく、ケヴィンをプールの中に誘います。「鬼ごっこ😈」を仕掛けたのです。ケヴィンはすぐに後を追いかけました。ジャックも二人を放って置けず、水の中に入ってケイトを呼びます。ケイトもじっとしていられなくなり、ジャックに抱かれて水の中に入りました。最後はレベッカも一緒に泳ぎ出します。大人たちがあれほど言っても聞かなかったふたりが、ランダルの誘いにはすぐに応じたのがまた可愛かったですね〜💕。案ずるより産むが易しですね👍。
青年期(1999年)
ケイトが門を飛び越えられずにいたところに、警官のマイケル・ローソン(Chris Doubek)がやってきました😨。ローソンは3人を警察に連れて行こうとしましたが、ランダルは直談判しに行きます。30秒でいいから話を聞いてほしい。ローソンは、いかにも誠実そうなランダルの話に耳を傾けてくれました。2年前に父を亡くした。兄と姉はずっと苦しんでいて、僕もなんとか家族を支えようと努力してきたが、うまくできているかどうか自信がない。子供達が問題を起こしたと母が知ったら、我が家は壊れてしまう。
Oh, and I may end up being president one day. So I really can't get arrested.(それに僕は将来大統領になるつもりなので、逮捕されるわけにはいかない)
ケイトとケヴィンは白人で、ランダルだけが黒人で、その黒人のランダルが白人ふたりを思い遣っているのですから、ローソンもきっと複雑な家庭環境を察したに違いありません。彼は快く3人を解放してくれました。ケヴィンは、いったい何て言ったんだ、と知りたがりましたが、ランダルはジョークで交わしたそうです😎。あのふたりが留置場で一晩大人しくしていると思うか?って言ったら、ムリだなと納得してくれた😉、と。
ケヴィンとランダルはすぐに帰ろうとしましたが、ケイトが帰りたくないと言ったので、3人はケイトがバイトしているダイナーで夜更かししました。ここでもランダルだけが、レベッカが心配しているだろうからと電話をかけたそうです。レベッカは、ミゲルとのことを心配するランダルに、自分は大丈夫だから、久しぶりに兄妹弟3人で楽しんでこいと伝えました。
ランダルはその電話でレベッカに土産を買ってきたと教えます💜。ふたりは、ランダルが幼い頃、夏になると毎週金曜日に図書館へ行っては開館から閉館までねばった後、帰りによく、Eat'n Park(レストランチェーン)に立ち寄ってスマイリーのクッキー😋を買ってきたのだそうです。ランダルは今回の帰省にそれを手土産にしたらしいけど、渡す機会がなかったらしい💦。
レベッカは大喜びで、早速食べ始めました。ランダルは、僕の分も残しておいて、と頼みます。Sharing is caring. You taught me that.(分かち合いは愛情だって教えてくれたじゃない?)
忘れられぬ旅
大喧嘩
山小屋で、ケイトとケヴィンが帰った後、ランダルは、デジャがいなくなったことに気づきました😨。デジャは前の晩に、マリクが別れ話をしてきたとランダルを激しく非難したのです。I'm not (your daughter)! Tess and Annie are your daughters. I'm just some girl you took from her mom.(私はあんたの娘じゃない!テスとアニーはそうだけど、私は母から引き離された女の子ってだけ)その夜、デジャは止めるテスを振り切ってマリクに会いに行ったそうです。
レベッカとのふたり旅
ランダルは激怒し、すぐに後を追うことにしました😤。ミゲルに家族を家まで送ってほしいと頼むと、レベッカはランダルと一緒に行くと主張します。I am coming with you. Get in the car. ミゲルにバッグを取りにいかせ、ランダルには早く車に乗るよう命じました。こうなったらもう誰もレベッカを止められません😏。
車の中でレベッカは、少しずつ、少しずつ、ランダルを落ち着かせました🌸。デジャは初恋に夢中だと語り、自分も15歳でジェームス・ディーン似でうんと年上のクリス・ベローズに夢中だったと教えます。お尻がキュートだったの😁。ランダルは呆れながらも、おかげで少しだけ冷静になれました。そこでレベッカは(病気を理由に)薬を飲むために何か食べたいと訴えます。これは決して断れません。
それからレベッカは、いろんな昔話を始めました。ふたりには「読書」という共通の、他の3人にはまったく縁がない趣味があったので、一緒に過ごす時間が長かったのだそうです💕。またレベッカは、ランダルと一緒にたくさん写真を撮りました。ランダルが嫌がっても、今までのお返しだ、とやめません。
食堂の後にはバーに立ち寄ると、レベッカは、ランダルの好きなワイン=キャンティ・クラシコを注文しました。ランダルが意外そうな顔をすると😲、レベッカは、得意げに、バッグの中からランダルの記事の切り抜きを取り出します。"Five Fun Facts" about Controversial Councilman Pearson(ピアソン議員の5つの面白い事実)ランダルは嬉しそうに、まさか読んでいたなんて😍!と驚きました。
Are you kidding me? I collect anything and everything about you kids.(からかってるの?あなたたちに関するものは何でも集めてるわ)
そう言ってレベッカは、ランダルが最近読んでいる本=Homegoing(奇跡の大地)もまたバッグの中から取り出しました。ランダルが赤ん坊のように号泣したと語っていた箇所=マージョリーがマーカスをケープキャッスルに連れてきた箇所ではレベッカも泣きじゃくってしまったそうです。
ワインで乾杯する写真も自撮りした後は、レベッカの提案で、ダーツに興じたそうです。レベッカはダーツが得意なのです。でもって、ランダルがこれも写真を撮ろうとすると、レベッカは「必要ない」と止めました(大好きなことだから絶対に忘れない)。We don't need pictures of it. I'll remember this part. And you will, too. I promise.(これはちゃんと覚えておく。あなたのこともよ、約束するわ)
Come on. Let me go kick your butt😁.(来て。叩きのめしてやるわ)
その夜はふたりでモーテルに部屋を取って一泊することにしました。寝る前には、ランダルが幼い頃と同じように洗面台の前に並んで歯磨きをします。レベッカは、ランダルの髭に白髪が増えたと指摘しました。I know. Can't seem to stop it.(わかってる。止まらないんだ)
上院議員
夜ベッドに入ると、ランダルに電話がかかってきました。(たぶん)ジェウォンからです。ランダルには以前から上院議員に立候補しないかとの誘いがかかっているのです。どうやらレベッカが持ち歩いていた記事は、ランダルが国会に進出するための戦略であり、それにDNCが引っかかってきたのだそうです。ペンシルバニア在住で来年引退予定のギャンブル上院議員は、ランダルを後任候補リストに載せたのだそう💜。
レベッカは、信じられないという表情で隣にいる息子を見やりました。ランダルはちょっと俯きながら、でも誇らしげに、自分には知名度がないけれど、やってきたことはそれなりに評価されている、と語ります。
Oh, my God, Randall. You are gonna be a senator?😍(オーマイゴッド!あなた、上院議員になるの?)
レベッカは、片手で胸を押さえながら嬉しそうに笑い出します。ランダルは恥ずかしそうに、まだ決まったわけじゃない、と答えました。今の家庭の状況では難しいかもしれないというのです。I just don't want to make any major life decisions with so much uncertainty in the family.
レベッカは頷きながら理解を示しました。
レベッカの告白
レベッカは、翌朝、モーテルの前にあった小さなプールのほとりに座って昔を思い出していました。ランダルの水泳の話を皮切りに、3つ子達は毎秒、毎日、毎年、と確実に成長し、自分は特等席でその様子を眺めてこれたのは素晴らしいことだったと語り出します。Every second, every day, every year, you just you became. It was quite a thing for me having a front-row seat to the best show in town.
中でもランダルとの絆はまた格別だったそうです。優しいランダルは、ジャック亡き後、その代わりとなってレベッカを、家族を支えてくれたけれど、ジャックが生きていた時も、それは同じだったと伝えます。本が嫌いなジャックに代わって、一緒に本を読んでくれた、レベッカのそばにいるために、行きたかった大学を諦めた。
You took care of me. Which, yes, it is the natural course for parents and children. Eventually, but not that soon. Not that early.(あなたは私の面倒を見た。子供が親の面倒を見るのは確かに自然な流れだけれど、それはあくまでもずっと先のことで、徐々に行われるのが普通。こんなに早くから、すぐに、じゃない)
It was a lot to ask of you. It was, it was too much. And that is why I couldn't make you the executor.(あなたにはたくさんのことを要求した。ひどい重荷だった。だからこそ今度はあなたを選ばなかったのよ)
ランダルは、当然、レベッカが「終末期の管理」をケイトに任せたことがショックでした😱。山小屋を出る時の彼の一言からそれを痛感したレベッカは、ずっとタイミングを見計らっていたのですね。彼女がなぜランダルに頼まなかったのか。レベッカの気持ちを誰よりもわかってくれてきたランダルに頼んだほうが自分は楽かもしれないけれど、レベッカとしてはもう、これ以上ランダルを束縛するわけにはいかない😤。
Because you and I both know you would move heaven and earth to see me get better, and you would stop your entire life for me. And I can't let you do that. Not anymore.(あなたは私の治療のためにどんなことでもするだろうし、人生を棒に振ってしまう。そんなことは断じてさせられない)
You are my hero, Randall. You're the most incredible person, and I will not be the person that holds you back anymore.
あなたは私のヒーローよ、ランダル。最も素晴らしい人だから、これ以上束縛することなどできない
ランダルは、束縛などしていない、と反論しますが、レベッカは譲りません。いいえ、してたの。分かってるわ。
ランダルはこぼした涙を拭きながら、レベッカにしか言えない嫌味な本音(sounds obnoxious)を明かしました😁。ランダルは、もし上院議員の選挙に出れば、必ず当選できると確信しているのだそうです。でももし勝ったらその後どこまで行くかわからない。
レベッカは、私にはわかる、と断言しました。I can see it very clearly.(私にはその将来がはっきり見えるわ)やはり、大統領でしょうか🤗。
和解
その直後、デジャから電話がかかってきました。マリクは、ランダルの言葉を尤もだと納得し、自らの意思でデジャと別れることにしたとデジャに伝えたのだそうです👍。それが「愛するデジャのため」だからと。デジャも納得してランダルに謝罪してくれました。自分にとっての父親はランダルだけだと言ってくれます🌹。
レベッカは黙ってふたりの会話を聞いていました。まだまだ「偉大な母」は健在です👍。レベッカはランダルに「What a strange thing」(おかしなものね)と語りかけました。All of it.(すべてがよ)
フィラデルフィアの自宅には、すでにミゲルがベスたちを送ってきていました。レベッカはそのミゲルと帰る前に、ランダルともう一枚だけ写真を撮ります。Could I get one more selfie for the road?(旅の思い出にもう一枚どうかしら?)
大笑いしてその写真を撮り終えると、レベッカはまたハンドバッグから例の記事を取り出して、ランダルにサインして欲しいと頼みました。いつかプレミアがつくかもしれないというのです。Could you sign this for me, please? It's gonna be worth a lot of money one day, and I should leave something for Miguel😁.(ミゲルへの遺産になるわ)
ランダルは"To My Biggest Fan - From Hers - Randall Pearson"(僕の一番のファンへ。息子(彼女のもの)より。ランダル・ピアソン)とサインしてくれました。
エピローグ
レベッカは、ケヴィン、ケイト、ランダルのそれぞれの箱を作って、彼らに関する「思い出の品」を整理していました。帰宅したレベッカは、ランダルがサインしてくれた記事をランダルのケースにしまいます。
そのランダルは早速ジェウォンに電話をし、週明けにギャンブル上院議員に会う旨を伝えました。No more kicking the can.(もう缶蹴りはおしまいだ)双子の扱いにすっかり慣れたケヴィンは、余裕でふたりをマディソンの家に連れ帰ります😁。ケイトはあの丘の上でフィリップに電話をした後、トビーの家に戻り、こんな状態でまだ引っ越しはできないと言い渡しました😤。その直前にスモーカーが届いたそうです。
まとめ
レベッカが「おかしなものね」と語ったその意味をずっと考えていました。おそらくそれは、最初は「若い娘の家出に大いに憤慨して出かけたはずの旅」が、蓋を開けたら、年老いた母と息子の決して忘れられぬ旅となり、またその娘とはより一層深い絆で結ばれた=人生の不思議を指していたのではないでしょうか。
また最後にレベッカが3つ子の箱に目をやると同時に(エピローグでの)彼らのそれぞれの(成長した)様子が映し出された演出がとても素敵でした。あの箱に何が入っているのかいつかぜひ見てみたいなあ
。
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