グッドファイト2 最終回 ネタバレと感想 492日目~もっちまったね
~グッドファイトのネタバレと登場人物はこちらからご覧いただけます: グッドファイト(The Good Fight) あらすじと登場人物、キャスト~
【グッドファイト2】もようやく13話=最終回を見終わりました。いやいやお見事としか言いようのないエンターテインメントでございましたね
。シーズン3はどんな展開が待っているのか、今から楽しみでなりませぬ
。
以下ネタバレのあらすじです。
2018年5月27日、ルッカが産気づきました。しかも法廷でです。最初の頃妊婦は当てにできないと断ってきたものの、コリンの議員出馬を聞いて戻ってきたクライアントの手前、文字通り歯を食いしばって耐えようとしたルッカが健気でござりましたね。でも生まれてくる息子はそうもいかなかったようです
。
予定より2週間も早かったことから、コリンはDCにいるそうで、マイアがルッカを病院に連れていってくれました。肝心な時に役に立たない息子を「Cocks〇cker」(く〇ったれ)呼ばわりするフランチェスカがまた楽しかったですね~。急いで駆けつけてきたマリッサもこれに続きます。Motherf〇cking c〇cksucker!(く〇いまいましいマヌケ野郎!)
もちろんマイアも。Fu〇king as〇hole!
3人で声を合わせたこの部分は、英語だからまだ書けますが、日本語はとてもとても載せられません。
F〇cker! F〇ck! F〇cking, f〇cking cock sucking - F〇ck! - a〇s licking, ball f〇ndler!
一応ちっちゃくしてみました
のどかなはずの産婦人科でいったい何事が起きたのかと皆が覗いていたのにも大笑いです。
病院にはルッカの両親も駆けつけてきました。ひゃ~ルッカのママのディアドラ・クインはクレア・ミード@アグリーベティ(Judith Light)でしたね!ルッカは白人とのハーフなのですね
。
フランチェスカはルッカの主治医が不在のために代わりにやってきた黒人のレティシア・コールソン医師(Michelle Wilson)をてっきりルッカの母だと思い込みます。どー見ても若すぎやんけ
。
白人のディアドラがルッカの母だと聞いて混乱しているフランチェスカを見たルッカのセリフがまた可笑しい。
Put her out of her misery, Mom.
彼女を惨めな状態から救ってやって、ママ。
ディアドラはルッカの父親に自己紹介を促しました。
Danny, we have someone who needs visual evidence.
ダニー、物的証拠を持つ誰かが必要よ
黒人のダニー(Obba Babatundé)を見たフランチェスカは、やっと、ホッとしたように彼をハグしました。
Well, now I see the resemblance. I mean, not that there needed to be a resemblance.
ああやっと類似点を見出したわ。いいえ、類似点などなくてもいいんだけど。
その後フランチェスカはディアドラに「ブラックパンサー」の話を振り、タンザニアの民族音楽も歌って聞かせたそうです。フランチェスカは言語学者なのだそうですよ。
一方のディアドラは、娘をはらませた男が結婚もせず、出産にも立ち会わないことが不満でならないようです。またルッカの子には洗礼を受けさせたいらしく、もう出産体制に入ったルッカの前でもフランチェスカと口論を続けていました。
What does it matter if the baby is baptized? If you don't believe in God, then what harm can it do? Oh, as opposed to dressing him in an Ankara Dashiki, and playing The Lion King.
洗礼の何が悪いの?神を信じていないなら構わないじゃない。アンカラ・ダシキ(アフリカの民族衣装)を着せてライオンキングを躍らせるよりマシよ。
That is culturally appropriate.
文化的に適切な発言ね(注:皮肉)
そう答えたフランチェスカは無神論者のようでしたね。ルッカは子どもの洗礼には賛成のようです。
ようやく戻ってきたコリンが何とかしてこの騒ぎを納めた後、翌日の1時15分にジョセフ・クイン・モレロが無事誕生しました。事務所で寝ずに待機してたレディック・ボーズマンの面々はコリンの電話に大喜びです
。
Looks like a cross between Don King and Karl Marx.
ドン・キングとカール・マルクスを足して二で割ったような顔だ
コリンはベッドに横たわって我が子を眺めていたルッカにDCで一緒に暮らすよう促しましたが、ルッカは自信がなさそうです。
そんなルッカにディアドラがとっておきの方法を教えました。ガレージドアテストと呼ばれるその方法を、ディアドラは彼女の母親から教わったそうです。
Now, if you want to know if a relationship is working, when you drive home from work and you open the garage door, are you happy when you see his car parked there, or are you disappointed?
その関係が良好かどうかを調べたいなら、帰宅してガレージのドアを開けた時、彼の車があるのを見て幸せな気分になるかガッカリするかで判断できる。
あ~これはまた実に言い得て妙ですね。
ルッカはその後、コリンの車ではなく、お祝いに飛んできたマリッサとマイアの車を見て分かったようです。ふたりの車を見るとハッピーになれる、って。
またダイアンは思わぬトラブルに見舞われました。カートがシカゴのFBIで働くにあたり、トランプ大統領の命を狙うと公言したタリー・ネルソンが問題視され、ダイアンが共謀罪に問われる事態になったのです。
ダイアンとタリーの会話、またダイアンの現政権への不満発言はことごとく暴露されました。以前の「引き出しの中にある銃を取り出してデモに参加したい」発言です。
前者はNSAの仕業(盗聴)でしょうが、後者の会話をリークしたのはルース・イーストマンだったことには驚きました。ルースは、ダイアンは民主党に不利な発言をしたから積極的に告発したと語ります。
リズが呆れていたようにアメリカ人がアメリカ人らしく生きられなくなった=もはや気軽にジョークも言えないという皮肉でござるね。
ダイアンはカートにタリーとのことを打ち明けようとしましたが、カートはそのことはもういいからふたりでやり直そうと言ってくれました。そうそう、カートにダイアンを責める資格はありませんからね
。
前回に続いてベースハートもダイアンの起訴に乗り出してきます。
最も大切なカートを取り戻したダイアンは、あらためて大きな問いを投げかけました。もはや法が正義ではないのに「法治国家」と呼べるのか。
What does it matter if we're a country of laws if the laws aren't just?
リズは正義ではなく良心であり、良心に反するならたとえ法でも守るべきではないと主張しました。問題はその「良心」を誰がどう定義するかですが。
一方のダイアンは「嘘」をつくと言い放ちました。どうやら相手が無法者なら正攻法では戦えないと腹をくくったようです。
ダイアンにそのヒントを与えたのはレディック・ボーズマンのビルの向かいにある部屋に住んでいるらしい元ポルノ女優の女性です。彼女もまた大統領の愛人のようですが、彼女自身は「秘密保持契約」を結ばされて何も言えないのだそうです。
今回エイドリアンとジュリアスは「弁護士皆殺し」対策に充てられたシカゴ市の費用の使い道を決めるシンクタンクに参加することになりました。各界の名士が集まったというその場にいたのは、例のトランプ大統領に任命されたというマレニー判事とテレビ司会者のテッド・ウィロビー(Mo Rocca)、それに演劇教師のニール・ハワード(Christopher Sieber)です。
顔ぶれを見たエイドリアンは(こんなマヌケたちよりも)賢い共和党員の方がマシだと副市長に訴えますが、副市長はまったく取り合いません。君がエリート主義者とは知らなかったよ。
If they are functioning idiots, it should make your job easier.
頭のねじが緩んだ人間が相手なら仕事もやりやすいのでは?
エイドリアンはその言葉に従い、テキトーに3人プラスもう一人のねじの緩んだ女性に話を合わせて結論を出させた後、彼らは決して検証しないと確信し、会議の内容を自分の都合の良いように書き換えました。さすがのジュリアスも驚きを隠せませんが、それこそが副市長の言わんとしたところだったのでしょう
。
そしてダイアンもまたこのねじの緩んだテッド・ウィロビーを利用しました。ベースハートの助手で元ウェイトレスのオーブリー・クレバーン(Kylan Conroy)とベースハートの不倫関係をでっち上げてウィロビーに吹き込んだのです
。実際にはクレバーンはトランプ大統領の愛人であり、ベースハートは二人を別れさせるために助手に雇った=ホントはいい人だったそうなのですが
。
ウィロビーは番組でまことしやかにベースハートを批判しました。もちろん大統領は黙っているはずがありません=即刻解雇ですよね。だってオーブリーは自分の愛人だったのですから。
こうして一応の勝利を収めたダイアンは、またしてもあの「謎の女性」に会うことにしました。窓際に花瓶を置くのがそのサインです。
テレビでは、弁護士殺人に続き、今度は記者が狙われ始めたとの報道が流れていました。果たしてこの笑えない茶番はいつまで続くのでしょうか。
いや~おかげでこの2年のスキャンダルにかなり詳しくなりました。おぉ~っと大丈夫、ドラマはフィクション
、分かっていますよ
。
あ~今からシーズン3の配信が待ち遠しいです。
これまでに視聴したドラマの視聴リストはこちらです
: 視聴ドラマ一覧~欧米ドラマ編