バビロン・ベルリン3を見始めました 1&2話 ネタバレと感想

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ドイツ制作のミステリードラマ、【バビロン・ベルリン】のシーズン3が始まりました。念のためお伝えしておきまするが、前回日本で放送されたのは本来のシーズン1&2だったのだそうです。え?いきなりシーズン3ってシーズン2は見逃したの??と焦る必要はございません、っておばさんだけですかね

と、余談はさておき、久しぶりだったので、また顔が混ざりましたね~。でも前回に比べると新しい顔ぶれは少ないので助かりましたが。以下早速ネタバレですバビロン・ベルリン3のネタバレ感想行きますよ~( `ー´)ノ

舞台背景

時は1929年、歴史に疎いおばさんですら知っている世界大恐慌の年。バブルがはじけ、株が大暴落したその10月24日、ワイマール共和国時代のドイツでも、ご多分にもれず、証券会社は大混乱していました。冒頭の映像がそれですね。中には自殺した人もいたようです

そこから遡ること5週間前の9月20日から物語が再開します。つまりは「バブルの真っただ中です。個人投資家が増え、一般庶民が株を取得してはその上昇に熱狂していました。またアーレンセン()ら、ユダヤの大口投資家は米ドルで4500万も投資していたそうです

どうやら躁うつ病らしいアルフレッド・ニッセンは「経済」をこの病気にたとえました。躁状態と鬱状態は交互にやってくるが、今は躁状態だと分析し、アーレンセンらユダヤの投資家は国が後押しをする国際犯罪組織だとうそぶきます。ニッセンは、彼らを利用して失った金を取り戻そうと企んでいました。大手銀行の顧客リストを手に入れろと腹心のヴェゲナーに命じています。

主役とその近況

ゲレオン・ラート

ラートは相変わらず、戦争のPTSDに苦しみながら、毎日を送っていました。兄アンノーの生存を知った今もまだ、兄嫁のヘルガ、そして甥のモーリツと暮らしていますが、さすがに前と同じではいられません。アンノーが死んだと思っていたからこその関係であって、兄が生きているのにその妻ヘルガと積極的に(不倫)関係を続けるほど厚かましくはない、でも本当のことは言えない、という気の弱さも相変わらずです。それにラートは今も密かにアンノーに会って、何か治療?を受けていたようですね。

ヘルガも、具体的ではないにせよ、そんなラートのよそよそしさに気づいていたようです

シャルロッテ・"ロッテ"・リッター

ロッテは妹のトニとともにバーの2階で暮らしていました。日中は他の男性がその部屋を使い、ロッテとトニは夜だけ使っていたようですね。

ロッテは刑事になるために一生懸命勉強し、今回試験を受けました。その推理や分析力はずば抜けて優れていたにもかかわらず、唯一、指紋の種類を答えられなかったことを理由に不合格にされてしまいます。丸々と太って禿げあがった課長のエルンスト・ゲナート(Udo Samel)はロッテの実力を認めて、些細なことにこだわって落とすのはおかしいと反対してくれましたが、メガネをかけた二八分けのいかにも嫌味な男=レオポルト・ウルリヒ(Luc Feit)は「ラテン語」を知らなかったロッテを馬鹿にしました。

私よりできなくても男は皆合格したのに!女とは働きたくないのね!!

いやいや、自分より賢い女性を認めたくないだけでござるよ

さてこれらを踏まえて今度は実際の事件(捜査)に目を向けてまいりましょうここからが本番です

ベンダ殺害事件

行政長官だったベンダ殺害の罪で逮捕されたグレータは、一切の面会を禁じられていました。そもそもグレータはフリッツオットーに騙されて利用されただけなのですが、最後の最後でそのフリッツがナチ党員、つまりは国家社会主義者だったと確認していたことから、黒幕は国家社会主義者だと供述したものと思われます

ベンダの後釜として行政長官に就任したヴェントは、そのグレータの捜査資料を閲覧禁止にしました。ラートがその理由を聞きに行くと、グレータとつるんでいた若者は共産党員だったと語り、国家社会主義党の関与を否定します

ラートは警視総監のカール・ツェルギーベルに応援を頼みに行きました。警視総監も今は裁判中だと止めましたが、ラートは、ヴェントは信用できない、と伝えます。ヴェントは警視総監に、かつてのデモ隊への発砲の責任を取って辞任するよう迫っていたのですよね。ベンダと警視総監はあのデモ以来、共産主義者の恨みを買っていた、と主張しています。

ということは、きっとヴェントもナチだということでやんすね。そのヴェントは、ドイツ共産党のハンス・リッテンという弁護士に目をつけていたようです。というより、ラートや警察の目を共産党に向けさせようとミスリードしていたようですよね。また「孤児院を捜せ」と仲間に命じていたようです。

グレータのいる女刑務所では、次々と女囚が処刑されていきますしかも中庭で公開処刑(;´Д`)。ラートとロッテはグレータを救うことができるのでしょうか?

新たな事件

女優の死

とある映画の撮影中、主演女優であるベティ・ヴィンター(Natalia Mateo)の上に照明が落ちてきてこのベティが死亡しました。主催者側、プロデューサーのヨー・ベルマン(Bernhard Schütz)は事故だと主張しますが、ラートは照明の支えが切断されていたのを発見します

この映画を作っていたのはモカ・エフティ経営者のエドガー・カサビアンです。そして今回はその仲間に、刑務所から出所したばかりのヴァルター・ワイントラウブ(Ronald Zehrfeld)が加わりました。ベティの死が事故ではなく他殺だと判断されると、ふたりは莫大な借金を背負うことになるそうです

彼らのスポンサーは、エドガーの弟で銀行家のヨーゼフ(Robert Dölle)らしく、このヨーゼフは、義姉であるエドガーの妻=エスター・カサビアン(Meret Becker)のために資金を援助したと力説していました。保険が降りなければ、容赦なく金を取り立てる、と息巻きます。

エドガーとワイントラウブは、何とかして撮影を続行させようとします。ベルマンは、エスターなら主役の代役ができるかもしれないと仄めかしましたが、エドガーは乗り気じゃないようですね。

捜査状況

その後の調べで、最も怪しいと思われる「照明係」が、スタッフ名簿にある人物とは別人だったことが判明しました。名簿にはペーター・グラーザーとありましたが、実際に照明を担当していたのは別人のフェーリクス・クレンピンだったのです。

また撮影に参加していた他の女優=シュピールマン「マントを着た幽霊のような人物」を見た、と証言しました。ちなみにこの女優はかつてラートとペピータ・バーでナニした人物です。またベティの夫のトリスタン・ロートはバイセクシュアルらしく、ベティが望んでいたアメリカ行きにひどく反対していたそうです。

その後ラートはクレンピンを見つけましたが、あとちょっとのところで、やはりマントを着た「幽霊のような人物」に口封じで殺されてしまいました。クレンピンは、撮影を邪魔しようとしたが、ベティを殺してなどいない、ベティは死ぬはずじゃなかった、と語っていました

ほか

ラート家

ヘルガはどうやら妊娠を望んでいて(もしくは逆??)体内のhcgの量を調べてもらっていたようです。またヴァンゼー16-0-3という番号につないでもらって話をした後、ホテルに出かけて行きました。手には「from Schwalbach」(シュヴァルバッハから)という封筒を持っており、その中に入っていた鍵の12号室に赴きます。そこにはいったい誰が待っていたのでしょう?

また、カトリック青年隊のメンバーとして落ち葉拾いをしていたモーリツは、近所に住むアーントからFDAJにスカウトされてしまいました。FDAJは"Freie Deutsche Arbeiter Jugend"(労働者青年団)の略らしいですから、おそらくはヒトラーユーゲント(Hitler Youth、略してHJ)と同義なのでしょう。

リッター家

ロッテの姉、イルザが目を患っていたようです。また、亡くなったふたりの母ミンナはロッテに何かを遺していたらしい。

感想

相変わらずてんこ盛りの内容でしたね~。これからどんな展開が待っているのか、続きもとっても楽しみですね

 
死者の声なき声 上・下 (創元推理文庫)
バビロン・ベルリン Season1
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COMMENTS

こん
ちくわさんへ
2020/12/07 (Mon) 12:37

拍手コメントをありがとうございます♪

ちくわさん、いつもご利用ありがとうございます。

それでですね、書き込み制限のことなんですが、私自身に覚えはないのですよ。そもそもここ数年ばかし新しい制限を設けた覚えはないんです(;´Д`)。せっかく来ていただいているのに、嫌な思いをさせてしまって本当に申し訳ありませんm(__)m。

先日他でもご迷惑をおかけしたケースがあったので、今回は思い切って過去に登録した制限をすべて削除してみました(ドキドキです・爆)。お差支えなければまたお試しくださいませm(__)m。

今回いただいたコメントは、アタイがちくわさんに成りすまして、こちらに転載させていただきまするね。本当にごめんなさい。そしてありがとうございました♡。こん

こん
ちくわ
2020/12/07 (Mon) 12:40

No title

こんさん、こんにちは。バビロンベルリン始まりましたね~。

「この人、前シーズンでも見たけどどういう人だっけ…」と記憶を辿りながら、でも重厚な内容にどっぷりはまって見ています。またまたこちらで復習&見落としてたところを補足させていただいています。

コメント欄から書き込もうとすると、やはり書き込み制限をうけてしまうようで、他でもアンや閻魔堂など、コメントしようとして弾かれてそのままあきらめたりもしておりました(涙)。私がもし過去に何かやらかしているのでしたらすみません。このプロバイダがなにか引っかかってしまっているのかな…。ご迷惑でなければ、この拍手コメントからまた送らせていただきますね。

ともかく、いつも更新ありがとうございます!な気持ちが伝われば嬉しいです。それでは。

こん
ちくわさんへ
2020/12/07 (Mon) 12:44

嫌な思いをさせて本当にごめんなさい

ちくわさん、これまで悲しい思いをさせてしまって本当にすみませんでしたm(__)m。
それなのに、また引き続きご利用いただいて、こちらこそいつもありがとうございます。

上でお話ししたように(禁止ワード以外は)設定を外してみましたので、お時間のある時にでも試してみてくださいませね。バビロン・ベルリンも楽しみですね。ではでは(^^♪。

ちくわ
2020/12/07 (Mon) 16:58

こちらこそお手数おかけしてしまい大変申し訳ありません。嫌な思いなんて全然していないので!お気遣&ご対応ありがとうございます。これで無事書き込みできてると良いのですが。そして、今回の解除でこんさんの方で何かやりにくいことなど発生しましたら、お気になさらず、やりやすいようにしてくださいね。
この週末は24も逃亡者も、盛りだくさんでしたね~。ほんとうにいつもこちらで疑問点やすっ飛ばしたところを補完させていただいてます。ありがとうございます。やさしいこんさんに感謝感謝です(^▽^)

こん
ちくわさんへ
2020/12/07 (Mon) 18:10

無事届きました(^^)/

ちくわさん、またまたありがとうございます(^^)/。
無事届きましたよ~。ホッとしました^^。

今ね、逃亡者の後編の感想書いていたところです。これもめっちゃ面白かったですよね~( *´艸`)。

いえいえ、こちらこそいつもありがとうございます。これからもどうぞ懲りずにお付き合いくださいませね。ではまた(^_-)-☆。こん

バビロン・ベルリン