アストリッドとラファエル シーズン1 ネタバレと感想 第4話 呪われた家(後編)
フランス・テレビジョン制作の【アストリッドとラファエル 文書係の事件録】(Astrid et Raphaëlle)の4話は「呪われた家」の後編です。前編を見ただけではピースが足りなすぎて推理のしようがなかったけれど、後編ではその置かれたピースの間にうま〜く新事実が、しかもてんこ盛りで組み込まれていってなかなか面白かったですね〜🤗。以下ネタバレのあらすじです。
地下室の秘密
アストリッドとラファエルはリボーの屋敷の地下室で彼の遺体を発見しました。ラファエルは怪我をして動けなかったため、アストリッドに、ニコラにメールを送るよう頼みます。電話をかけるのはアストリッドにはハードルが高すぎたのです💦。アストリッドが席を外している間、ラファエルは「お腹に火かき棒が突き刺さった使用人の幽霊😈」を見て気絶してしまいました😱。
アストリッドはそこで壁に残された「古い血痕」を発見します。また100年以上前の小麦粉の袋から、強烈な異臭を嗅ぎ取りました。それはライ麦粉に付着した菌=麦角菌の臭いだそうで、そこからリゼルギン酸ジエチルアミド(lysergic acid diethylamide=LSD)が生成されるのだそうです。ラファエルはこの向精神薬のせいで幻覚を見たに違いない。
それはロール・ガナも同様でした。昔あの地下室には自由に出入りできたそうで、ガナはそこを溜まり場にして「年上の男たち」と付き合っていたのだそうです。
その後フルニエが鑑定した結果、リボーはナイフで刺された失血死、また古い血液はAB型のマイナスで30年ほど前のものだと判明しました。
新生国家
ラファエルは、カーリシアンとリボーを探っている記者がいると聞いて、早速会いに行きました。彼は90年代に法学部やエリート大学を卒業した過激な極右の政治グループ「新生国家」について調べていたそうです。今彼らは行政機関や企業で要職についており、リボーとカーリシアン、そしてタルカンもメンバーに入っていたことが判明しました😈。
悪魔祓い
ロール・ガナが家族を殺した際、責任能力がないと判断したのは、ロールの祖母が呼んだらしい悪魔祓いの神父でした。その神父=ブイヨーは、今ではパリ司教区の悪魔祓いの責任者をしているそうです。ラファエルが会いに行くと、神父は、ロール・ガナが事件当時「妊娠」していたことを教えてくれました。子供を失ったことで今でも精神に異常をきたしているらしいのです😔。
テオの冒険
またラファエルの事件が「幽霊屋敷」で起きていると聞いていたテオは好奇心を抑えられなくなり😍、アストリッドにその住所を聞いたそうです。その頃アストリッドは「現実」に適応できなくなって「シャットダウン」していたそうなのですが、テオはきっとリボーの屋敷に行くに違いないと察すると、居ても立っても居られなくなりました😨。案の定、ラファエルはテオが「新生国家」を知られたくないタルカンに拉致されたと思い込んで大騒ぎしていたところでした💦。アストリッドは、ラファエルには言わないとテオと約束したそうで、テオを叱らないでやってほしいと頼みます。
が、このテオの冒険が思わぬ収穫をもたらしました👍。テオが地下で撮影した写真に、アラビア語で「ジャバとロール」という愛のメッセージが写り込んでいたのです💕。その後はもうアストリッドの独壇場でした。
紙の部屋
アストリッドはラファエルを「紙の部屋」と呼ばれる彼女のアジトに案内します🌸。そこは昔はコピー室だったそうで、今では誰も入ってこないのだそうです。一人が好きだという彼女にラファエルがその理由を聞くと、アストリッドはこう答えました。私は人と比べると変わっているけれど、一人でいれば普通だから。私は私🌹。
そこでアストリッドは「ロール・ガナ」についての情報を伝えます。ロール・ガナはかつてジャバ・エルメブスタという男性の失踪届を出したことがあったのだそうです。そのジャバは失踪届が出て数日後に列車事故の被害者として遺体が発見されましたが、資料を読むと不審な点が多かったそうです。しかも彼の血液型はAB型のマイナス!これを話す時のアストリッドの様子(😍)から彼女の興奮ぶりが伝わってきましたね😁。
ジャバの写真を見たラファエルは愕然とします😨。その顔はディエゴにそっくりだったのです。そう、そのディエゴこそ、ロール・ガナの子どもでした。そろそろネタバレに参りまするね。
真相
ティエゴは、カーリシアンが死亡したあの法廷にも来ていました。カーリシアンはその顔を見て愕然としたに違いありません。殺したはずの男がなぜ今ここに!?😱 それでタコツボになっちまったのですね〜🐙。
ロール・ガナは、25年前に知り合ったアラブ人のジャバと恋に落ち、ディエゴを身籠りました。それを知った当時ロール・ガナと付き合っていたカーリシアンとタルカン、そしてリボーはジャバをひどく殴ったのだそうです😈。その結果、ジャバは死亡してしまいました。リボーはこれをずっと後悔していたらしく、ロール・ガナが入居したエスペリト・サントを支援していたのですね。またその息子のディアゴを探し出して共同経営者にしたのです。その後は自首しようとして、カーリシアンとタルカンに連絡をしたらしい。
リボーが危ないと察したディエゴは、カーリシアンの車に爆弾を仕掛けました。殺すつもりはなく、脅したかっただけだそうです。またディエゴはタルカンの車に探知機をつけており、それによるとタルカンはリボーが殺害された時、彼の家を訪れていたことが分かったそうです👍。ディエゴはリボーの家に駆けつけましたが、地下室の存在を知らなかったため、リボーを救うことはできなかったのだそう😔。
タルカンの服からはリボーの地下室にあった硝酸カリウム(壁か?🙄)が検出されたらしく、それが決め手になったようです。こうしてタルカンはリボー殺害容疑で逮捕されました。
アストリッドの体調を心配するあまり捜査協力に反対していたガイヤール局長は、アストリッドがラファエルを「紙の部屋」に入れたことを知って、自分の過保護を認めます💦。アストリッドは局長ですらあの部屋には入れないのだそうです。でもバシェールはアストリッドをひどく警戒し、ニコラにスパイするよう命じていました😈。
エピローグ
ラファエルはディエゴをエスペリト・サントに連れていってロール・ガナに会わせました🌹。彼女は、何も言わなくても「恋人」の顔をした目の前の青年が誰なのか分かったようでしたね😭。
そしてそこでもう1つ重大な事実が明らかになります。なんと前回ラファエルにロール・ガナの症状について教えてくれたマチルドはなんとアストリッドの実の母親だったらしいのです😱?!その名もマチルド・ニールセン。彼女は燃え尽き症候群で入居していたそうですが、今はもう退院したそうです。
またリボーの家は売りに出されました。が、誰もいないはずのその2Fには灯が灯り、人影が見えていたのは気のせいではありますまい👻。
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わかりやすい
海外ドラマでよくある、ファーストネームとラストネームの乱用で誰が誰だかわからなくなり(リボーで統一して。いきなりマックスと言われても誰?!ってなる(/_<) )この記事を見て関係図を作り(笑)ようやく理解しました。
大変わかりやすいあらすじネタバレで、文章も読みやすく(私レベルでもわかる)大変感謝です☆
リボーは良い人だったのですね。
最後のロール・ガナとディエゴにウルっとしました。旦那は、「ジャバ本人だと思ったのかな」と言ってました。精神壊れていたらそんな考え方も有りですかね。私は、見た途端に正気に戻ったと思いましたが。
長くなりましたが、またお邪魔させていただきます^^