アストリッドとラファエル シーズン2 ネタバレと感想 第7話 ヘルメス文書
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フランス・テレビジョン制作の【アストリッドとラファエル2】(Astrid et Raphaëlle S2)の第7話は「ヘルメス文書」(Le livre)です。も〜今はもうすっかりフランス語を忘れてしまったおばさんだけど💦、この単語はシッカリ覚えていますよ〜Le livre=本(その本、転じて特別な本)です😁。
今回もまた、いかにもアストリッドが好きそうな(得意分野)で面白かったですね〜👍。またふたりの絆も一層深まったようで何よりでした🌹。以下あっさりめのネタバレです。
古文書の呪い?
古文書「ヘルメス文書」の新発見が含まれていると言う貴重な写本が競売にかけられることになりました。18年前にイラクの発掘調査でこの文書を発見したアンリ・ベルジェ(Armand Eloi)という大学教授や彼と行動を共にしたデルレット男爵(Tom Novembre)が見守る中、こちらも当時の仲間だった競売吏のジャン・ルグラス(Philippe Ohrel)は、開始価格を宣言した直後、幻覚に襲われて亡くなってしまいます😨。実際の死因は、肘に注射痕があることから、毒殺が疑われました。彼のズボンのポケットには、タロットカードの「愚者」が入っていたそうです。
テツオとの"(無言の)公園デート"(何度目かは不明😁)を終えて現場にやってきたアストリッドは、早速、オークションにかけられるはずだったヘルメス文書が偽物だと気づきました。殺されたルグラスは父親の友人だったと言う助手のクレオ・ヴィトラク(Paloma Coquani)は慌てて確認し、偽物だと断定します。科学捜査班も同意見だったそうです。も〜さすがはアストリッド👍。
バシェールも、今回の事件は「古文書(の偽造)」についても調べるべきだと、早速アストリッドを指名しました。
アストリッドはラファエルに、本の贋作者は「署名」を残すことがよくあると教えます。そんなことをしたら「偽造」がバレてしまうのだけれど、そこが「贋作者のプライド👻」なのでしょうね。ふたりは、今回の偽文書からその「署名」を探すことにします。
ところがこれが通常の署名ではなく「星座」だったから驚きです。ヒントをくれたのはテオでした。アストリッドは、ルグラスのパソコンから見つかった「オリジナルの文書」の文字のいくつかが強調文字になっていたため、古代ギリシャ語が読めるニコラと共に、その文字を並べ替えて悪戦苦闘していたのですが、テオは1発で見抜きました。面白い形をしているね?🤗
偽物の文書の強調文字が「ちょうこくしつ座」という星座だったことから、贋作者は「彫刻家」の異名を持つアブドゥラ・アスリ(Azize Bouche)だと推察されました。彼は実際、贋作の罪で服役中でしたが、これを書いたのは捕まる前の2003年だったそうです。依頼者はベルジェ😈。2003年と言うのは多分「18年前」なのでしょうな😁。
第二の殺人?
が、そのベルジェは、少し前に自宅で遺体で発見されていました💦。ポケットの中には「吊るされた男」のカードがあり、ベルジェはその形に似せた姿で亡くなっていたそうです🧐。
またルグラスのパソコンからは「明日になったら動くぞ」といういかにも脅迫めいたメールがベルジェ宛に送られていました。「明日」というのはオークションの当日です。しかも、ベルジェの家にあった写真から、前述したクレオが彼の娘だったことが判明しました。クレオに詳細を尋ねたところ、ベルジェは研究のために家族を捨てたから、ずっと疎遠だったと供述します。
聞き込みの結果、ベルジェが死亡した当日、デルレット男爵と窃盗の前科のあるイヴァナ(Daria Panchenko)という女性がベルジェの家を訪れていたことが分かりました。ラファエルは早速男爵家の捜索を要求しますが、フォレストが却下したため「24もの法💀」を犯して単独忍び込むことにします。もちろんアストリッドは止めましたよ😆。案の定、イヴァナは「ベルジェの指紋のついた注射器」を持っていました。
でも男爵は、ルグラスとベルジェを監視していたことは認めますが、殺害についてはキッパリ否定します。殺したのはベルジェだ!😤
ラファエルと「髭を剃ったニコラ🤗」、そしてアストリッドは早速&再度ベルジェの家を調べにいきました。アストリッドが早速「隠し金庫」を見つけると、中には本物のヘルメス文書が隠してあったそうです。やはり、ルグラスを殺して文書を奪ったのはベルジェだったのです。
真相
ベルジェが文書を盗んだのはでも、学術的興味からではなく、自分のでっちあげを隠すためでした😨。18年前に彼らが見つけた文書は、アスリが偽造した偽物だったのです。ベルジェは、自分の学説を裏付けするために、アスリに偽の文書を作らせたのだそう。も〜ここは開いた口が塞がりませんでしたね😓。
もちろん、当時火事が起きて文書が消えたのも、ベルジェの仕業でした👎。
ところが、その後ルグラスが本物の文書を発見しました。それで彼はベルジェの嘘を知ったのですね。ルグラスは、競売の後で嘘を暴く=明日になったら動く、とベルジェを脅したために、ベルジェに殺されてしまったのです。その際ベルジェは「イかれた男=男爵😈」が信じ込んでいた「薔薇十字団」を利用しました。それが例のタロットカードです。
が、これを利用したのはベルジェだけではありませんでした。その娘のクレオもです。男爵から、ルグラス殺害を告白するか、研究を捏造したことを告白するかの2つに1つを迫られたベルジェは自ら死を選んだのだそうです。それを知ったクレオはベルジェの名誉を守るため、父が18年前に書いた「伝説」と一致するよう細工して他殺に見せかけたのだそうです。
ベルジェはクレオに歩み寄ろうとしたのに、それを頑なに拒んだクレオは、そのことをひどく後悔していたらしい😓。
父と娘の確執
これがラファエルと父フィリップとの確執につながります。ラファエルの兄バンジャマンは、ドラッグに手を出したと父に知られるとすぐに更生施設に入れられたのだそうです。その後彼は麻薬絡みの事件で亡くなりました。それでラファエルはその時付き合っていたマティアスと別れ、在籍していた法学部も辞めて警官になったのだそうです。父が兄を見捨てたことを、ずっと許せなかったのですね。
でもフィリップはフィリップで激しく後悔していたそうです。ラファエルが許せないのと同じぐらい、自分で自分を許せないと語っていました。そのフィリップがフォレストにバンジャマンのことを話したと聞いたラファエルは激怒し、やっぱり父を許せない!と再確認していたのですが、この父の言葉を信じて良いものかどうか迷います😨。アストリッドは、迷うことはない、直接父親に尋ねてみればいい、とアドバイスしました🌹。
指貫と羅針盤
アストリッドという名前は、ゼウスの娘で「星を生む女神」という「Astraea」が語源だと語ったアスリの言葉に、ラファエルは深く共感します。あなたは星だわ。私が道に迷った時、空を見上げるとあなたは北を示してくれる。
ラファエルは、フィリップを夕食に招待し、アストリッドには「羅針盤」(方位磁針)をプレゼントしました。気に入らなかった時の反応に困ると悩んでいたアストリッドですが、その顔にはしっかり笑みが浮かんでいたようですね🤗。
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今回も面白かったでしたね!
本物と贋作、似てるものは
本当に似てるから
贋作作る人って器用ですよね!
…何故、その技術を
他の事に活かさないのかは
謎ですけど(笑)
初めてラファエルの
パパさんも出てきたけど
ちょっとお固めの人?