アストリッドとラファエル　シーズン３　ネタバレと感想　第１話　フィクションの天才

アストリッドへの処分

フォレストは、最近の判例を例に取り、専門家以外の捜査への介入を違法だと申し立てました。バシェールも頑張ってアストリッドを庇ってくれたそうですが力及ばず、アストリッドの捜査への参加は次が最後になるらしいのです。ラファエルやニコラはこれを不当だとし、絶対に撤回させてみせる、と息巻きました😤。特にラファエルはアストリッドの気持ちを思いやり、しばらくこのことを伏せておくよう皆に言い渡します。でも賢いアストリッドは既にこの処分を察しており、逆にラファエルを思い遣って、何も言わずにいたのだそうです。

その後二人きりになった時、アストリッドはラファエルに尋ねました。今後捜査協力ができなくなっても私はあなたの友達ですか？ラファエルはきっぱり、仕事と友情は関係ない、と答えました。あなたは私の親友よ。でもきっと元通りになる（してみせる！）

晴れた夜の落雷

天文台で、有名な天体物理学者＝ミシェル・アルダン教授（Marc Choquet）の遺体が発見されました。検視の結果「雷に打たれて亡くなった」のは明白ですが、フルニエは承服できません。なぜならアルダンの死亡時刻は晴天で雷は発生していなかったからです🤨。

そのアルダンは、死ぬ前に「衝撃的な発表をする」と語っていたそうで、ラファエルたちは、その発表を阻止したい何者かがアルダンを殺したのではないかと推理し自宅の捜索に行きました。そこには既に覆面姿の女性が侵入しており、これに気づいたラファエルとニコラの追跡を振り切って逃走します。が、マヌケなことに、盗みに入った目的らしい赤い手帳を落としていきました😁。

その手帳の内容を解析してくれたのは、アストリッドの社会力向上クラブのアリスです👍。アリスによると、アルダンは未登録の静止衛星を発見していたらしいのです。そしてこの情報は、警察では伏せていたはずなのに、一斉にマスコミで報道されました👿。なんとアルダンは「国が極秘で開発した軍事兵器」で亡くなったことになっています😵。

闇の政府による陰謀論

ラファエルは、その発信源らしい情報サイト、政財界の汚職を糾弾するので有名なイレメディアのオリヴィア・サンクレール（Michaël Cohen）を呼び出しました。サンクレールは、アルダンを殺したのは国で、警察もグルだと言わんばかりです。

そのアルダンが「グローバルプラン」というドキュメンタリーに出演していたことが判明しました。この「プラン」とは闇の政府が密かに人類を支配する計画を指しているのだそう💦。製作したのはエレナ・カンベル（Camille De Pazzis）という元ジャーナリストです。彼女はこうした陰謀説を支持するようになって次第に干されてしまったらしい。

アルダンは、このドキュメンタリーから一部を抜粋したものを動画としてアップしており、例の赤い手帳を手にして「これで何人かを失脚させる」と語っていました。その動画には「国による口封じ☠️」というコメントが、アカウントは異なるものの同じプロフィール画像の人物からたくさん送られてきたそうです。おそらくこれはロシアのハッカー集団による情報操作だと思われます。

感電死

その後フルニエから、アルダンの遺体から炭酸ソーダ＝炭酸ナトリウムが検出されたとの連絡が入りました。意見を求められたアストリッドは、炭酸ナトリウムは優れた導電性を持っている、と答えます。つまり、本来なら感電するはずのない電流、たとえばスタンガンでも、炭酸ソーダ水溶液を浴びせられた体では「感電死」してしまうと言うことです😨。

フィクション

ラファエルとアストリッドは、この「殺人」は怪しげな陰謀論を持ち出して、世間を騒がせるのが目的だったに違いない、と推理しました。その推理は「グローバルプラン」を制作した会社＝サラヴァック・プロダクションがパーティーを開いているライブ映像を見て確信に変わります。そこにサンクレールがいたからです。しかも監督のカンベルは足を引きずっていました。ニコラが追いかけた女性はその時転んで左手首と足を怪我していたはずです。

ラファエルは早速ニコラと一緒にパーティー会場に駆けつけました。そこでサンクレールとカンベルが恋人同士だと言うことも明らかになります。ニコラはカンベルの手首の怪我を確認し、即、手錠をかけました。いや、さすがにそれはちと勇み足じゃない？😅

案の定、警視総監がやってきて、国民の世論を理由に、カンベルの釈放を命じました😔。カンベルは早速、警察に暴力を振るわれた、自分は妊娠しているのに、と世間の同情を買おうとします。

アストリッドは社会力向上クラブで「編集可能な映像」が証拠なのはおかしいと訴えました。ウィリアムは、編集前の映像を見れば真実が分かるのではないかと助言しますが、家宅捜索でその映像を見つけることはできなかったのだそうです。ウィリアムは実に嬉しそうに笑いました。きっと「彼女」が力になれる😁。彼女とはモチロン「ベレジン_28」です😉。

ベレジンは、偽の情報を暴く「デバンカー集団」に属しているそうで、この「グローバルプラン」も公開以来最大の関心事だったらしく、この捜査が始まる前からサラヴァック・プロダクションのパソコンにハッキングして、撮影中に録画されたすべての映像を手に入れていたのだそう🎉。

早速この「編集前」の映像を確認したところ、アルダンは「闇の政府」の存在をきっぱり否定していました👎。またアストリッドは、カット前とカット後で大きく違う点を発見します。アルダンのメガネに映っていたカンベルのシャツが乱れたこと、しかもボタンを掛け違えていたこと、そして腕時計の長身が３／４周進んでいた（43分経過していた）こと。

ニコラとラファエルはすぐにその意味を察しましたが😁、アストリッドには理解できません🙄。しかもニコラが「ふたりは寝たんだ」と言ったため「43分もか？長すぎない？🤔」と疑問を呈します。いや、うたた寝したわけじゃないから😂。

アルダンとカンベルの関係を知ったラファエルは（アストリッドの予言通り👌）バシェールの忠告を無視し、サンクレールの家に無断侵入しました😓。これが最後の仕事かもしれないと覚悟を決めたアストリッドも（ライトを持って）「２８」もの法を犯して協力します。そこでラファエルは、サンクレールが５年前に避妊手術を受けていた事実を突き止めました。カンベルのお腹の子の父親はアルダンであり、サンクレールは嫉妬から、アルダンを殺害したに違いない！

カンベルは、サンクレールの避妊を知らされておらず、彼も一緒に妊活していると思い込んでいたそうです😞。

サンクレールはまさにフィクションの天才＝「大嘘つき👿」です。兵器の開発まで暴露したのも、バシェールの指摘通り、真実よりもフェイクニュースの方が世間受けすることを、彼は知り尽くしていたからです。いや、兵器を開発していたかどうかの真偽は分かりませんでしたけどね😓。

特例

こうして事件は解決しました。警視総監は、首相が直接ラファエルの功績を称えたがっている、と伝えにきます。ラファエルはきっぱり、アストリッドのかげだと明言しました。警視総監もそう言われるのは分かっていて、アストリッドを特例で、捜査部での任務継続を認めることにしたと語りました😍。その条件は年内に司法警察員試験に合格すること。その試験のほとんど（筆記）は鼻く⚪︎同然（🤭）＝楽勝に思われましたが、問題は、管理能力、特に騒音を含むストレスに対する管理能力試験です😨。アストリッドは絶対にダメだと言い切りましたが、ラファエルは大丈夫だと励ましました。

もう過去には戻れない

アストリッドを心配したテツオが、アストリッドにボールソリティアというゲームを持ってきてくれました。少しでも気が紛れたらと思ったようですが、アストリッドはなかなかその気になれません。始めてしまったら、必ず終わりが来ると分かっているからです。ラファエルとの友情も、テツオとの恋も、まだまだ不安なのですね。

でもテツオは、警察との関係が切れても、アストリッドには犯罪資料局（の仕事）がある、と励ましました。以前の生活に戻っても、以前と同じように暮らせるはずだ。

でもアストリッドにとってもはや過去は過去でした❣️。もうガイヤールさんはいないけれど、同僚たちが話しかけてくれるし、ラファエルという友達もいる。買い物は水曜日になり、あなたに会った🌹。以前と同じには戻れない。

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