バビロン・ベルリン3 ネタバレと感想 3&4話 マントを着た人物
~バビロン・ベルリンのネタバレと登場人物はこちらでご確認いただけます: バビロン・ベルリン ネタバレと登場人物一覧~
ドイツ制作のミステリードラマ、【バビロン・ベルリン3】の3話と4話を視聴しました。これはまためちゃ入り組んで面白くなってまいりましたね。以下早速ネタバレです
。
連続殺人事件
フード付きのマントを着た人物
女優のベティ・ヴィンターに続き、元照明担当のフェーリクス・クレンピン、そして今回は、ヴィンターの代役に選ばれたティリー・ブルックスが殺されました。
容疑者は、今のところ、フード付きのマントを着た人物(男性?)、と目されています。今回はロッテが撮影所でこの姿を目撃しています。ちなみにこのマントは、ベティの夫のトリスタン・ロート(Sabin Tambrea)の衣装だったらしく、本来は、ロートと代役=アドリアンの二人分用意してあったのが、1枚消えていたそうです。
またブルックスが殺された後、ロートの姿が消えました。犯人は庭を通って侵入&逃走したものと思われ、その庭は食堂の搬入口に通じており、出入りした業者も複数いることから、これらも捜査対象に加えられます。
配達業者
ヘニングとチェルビンスキーが彼らを調べたところ、そのうちの一人から、ロートに「庭に出るための鍵」を貸したとの証言が得られました。が、ヘニングたちが帰ると、何やらいわくありげな男=帽子をかぶった髭の男が出てきて、先の男と目配せをします。どちらも名前は分かりません
。
衣装係の証言
衣装係のギゼラはクレンピンと親しかったらしく、彼が誰かに雇われて急に羽振りが良くなったと話してくれました。理由は撮影を邪魔して損害を与えることでしたが、直前に話が変わったのか(女優を殺せと言われたのか?)、誰かと電話で話をしていたクレンピンは怒り出し、照明が落下する数時間前に出て行ってしまったのだそうです。
それでラートは、犯人はエドガーと対立する敵ではないかと本人に尋ねに行きました。エドガーは、ラートとはメンター(恩師=アンノー)も共通していることだし、ここは協力すべきだと語ります。そして治療費には金がかかると言って「9月28日」と書いたメモを渡して去っていきました。
ヴェラ・ローマン
ブルックスが代役に選ばれた時、ヴェラ・ローマンはワイントラウブに激しく食って掛かっていました。ワイントラウブが出所して来た時に迎えに来た女性がこのローマンのようですね。しかもローマンは、ロッテの知り合い(売春仲間)でもあったそうです。
ローマンはブルックスを控室に閉じ込めて、主役の座を奪い取りました。その後はロッテと旧交を温めています。
土星同胞団
一方のロートは怪しげなオカルト集団、土星同胞団を主催していました。そのシンボルは五芒星(ペンタグラム)で、亡くなったヴィンターもそのペンダントをしており、クレンピンの部屋からも同じものが見つかりました
。
その同じ部屋から、トリスタン・ロードからの「9月24日の招待状」も出てきます。合言葉はオシリスです。ラートはロッテと出かけることにしました。
凶器
髪を二八に分けた刑事のウルリヒは、どうやら鑑識の担当らしく、クレンピン殺害の武器がロス・ステアーM1907だと突き止めました。引き続き、その銃が登録されているかどうかを調べたところ、その銃を見つけたらしいのに、たまたま担当のラートがいなかったため、ゲナートに知らせようとして会議中に乗り込んだら、そのゲナートから秩序を破ったと叱責されてしまいました。ウルリヒはこれを根に持ち、証拠を見つけた事実を伏せて、それをカバンに閉まってしまいます
。ブルックスの資料を朝一番に持って行った警部もこのウルリヒなのでしょうか?
このウルリヒは糖尿病で、いつも自分でインスリンの注射をしているそうです。
またブルックスの遺体を解剖した病理学担当の助手、ルディ・マルツィグ(Johann Jürgens)はロッテに気があるようでしたね。
エドガーの目的
ヨー・ベルマンによれば、エドガーとワイントラウブが映画を製作する目的は彼らの100万マルクを資金洗浄するためだったそうです。それなのに、その製作費を銀行から借金しているとはどういうことか
?ベルマンが不思議がるのも当然です。
保険会社のザープは、中止の理由が殺人では、保険金は下りないと明言しました。ワイントラウブは話が違うとザープに暴力をふるい、エドガーに止められます
。このワイントラウブが服役していたのは、二重帳簿による脱税が理由だったそうですが、それ以外にも強盗や詐欺、傷害で複数の嫌疑がかかっている根っからの悪党らしい
。
カテルバッハ
国防軍
ラートが以前ベーンケの下宿で一緒だったカテルバッハは、ルフトハンザ航空が国防軍を違法に支援している事実をつかみ、テンポ新聞のハイマン編集長にこの記事を掲載するよう促しました。が、ハイマンは、確実な証拠=文書や写真が無いと掲載はできない、と断ります。目下の関心事は女優と照明係の殺人事件なのです
。
そうは言われても、国防軍のいるシュタ-ケン飛行場をうろつくわけにもいかず、カテルバッハはどうやらその「機密書類」を密かに手に入れたようですね。
ベンダの捜査資料
グレーフはラートに頼まれて、亡きベンダの資料を探ってくれました。そこには尋問記録とHからMまでの何かのリストがあったそうです。その中にカテルバッハの名前を見つけたラートは早速ベーンケの下宿に電話をして会う手はずを整えました。
ベンダ殺害事件
偽証
ヴェントは部下に命じて、孤児院に預けられていたグレータの息子を捜しだしました。まだ赤ん坊の彼を刑務所へ連れていき、供述を翻せと迫るヴェントと面会中グレータの目に付くところで「人質」として見せつけます
。相手の意図を悟ったグレータは、法廷で嘘の供述をしました。フリッツが国家社会主義者だと思ったのは間違いで、やはり共産党員だった、と答えたのです
。
拷問
その後グレータは同じ刑務所内にいた共産党員の女医、ヴォルカーとその仲間からひどい拷問を受けました。が、決して口を割らなかったそうです。ヴォルカーはグレータの覚悟のほどを察したようで、一旦は手を引いてくれましたが?
ニッセン
株価
ニッセンはヴェゲナーに命じて人々の投資状況を調査させました。投資家のほとんどが、投資額の何倍も利益が出ると説得されて収入を超える額をつぎ込んでいたことが判明すると、ニッセンは、株価はもう少し上昇した後に暴落すると断言します。
ヘルガ
ヘルガにホテルの部屋を用意してくれたのはニッセンでした。よほど以前のことが応えていると見えて、その償いのつもりのようです。そんなこととは夢にも思わないラートは、密かにヘニングを呼んで、ヘルガ捜しを依頼しました。
ベーム
ヴィルヘルム・ベームは、グレーフの恩人でした。かつては男娼をしていたグレーフを救い、写真家に育て上げて殺人課に呼んだのがこのベームだったそうです。グレーフは今も深く感謝していました。
そのベームもまた、最近羽振りがよさそうでしたよね。ドレスナー銀行のレート?(株価?)を調べていたようなので、彼もまたこのバブル崩壊の犠牲者になるのかもしれませんんね。娘のレキーナは商業通信関係の「見習い」になったそうで、下の息子のローラントには1Fの部屋が良いだろうと語っていたので、足でも悪いんですかね。
リッター家
イルゼ
イルゼの目はかなり深刻な状態でした。右目は黄斑変性症で左目は緑内障だそうです。医者は、手術さえすれば治るが、600マルクは払えないだろうと決めつけました。ロッテは金は何としても用意すると約束します。
母の恋人
ロッテに遺されたという母の遺品は、その恋人=Eからの手紙の束でした。その文面からすると、ロッテは彼の息子のようにも思えましたが?ロッテはこの手紙を隠したつもりでしたが、トニに見つかっています。でもトニも沈黙を守っています。
感想
先週はそれほど込み入ってなかったように思えたのが、いきなり複雑になってまいりましたね。これがどうつながっていくのか、来週の放送も楽しみですね
。
これまでに視聴したドラマの視聴リストはこちらです
: 視聴ドラマ一覧~欧米ドラマ編
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