ヴェラ(Vera)〜シーズン4 ネタバレと感想 1&2話 ぬぐえぬ傷痕(前後編)

〜「ヴェラ」のあらすじと登場人物はこちらからご覧いただけます💐: ヴェラ(Vera) あらすじと登場人物リスト

英国ミステリー、【Veraヴェラ】のシーズン4がスタートしました。7月からはシーズン5の放送も決まっているそうで嬉しい限りでござりまするね🤗。以下、1話と2話「ぬぐえぬ傷痕」(On Harbour Street〜ハーバー通りで)のネタバレですヴェラ4のネタバレ感想いきますよ〜( `ー´)ノ

事件は休みの日に起きる

ジョーは、娘のジェシー(Olivia Armstrong)を学校(教会?)に迎えにいきました。妻のセリーヌはタクシーで帰るよう言い渡したそうですが、ジョーは電車に乗ろうと誘います🐒。今の時間ならきっと空いてる。ちなみにこのジェシーはシーズン1でヴェラを「ムッソリーニ」と呼んだあの少女です😁。

ヴェラ(Vera)〜シーズン1 ネタバレと感想 5&6話 鎮魂の実(前後編)

ヴェラ(Vera)〜シーズン1 ネタバレと感想 5&6話 鎮魂の実(前後編)

英国ミステリー、【Veraヴェラ~信念の女警部】の5話と6話「鎮魂の実ーThe Crow Trap(カラスの罠)」(前後編)を視聴しました。これはまたなかなか見応えがあって面白かったですよね👍。これぐらい盛り沢山だと原作を読んでも楽しめそうです🌹。 The Crow Trap (Vera Stanhope Book 1) (English Edition) 以下ネタバレのあらすじです。...

ジェシーは、途中のセントラル駅で、銀髪の女性が乗り込んでくるのを見かけました。彼女は学校の前も歩いていて、ちょうど目があった女性だったので、ジェシーは覚えていたのです。車内で端っこの席に座った彼女に、ジェシーは何とはなしに何度か視線を送っていました。

電車は回送するとの車内アナウンスが流れたので、ジェシーはジョーと一緒に降りようとしますが、女性は座ったままです。ジェシーは彼女が寝ているのではないかと心配になり、中に呼びにいきました。声をかけても起きないので肩に触ると、女性は横に倒れ込みます。その体は冷たく、腰からは血が流れていました。ジェシーは思わず大声を上げます。きゃ〜っ!!😱

早速ヴェラが出張ってきました。女性の身元はその所持品からマーガレット・クラシェフスキ(Annabel Leventon)だと判明します。行き先はマーデルという地区だったらしいですが、ジョーは、それにしては身なりが上品だとコメントしました。ヴェラはジェシーの話を聞こうとしますが、ジョーは明朝まで待ってほしいと頼みます。ジェシーはショックを受けていたし、セリーヌは、なぜ電車などに乗ったのだとすっかりおかんむりでした😤。Nothing comes between him and a £10 note.(注:ジョーはケチなのね💦)

ヴェラは状況を理解しました。My mistake😅.(今はタイミングが悪いわね)

「下宿」

マーガレットはマーデルにある下宿で暮らしていました。その家はもともとケイト・ダロウ(Eva Birthistle)のおばがケイトに残してくれた家らしいのですが、マーガレットの発案で下宿になったのだそうです。彼女は1980年ごろからずっとそこに住んでいる、いわゆる「sitting tenant(居住中の借家人)」でした。ケイトは夫が亡くなった後、その子供たち、ライアン(William Rush)とクロエ(Olivia Jack)と一緒に引っ越してきたそうです。

ケイトは、マーガレットは家族にとってとても大切な人だったと説明しました。彼女の夫のパーヴェルはポーランド人だったそうですが、今は行方不明です。下宿には他にジョージ・エヴェリット(Sean McKenzie)という男性も住んでいました。

灯台下暗し

ビリーの後任の法医学者=マーカス・サマー(Kingsley Ben-Adir)が検視をした結果、マーガレットは膵臓癌の末期で、余命1週間だったことが判明します。また腰の刺し傷は歪んでいたため、凶器も同じく歪んでいると推察されました。被害者が座っている状態で、どうやって凶器を刺したのか🧐?サマーとシェプことレベッカ・シェパード(Clare Calbraith)はこれを「Enigma inside an enigma(謎に包まれた謎)」と決めつけます、そういう大層なことを言う時に限ってそうじゃないことが多いのよね、このドラマは😁。

それから間もなく、マーデルの近くの入江で凶器のナイフが発見されました。ヴェラは地元の人間の犯行だと確信し、まずは夫のパーヴェルを探すよう命じたところに「耳寄りな情報」が飛び込んできます。なんとマーガレットは、木曜日(おそらくは殺された日)に警察に来たそうなのです😵。つまり街に来た目的がそれだった。彼女はまず電話をかけてきて面会のアポを取ったそう〜電話では話せない内容だったのだそうです。Oh, if we could just sit down, I think, go through our options.(もし私たちが座って、選択の余地があるならお願いしたい)

ホーリープールハウス

ヴェラは、この報告をした若い警官にたっぷり嫌味を言った後😈、ジョーと共に「ホーリープールハウス」にやってきました。ここは女性を保護するシェルターで、マーガレットはこの活動にも献身的に携わっていたそうなのです。そこでヴェラは、その施設に世話になっていたディーことディードリー・シントン(Tilly Vosburgh)という娼婦が施設から金を盗んだと教えられました。責任者のジェーン・ロビンソン(Jacqueline Phillips)はディーを追い出そうとしたそうですが、マーガレットは反対したそうです。

一方でジョーはここで、妻が好きな曲=ホワイトサマームーンを耳にしました。歌っていたのはあのケイトです。ケイトは昔「ケイティー・ガスリー」という歌手だったのだそうです。ジョーはケチにも関わらず、5ポンドも出して新発売のCDを買い求めましたが、ヴェラに「捜査資料」として取り上げられてしまいました😂。たとえ時々フトンに寝かされても(床に直接ってこと?😅)ジョーは妻を愛しているのです😭。

ケイトが歌っていた時、入り口でレモネードを売っていた若い女性=エミリー(Harriet Hunter-Purvis)と、ケイトの息子のライアンが言い争っていました。ケイトはそれに気を取られて、歌うのをやめてしまっています。そのケイトは、マーガレットが殺害された時刻にはちょうど町でリハーサルを行っていて、婚約者で教師のスチュアート・ベイリス(Alistair Petrie)が家まで送ってきたのだそうです。

ディーとマーガレット

ジェシーは、衝撃が大きすぎて、その後も悪夢にうなされていましたが、ある時、マーガレットの絵を描きました。そのマーガレットはコートを着ています。ジョーは、発見時彼女はコートを着ていなかったと気づき、ヴェラと会いに行った時、身分不相応なコートを着ていたディーが怪しいと推理しました。ディーがコートを奪うためにマーガレットを殺したのでは?!😤

でもディーは、コートはマーガレットがくれたと主張します。ヴェラは、空腹を訴えた彼女のためにサンドウィッチを注文させました🌹。

そこへケイトから電話がかかってきます。マーガレット宛の書簡が届いたのだそうです。ケイトは、早速取りに来たヴェラに、街の近くに引っ越すことにしたと語り、マーガレットの荷物の中にあった古い写真を見せてくれました。そこにはディーがマーガレットと一緒に写っていたそうです。ふたりはもう30年来の友人だったのです。このふたりが住んでいたところが「ハーバー通り」だったらしいです。若い頃のディーは、まさに純真な少女そのものでした🌸。

その写真には、ボート小屋に住んでいるマルコム・ケンリッチ(Paul Copley)や、パブ経営者のヴァレリー・ファーロウ(Lynn Farleigh)とその息子のリッキーも写っていました。

書簡の中身は弁護士からの請求書でした。ヴェラは思い立ってディーに会いに行くのですが、ディーは屋上から落ちてすでに亡くなっていたそうです😱。死因は心臓発作による転落死と断定されました。彼女の所持品を調べたところ、酒屋で100ポンド使っていたことが分かったそうです。そんな大金をいったいどこで手にれたの?🤨

ディーの境遇に同情し、何かと気にかけていたヴェラは、法医学者のサマーが注いでくれた酒で、彼と一緒にディーのために献杯しました。She was a lost cause. I shouldn't really care, should I? Bloody hooligans.(彼女はダメ人間だった。同情なんかすべきじゃないわよね。ふだ付きのワルだもの)

そのディーとマーガレットの関係が次第に明らかになっていきます。マーガレットは弁護士に遺書を作成してもらっており、遺産の5万ポンドのうち3万ポンドをディーに譲ることにしていたのだそう😲。彼女はディーを「a friend I once hurt」(かつて傷つけた友人)と定義していました。またその後見人にはマルコム・ケンリッチが指名されていたそうです🧐。

マーガレットの過去

その後の調べで、マーガレットはかつて娼婦をしていたことが分かりました😨。かつては(たぶんあの下宿)「マーガレットを囲む会」なるものが存在し、そこで彼女は(サッチャーと同じ名を嫌い)マリアンヌと呼ばれていたそうです。しかも、パブ経営者ヴァレリーの証言から、彼女がスチュアートと知り合いだったことも明らかになりました。スチュアートもまたマーガレットの信奉者のひとりだったのです。でもマーガレットはこれをケイトには黙っていてくれたのだそう。

信奉者といえば、マルコムもその一人でした。マルコムは、いつもボートハウスからマリアンヌことマーガレットを見つめていたそうです。彼のボートに「Mary Ann」(マリー・アン)と書かれていたことから、ヴェラがこれに気づきました👍。

ヴェラは、マーガレットの夫のパーヴェルが失踪中であることから、マーガレットがマルコムと共謀して夫を殺したのではないかと推理します。その遺体はきっと、マルコムがしょっちゅうボートで行き来しているスペース島に隠してあるに違いない!

余談ですが、このスペース島にはヴェラの父で密猟をしていたヘクターも来ていたそうで、いちど木から落ちて動けなくなっていたところを、当時はまだ若かったマルコムが助けてくれたことがあるのだそう💐。スタンホープってヘクターの娘か😲!?そうそうヴェラは「猛禽類」を崇拝する家で育ったのでしたっけ😁。No higher beings for me, except raptors.

ヴェラの推測は半分的中し、島から遺体が見つかりました。が、これはパーヴェルではなく、マルコムが殺した他の「悪党」でした。それがリッキーです。マーガレットに付きまとっていたリッキーは、その友達だったディーをレイプしたのだそうです。パーヴェルは再婚(重婚)してカナダに住んでいたことが分かりました💦。

マルコムは、マーガレットに頼まれてリッキーを殺しました。リッキーの母親は、マーガレットに出会ってからすっかり変わってろくでなしになった息子が失踪しても、いない方が楽だったと、捜索願を出さなかったそうです。

一方で、真面目な若者だったディーは、それからすっかり道を踏み外していきました。マーガレットは彼女を放っておけなかったのですね。ディーにコートをあげたという話も事実でした。そのディーは、マーガレットが電車の中で「犯人😈」に会ったのを目撃していたそうです。

真相

その「犯人」とはケイトでした😠。凶器のナイフは彼女の亡き夫のもので、ライアンが使っていたそうです。ケイトはこれを取り上げて、マーガレットの後をつけ、彼女が電車に乗り込む直前にその腰を刺しました。動機は「息子を助けるため」です。ライアンはエミリーをレイプしたのです👎。

エミリーからこの話を聞いたマーガレットは、再び過去の悲劇を繰り返すまいと、エミリーを連れて警察に行こうとしましたが、結局は何も言わずに帰ってきたらしいのですよね。でもケイトはそうは思わなかった。

ディーは電車でケイトを目撃したと「客」のジョージに話したらしく、ジョージはケイトを助けるために、口止め料としてディーに100ポンドを渡したらしい。ディーはそれで酒を買って飲み、心臓発作を起こして転落死してしまったのです😭。

実は部下思い

スペース島に遺体を探しに行った際、ヴェラはケニーにマルコムを見張らせていました。マルコムはそこで凶器のナイフの写真を見て、マーガレットを殺したのはライアンだと誤解します。それでライアンを殺すために、ケニーを突き飛ばして逃走しました。ケニーは頭部を強打して動けなかったため、助けを呼ぶことができずにいたところで、ヴェラが「部下の窮地」に気づいて駆けつけてきます👍。

その後ようやく真相に気づいたヴェラは応援を呼び、マルコムがライアンを殺すのを阻止しました。He's no killer.(彼は犯人じゃないわ)

普段のヴェラはケニーをボロクソにけなしているし、怪我が良くなって復帰してきた時も、娘のマーニー(Lois-Amber Toole)を連れて手土産を持ってきたら「Have you brain damage, Kenny? You old goat😏」(脳をやられたんじゃない?年寄りのヤギ)などとジョークを飛ばしていましたが、本当は部下思いの優しい上司なのは言うまでもありません🤗。

エピローグ

電車で遺体を発見してから、そのトラウマに苦しんでいたジェシーも、ようやく立ち直りつつあります🌹。ジョーとセリーヌは、トラウマを克服させるために、彼女を駅に連れてきました。ジェシーはそこでマーガレットはどんな女性だったのかと尋ねます(Who was she?)。

She was just an old lady who gave up her coat.(自分のコートを他人にあげるような、普通の老婦人だったよ)

ジョーがそう言いながら、セリーヌとともに娘を電車に乗せるところを、ヴェラも外から笑顔で見守っていました💐。

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