DOC あすへのカルテ ネタバレと感想 第13話 エゴイズム
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イタリア発の医療ドラマ【DOC(ドック)あすへのカルテ】の13話は「エゴイズム」です。このドラマは毎回いくつかのモチーフを同時に描いていて、それがまた奥行きがあって面白いですよね。今回おばさんが最も注目したのは看護師長のテレーザ・マラルディのエピソードです😁。以下そちらを中心にしたネタバレです。
元夫
テレーザの娘、フランチェスカ・マリアーニ(Vittoria Gallione)が医局にやってきました。テレーザの別れた夫でフランチェスカの父のコッラード・マリアーニ(Stefano Alessandroni)が入院するので、その付き添いで来たというのです。テレーザは(どうせいつも通りの)大したことではない👎、と言い切りました。問題のないところに問題を起こす名人だから、相手にすることないわ!😤
が、娘のフランチェスカはもちろんのこと、ガブリエルやロッロは放っておけません。テレーザは、持病のグルテンアレルギーに違いないと主張しますが、コッラード本人は、グルテンはもう何年も口にしていないと誓ったから尚更です。ふたりは、コッラードの体に現れた湿疹から腫瘍、しかも悪性腫瘍を疑いました😈。
それを聞いたテレーザは、さすがに心配になって様子を見に行きます😨。すると、案の定、コッラードはグルテン入りのオーツミルクを食べていたことが分かりました😓。テレーザは、責任を感じるフランチェスカを慰めます。コッラードはもういい大人なのだから、自分の体調は自分で管理すべきなのよ。私が手を引いたからと言って、娘のあなたが責任を感じる必要は全くないわ。
私ごとで恐縮ですが、も〜このセリフは自分に向けられたのかと思って感動しちゃいましたわ😭。父が転倒して以来、その面倒を見るのは自分の役目だと思い込み(母が亡くなった時、一度は見捨てようとしたが、結局は泣きつかれた😔)、まるで「ベビーシッター」のように父の面倒を見てきた挙句、過労で倒れてしまった自分が重なりました😓。しかも父はそれを「当然」だと思い込んでいるのですよね。口では「反省した」ようなことを言っても、根っこが変わらない(そういうことは女がやって当然だと思っている)から、またすぐに平気でこき使おうとする💀。
私の教育が悪かったのよ〜テレーザが亡くなった母に見えました😁。ま、今は自分が父を教育中ですが😁。
エリーザの秘密
有名女優のセレーナ・ルッフォ(Ilaria Spada)が入院してきました。溶血があるようなので検査をしますが、なかなか原因が分かりません。セレーナは妊娠中らしく、治療は慎重にしなければなりません。目立つ所見は「抗体」が多いことでした。中でも、セレーナはRH-(かつ胎児もRH-)なのにRH+の抗体があるのは好ましくありません。RH+の抗体が胎児を攻撃してしまうからです。
その一方で、セレーナはエリーザの姉だということでしたが、エリーザは取り付く島がありませんでした。その理由はどうあれ、アンドレアは赤ちゃんのことを考えてほしいと訴えます。そこでエリーザは初めてセレーナがRH-だと知りました。
セレーナにRH+の抗体があるのは、かつてRH+の子供を出産したことがあるからよ!😤
その子どもがエリーザだったのだそうです💦。13歳で望まぬ妊娠をしたセレーナは、母の勧めに従って、出産した子を両親の実子にしてもらったのだそうです。その「秘密」は墓場まで持って行くはずだった母が認知症になったことで、エリーザは、母だと思っていたその人が実は祖母だったことを知らされました😱。
事情を知ったガブリエルは、許すも許さないもエリーザ次第だと慰めます。エリーザは「子供を捨てたセレーナ」を許さず、このまま赤の他人として暮らす道を選んだようですね。そしてガブリエルとは「離れられない」と悟ったようです。
リッカルドの選択
このセレーナをまたマリアが追っかけて(パパラッチやね😈)きました。リックは、一旦は「やり直したい」というマリアの意向を受け入れますが、実際に話をしてみて、彼女とは価値観が違いすぎることに気づきます。マリアはいつも自分が一番で、相手のことはどうでもよいのです。リックはマリアに別れを告げました。
一方のアルバは深く後悔していました。事情を察したアンドレアはアルバに、リックに正直な気持ちを打ち明けろ、と勧めます。それこそがリッカルドの望みだから😉。
サトナル
アンドレアは、医療ミスの原因となったサトナルの治験を認めたのは他ならぬ自分だったと聞いて、詳しく調べ始めました。これでもうサルドーニも逃げられませんね。というより、サルドーニは小心者だから、妻のイレーネが余計なことを吹き込まなければ、案外隠蔽なんてせずに正直でいられた=もっと楽に生きられたのかもしれません。
セカンドチャンス
そのサルドーニは、テレーザの報告を受け、ロッロが麻薬を使っていたことを突き止めました💦。ロッロは、一度きりだ、すぐ止めたから見逃してくれ!と懇願します。サルドーニは、定期的に検査を受けることを条件に、しばらく様子を見ることにしました。
両手に花?
アニェーゼはジュリアに、ジュリアはアニェーゼに嫉妬しています😁。アンドレア的には「本当はまだアニェーゼが好きだけど、彼女が新しい道を生きると決めたのなら、自分も前へ進まなければ」と思っているだけなんだけど、アニェーゼが煮え切らんのよね〜。それじゃあダヴィデもジュリアも可哀想だってば😔。
まとめ
昔、アメリカ人の友人から、日本の女性は男性に対して甘すぎる、と指摘されたことがありました。互いに助け合うのは良いことだけれど「女」だからやって当たり前だなどということは決してないって。同僚にコーヒーを淹れることは、確かに大したことじゃない=ついでにできちゃうことかもしれないけれど「女だから」という理由が罷り通ってはならないって。その時は、そこまで厳しくしなくても、って思ったけど、今ならその気持ちがよ〜く分かります。人はね、楽なことには慣れちまうし、後付けで理屈がついて既成事実になっちまうものなのよ😈。
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