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ヴェラ(Vera)〜シーズン1 ネタバレと感想 5&6話 鎮魂の実(前後編)

〜「ヴェラ」のあらすじと登場人物はこちらからご覧いただけます💐: ヴェラ(Vera) あらすじと登場人物リスト

英国ミステリー、【Veraヴェラ~信念の女警部】の5話と6話「鎮魂の実ーThe Crow Trap(カラスの罠)」(前後編)を視聴しました。これはまたなかなか見応えがあって面白かったですよね👍。これぐらい盛り沢山だと原作を読んでも楽しめそうです🌹。

The Crow Trap (Vera Stanhope Book 1) (English Edition)
The Crow Trap (Vera Stanhope Book 1) (English Edition)

以下ネタバレのあらすじですヴェラのネタバレ感想行きますよ~(^^)/

カラスの仕業?

ヴェラも幼い頃によく遊びに行ったと言うブラックロー農場で、ベラ・ファーネス(Jane Holman)が遺体で発見されました。番組冒頭では、納屋で梯子を登ろうとしたベラがに襲われて落ちただけのように見えましたが、さすがにそうではなかったようです。ご丁寧にナナカマドの実まで落ちていたそうなので、てっきりカラスの仕業だと思ったのですけどね😎。

採石場の建設を巡って

第一発見者は、農場に滞在してこの土地を調査していたKEA(Kemp Environmental Associates)の職員、アン・プリース(Daniela Nardini)です。この土地一帯では「採石場」の建設が予定されていて、プリースはその調査を委託されていたようです。採石場を作るには、この農場にも道路を通さなくてはなりませんが、ベラは反対していたそうです。この土地は由緒正しい土地柄らしく、ヴェラも思い入れが深そうでしたね🍀。

本来この農場の主人はベラの夫のドギー・ファーネス(Jack McBride)でしたが、ドギーはここ数年寝たきりの状態で、大分前に妻を亡くしたドギーの介護をしていたベラが、その後妻に収まったらしいです。ドギーにはネヴィル(Richard Short)という息子もいますが、父親との(義母とも?)折り合いが悪く、家を出ていたそうです。農場は借金の抵当に入っており、ネヴィルは自分で会社を、おそらくは順調に、経営していたそうです。

一方で採石場の建設を推進しているのはスレートバーンと言う会社で、担当者はゴッドフリー・ウォー(Daniel Flynn)です。ゴッドフリーには妻のバーバラ(Susie Trayling)と娘のメイ(Skyla Pearce)がおり、事務所ではグレース・ビショップ(Amy Cudden)という若い女性が働いていました。

ウォーはベラに40万ポンドを申し出ていたそうですが、断られていたそうです。ゴッドフリーが言うには、ベラにはエドモント・フルウェル(John Lynch)という過激な活動家のソウルメイトがいて、そのフルウェルがベラを唆して反対させていたそうなのです。フルウェルは、とにかく新しいものにはなんでも反対する人間で、ゴッドフリーは、まるでトゥレット症候群のようだと悪口を言っていました😓。

そのエドモントは、あの土地は神聖なる土地だと主張します。ブラックローはもう何百年もの長きに渡って、亡くなった人を埋葬する土地だったのだそうです。そして彼は「同志」だったベラの死を悼み、教会で葬儀を行うことにしました。ネヴィルはその前に、一人残されたドギーをかなり立派な施設に入れようとしますが、ドギーは目でヴェラに訴えます。ヴェラは、ベラはドギーの妻だったのに葬儀に行かせないつもりか、と暗に非難しました。ネヴィルもこれには負けてドギーを参列させることにします💜。

その後ヴェラは偶然、プリースとウォーがキスしているところを(双眼鏡で)目撃しました😎。早速二人をそれぞれ問い詰めますが、二人とも「その道のプロ」として不正はしない、と断言します。

またヴェラはジョーにベラの日記を読むよう命じていました。それによると「話せない」と思われていたドギーが、実は話ができることが判明します😲。それでヴェラは早速ドギーに話を聞きに行きました。すると意外な事実が明らかになります。ドギーは農場を売ることに反対していましたが、ベラは翻意して「農場を売る」ことにし、それを電話でウォーに伝えていたそうなのです😵。通話記録を調べたところ「留守電」にメッセージを残したらしいことが判明しました。でもウォーは聞いていないそうです🙄。

ヴェラはホリー・ローソンに命じてグレースの聞き込みに行かせました。ホリーの姿を見たグレースは急いで逃げ出したそうです。翌日ヴェラはジョーと共にウォーのオフィスに赴きました。ウォーはグレースを庇いますが、ヴェラは"Sacred Ground(聖なる地)"という本を見つけます。中にはバーバラのサインがしてありました。またグレースのIDカードの裏には「フルウェルと幼い少女」の写真が入っています。そう、グレースはフルウェルがスパイとして送り込んだ彼の娘だったのです💦。でもグレースは、いつしかウォーの家族に憧れるようになり、父を批判するようになりました。Can we please just come clean? If we go together, it'll be all right.もう終わりにしない?一緒に自首すれば大丈夫よ。

フルウェルが、悪いのは土地を盗んだヤツらだと怒鳴り散らすと、グレースは、フルウェルは誰が味方かも分かっていない(You're so blind you don't even know who your real friends are)と意味深な発言をします😈。

Not so much as a birthday card! Christmas parties I spent sitting in the hall in case you came and I missed you😭. Some dad!
バースデーカードも送ってこない、クリスマスパーティも、ひとり寂しくパパを思いながらホールに座って過ごしたわ。大した父親ね!

グレースがそう怒鳴って出て行った後、ヴェラとジョーがフルウェルを訪ねてきました。そこでフルウェルから「誰が味方か分かっていない」の話を聞いたヴェラは、グレースが伝言を聞いていたのは明らかだと確信します。そしてそのグレースも、まもなく遺体で発見されました。手口はカラス、否、ベラの時と同じです💀。

失踪事件

ベテラン刑事のケニー・ロックハート(Jon Morrison)はブラックロー農場へ赴いた際「かつての事件」を思い出していました。だいぶ前になるそうですが、ブラックロー農場ではかつて「事件」が起きていて、ベラはその容疑者だったのだそうです😈。もちろんヴェラも覚えてはいましたが、これは全くの別件だ、物事を複雑にするなと注意しました。Let's not overcomplicate things😠.

ところが、あながち別件というわけでもなかったことが分かってきます😎。当時リーという5歳の男の子が失踪したのだそうです。母親のペヴ・マクドナルドはベラを犯人だと疑っていました。ベラの無実はアリバイによって証明されたのですが、ペヴは諦めておらず、今でも時々農場を訪れていたのだそうです😨。ヴェラは当時ペヴとグレッグ〜リーの両親を疑ったために初動捜査が遅れてしまったと、実は今でも後悔していたのだそう💦。

カラスの罠

グレースが殺された後、そのグレースと喧嘩別れをしたフルウェルを調べていたヴェラは、一連の事件が"Crow trap"(カラスの罠)だと気づきました👍。一羽を囮にして別の一羽を捕獲する。あの丘を守るのが犯人の目的なら、次の標的は(採石場を許可する調査書を出した)アンよ!😨

真犯人(ネタバレ)

さてそろそろネタバレに参りまするね。真犯人は、なんとなんとバーバラでした😵。バーバラは、ベラとグレースを殺したのみならず、かつてのリーの失踪にも関与していたのです。そしてそれが全ての悲劇の始まりでした💀。その頃バーバラは長男を失った悲しみに暮れて鬱状態だったそうです。そこへリーが現れたので家に連れ帰ったらしいのですが、リーは自分の家に帰りたいと泣き叫んだたために、バーバラに殺害されてしまったそうです😨。バーバラはその遺体を「ナナカマド」の木の下に埋めました。数年後そこは「採石場」の建設予定地となったのです😈。

ベラさえ反対し続けてくれればそこは掘り返されずに済んだのに、そのベラが心変わりをしたとのメッセージをグレースと一緒に聞いたバーバラは、夫には自分が伝えると言って、そのメッセージを消去してしまったのだそうです。そしてベラを、そしてメッセージがウォーに伝わっていないことを知って不思議がったグレースをも、殺してしまいました😱。

その後バーバラは、アンが採石場の建設を進める調査書を書いたと知ると、ヴェラの予想通り👍、アンも殺そうとしました。そしてアンの声を聞いて助けようとしたジョーも、危うく殺されそうになります😭。バーバラの筆跡から、彼女が犯人だと気づいたヴェラはジョーを助けに走り、必死で彼を揺さぶりました💢。それでジョーがようやく意識を取り戻すと、付き添っていたアンには、ジョーを動かすな(ってあれだけ動かしておいて😓)と命じてバーバラの後を追います💨。そのバーバラはナナカマドの下を掘り始めていました。そこへペヴが現れます😲。

I just wanted him to be quiet and then・・・He just lay there. I kept him safe, for you, for us.
私は彼をここに静かに眠らせておきたかったの。彼に平穏を与えたかった。あなたのために、私たちのために

ムッソリーニ

子沢山でノイローゼ気味のジョーの妻=セリーヌが赤ん坊を連れていなくなりました😨。ジョーが捜しに行く間、ヴェラが子供たちを預かります😏。ジェシーはヴェラを「あなたがムッソリーニさん?😁」と尋ねました🤣。ヴェラは、仕方なくこう答えます😔:

Oh. Well, yeah, I expect that's me.
ああ、そうね、うん、多分私のことだと思うわ。

感想

昨日はあらすじ書くだけで精一杯で感想まで行けなかったので、翌日これを書いています🐒。

このドラマは、確かにミステリーなんだけど、それに関わる人間模様がまた実に繊細に描かれているのが優れていますよね👍。バーバラは確かに犯罪者なのだけれど、ジョーの妻が子育てでテンパっていると聞くと(自分のようになっては大変だと)真剣に心配し、医者に見せた方がいい、とアドバイスしてくれる。また、ネヴィルが父のドギーと不仲なのが(たぶん)自分のことのように思えてついついお節介を焼くヴェラ。お節介ついでにジョーの子どものベビーシッターも引き受けると申し出たのにあっさり断られ、どーせムッソリーニじゃ役に立たないわよね😓、とすねる。何かとうるさいケニーから昔の事件を掘り起こされると、関係ない、と怒鳴りながらも、やっぱり気が咎めてつい残業代を払うなどと弱気になっちゃうんだけど、ちゃっかりこれも撤回する😁。ジョーもホリーも、こんなヴェラを心から尊敬し、認められたいと真剣に思っている🌹。

いや〜このどこにでもいそうなヴェラのキャラは実に親しみが持てますよね😁。是非次シーズンも続けて放送していただきたいです💜。

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