バビロン・ベルリン3 ネタバレと感想 9&10話 滅亡の足音
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ドイツ制作のミステリードラマ、【バビロン・ベルリン3】の9話と10話を視聴しました。いや、見てはいたんですが、まとめる時間がなかなか取れませんでしたの。以下ようやくネタバレです
。
連続殺人事件
エドガーの主張
警察は、ワイントラウブを拉致したエドガーを逮捕しました。が、エドガーは無関係だとシラを切り、連続殺人事件の犯人はエドガーを陥れようとしている、と主張します。実際エドガーのワイントラウブへの疑いは消えたようですが、もう親友ではいたくない様子でした。
それでもエスターは、なんとか映画を完成させて借金を返し、二人を和解させようとしています。そのエスターは、映画のテーマを「アンドロイド」にしようとしているようです。戦争で手足を失った傷痍軍人たちもたくさんいたようですからね。
犯罪テレパシー
ラートの提案で、捜査に「犯罪テレパシー」を使うことになりました。アンノーが霊媒を通じてワイントラウブを捜します。霊媒は、この事件への警察の関与と凶器の在りかを示唆しました
。それが本物なのかまやかしなのかはさておき、この結果、警察は撮影所の屋上で、最初に見つかった凶器と同じナイフを発見します
。
これは早速記録課に回されて指紋採取が行われました。そこでウルリヒは、どうやら登録されていたワイントラウブの指紋を、義手を通してこのナイフに付着させたようですね。
ということは、犯人はこのウルリヒ?? (まだ分かりません
)
ヴェントの策略
ナチスでは、フリッツことリヒャルト・ペヒトマンが警察に呼ばれて以来行方不明になったことから(実際はヴェントに射殺された)、ペヒトマンは警察のスパイになったのではないかと疑っていました。それで突撃隊の隊長がその相棒だったオットーあらためホースト・ケスラーに事情を確認しに来ます。
ケスラーはアーナと暮らしており、そのアーナから「NSDAPミュンヘン支部のシュナイダー」(実はラート)という人物が訪ねてきたことを聞いていたのでそれを報告すると、隊長はすぐにアーナと別れるよう命じました。お前も別の場所へ移れ
。
でもケスラーはアーナと別れたくなかったので、その命令を無視しました。
一方、ケスラーにアーナを取られたアリ・ケーラー(Gerdy Zint)はもちろん面白くありません。そこをヴェントに狙われました。ヴェントは腹心のゼーバルト(Hendrik Heutmann)に命じてケーラーに接触させ、拳銃を渡してケスラーを殺すよう仄めかします
。ケーラーは早速ケスラーの家を訪れて、ケスラーを射殺しました
。
最初ケスラーはかなり警戒してドアを開けようとしなかったのですが、ちょうどモーリツがFDAJ?の隊員とともに訪れて「合図」を送ったので、つい、安心してノックに応じてしまったのですよね。目の前でケスラーが殺されたのを見たモーリツは腰を抜かしてしまいました
。そこへ、この地区でペヒトマンについての聞き込みをしていたラートも飛び込んできます
。ここの地区は共産主義者が多いようです。
ナチスとの戦い
グレータ
ロッテはリッテンとともにグレータに面会に行きました。死刑判決に異議を唱えて控訴するためです。最初は拒否したグレータも、ここでグレータが声をあげなければ、第2第3のグレータ=被害者が出るとロッテに説得されて渋々応じました。
カテルバッハ
ヴェントは、以前カテルバッハと同じ下宿にいたという理由で、ラートを連れてエリーザベトの下宿に向かいました。この時点でラートは既に、エリーザベトやカテルバッハと打ち合わせをし、カテルバッハを自宅に迎えていたようですが、そんなことはおくびにも出しません。
しかも、エリーザベトはわざと例のクローゼットの前に立ち、そこに秘密の隠れ部屋があることを示唆しました。ラートがそれを指摘して、中に入り込みます
。ヴェントにラートを信用させるための芝居です。エリーザベトは、頼まれたから仕方なく匿ったが、今はどこにいるか知らないと答えました。ヴェントも信じたようですね
。
その後エリーザベトはリッテンに会いに行きました。リッテンはカテルバッハは反逆者などではないと擁護し、またマルはエリーザベトに「影の軍隊」の情報を渡すと約束してくれました。
ほか
ヘルガ
ラートは、母を「高級娼婦」と蔑んでいるモーリツのためにも、なんとかヘルガを家に連れ戻そうとしましたが、失敗に終わりました。ヘルガはラートに、ラートの子を流産したと嘘をつきましたが、実際には自ら中絶したようです。その施術を行ったのが、以前ロッテの母の手紙を預かってくれていた女性=チチェヴィクス(Rike Eckermann)だったようですね。娘のレナーテはトニの友達らしい。
そのトニを捜してロッテがこの家にやって来たちょうどその時、ヘルガが堕胎を終えたばかりだったのは気の毒でしたね。勘の良いロッテのことですから、事情を察したかもしれませんね。
トニとイルゼ
そしてトニは、やはり、金持ちジ〇イの餌食になってしまったようです。トニはロッテに知られまいとしていましたが、もらった金でインコを買ってきたことから、ロッテに見破られてしまいました。でも何をして得た金かはまだ知られてないようです。
またイルゼの目の手術は(たぶん)無事成功したようですね。
グレーフ
グレーフの誕生日に、仏陀ことゲナートを始めとする警察関係者やたくさんの友人たちが集まってきました。今グレーフには片思いの彼がいるらしいのですが、その彼も温かく祝ってくれます。そこでグレーフは皆に勧められて歌を披露しました。これがまたなかなか素敵なカウンターテナーでしたね
。
そのパーティーに招かれていたロッテとラートは裏で激しいキスを交わしていました。それがあってのあの中絶ですからね、ロッテもさぞかし心中複雑なことでしょう
。
ニッセン
母のアンネマリーに株の話をして無心したらあっさり却下されたニッセンは、ヴェゲナーにアンネマリーのサインを偽造させて銀行から多額の融資を受けました。アンネマリーはそれを知ると即、それをニッセンの「病気」のせいと決めつけ、すべての権利や財産を没収することにします
。
感想
この女傑=アンネマリーが、女性初の飛行士の話をしていましたが、ちょうどこの3年後にその女性パイロットが誕生したそうです。ハンナ・ライチュというその女性は後にヒトラーのお気に入りとなり、日本の神風特攻隊に匹敵する「自己犠牲攻撃」を発案したのだとか。憎むべきは戦争ですね。
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