DOC あすへのカルテ シーズン2 ネタバレと感想 第2話 家族
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イタリア発の医療ドラマ【DOC2あすへのカルテ】の2話は「家族」です。ありふれた副題と淡々とした描写で明らかにされた衝撃的な内容に驚いたのはおばさんだけではありますまい😨。以下早速ネタバレです。
コロナで失った友
しばらくはコロナ禍での奮闘ぶりが描かれるものと思っていたのですが、2話では早くも感染が落ち着いた病院の様子に焦点が当てられました。1話のラストで重篤な症状を呈していたジュリアは一命を取り留めた様ですが、ロレンツォが亡くなったのだそうです。またジュリアが妊娠していた子どもも助けられなかったようですね
。
ジュリアはスザンナやその恋人のアレッサンドロとともに、ロレンツォの誕生日に墓参りをしました。その際、ロレンツォの聴診器を持参してお墓に掲げていましたね。彼は最後まで医師として生きたという証ですね。
が、このロレンツォが、どうやら病院での0号患者(インデックスケース)だったのだそうです。シーズン2の1話でロレンツォは隣の老婦人のために買い物をしていたようだから、感染源は多分あの女性じゃないのかな。ロレンツォは(たぶん)コロナに感染したとは思わずに、多少の熱があっても病院での勤務を続けたために、病院でクラスターが発生してしまったのだそう😩。
この事実が病院側に知られたら大変なことになる〜皆がそう心配する一方で、看護師長のマラルディは、まるでロレンツォが犯罪者のようで可哀想だと嘆きました👍。彼はただ隣人に親切にしただけ&自分が休んだら皆がその分大変になると無理をしただけで、従来ならば讃えられこそすれ、批判されることなど何1つしていなかったのだから😭。
青い犬!
チームが集まってこの言葉を発する姿が、コロナ禍での彼らの活躍を彷彿させました。由来はまだ不明ですが、おそらくは彼らが青い医療スクラブを着ていることから、自分たちを「青い犬」に喩えて自らを鼓舞していたものと推察されます。
新医長
でも新しい医長=テデスキはそうは考えません💀。彼女は取締役社長らしいカルーソ・ウンベルト(Massimo Rigo)の抜擢で、病院全体の改革を任されたようなのですよね。従来の内科のように「患者の顔を見て経歴を考え、人として丸ごと理解する」治療ではなく、機械的に「専門医」に振り分けて、何よりも効率&利益重視で治療を進める。それはもしかしたら、増え続ける患者のためにどんどんベッドを空けなければならなかった「コロナ禍」で学んだやり方なのかもしれません👿。
ジュリアはそんなテデスキに反発していましたが、アンドレアは、テデスキが医長になる前から病院での診療に疑問を抱き、ひとりだけ街頭診療プログラムに参加して公園での医療奉仕に従事していました。どうやらコロナのせいで患者が病院を信頼しなくなったのが原因のようです。それでジュリアは、ロレンツォもいないことだし、当初の予定通り早くジェノヴァへ移ろうと考えていたようです。
ただ一人、一度もコロナに感染することなく頑張っていたというリッカルドは、このままでは内科が潰されてしまうと憂えて、アンドレアに会いに行きました。アンドレアは、テデスキは確かに視野は狭いが悪い人間ではないと、説得を試みようとします。テデスキは、理解したふりをしましたが、実際は「アンドレアの影響が大きすぎる=彼を排除したい」と考えたようでした。
ウンベルトはこれを受けてアンドレアを解雇しようとしますが、アンドレアは、思いもかけない「決断」を下します。なんと彼はまた医長に復帰することに決めたのだそうです。どうやらその「契約」がまだ有効だったらしい😍。
これはアニェーゼを支える目的もあったようですね。アニェーゼは、コロナで数百人の患者と数十人の医療従事者を死なせたことで院長としての責任を問われようとしていたのです。内部に調査が入ると聞いたアンドレアは、密かに、エリーザがロレンツォに処方した発熱の診断書を処分しました。その際、保管所でテデスキに遭遇したアンドレアは、テデスキに色仕掛けをして切り抜けますが?🤨
症例
その1ジャコモ
一人目は、仕事中にせん妄に襲われ、救急搬送された看護師のジャコモ(Giacomo Poretti)です。彼もまたコロナ禍で激務を余儀なくされた一人でしたが、ストレスから乱暴な言動が目立つようになり、看護師ではなく救急車の担当に回されたのだそう。現在の症状には、せん妄に加えて頻脈、高血圧とすくみ足が見られます。
最初はジュリアが診ていましたが、テデスキは、60代でせん妄ならアルツハイマーだと決めつけ、専門医に回すよう命じました。結局はアンブロシアーノ病院で働くことになったらしい研修医のカロリーナは、テデスキに従おうとしますが、リッカルドが反抗してアンドレアを呼びに行ったのです👍。
アンドレアは、ジャコモの手の震えからパーキンソン病を疑いますが、検査の結果、アルツハイマーでもパーキンソン病でもありませんでした。そこで浮上したのが薬剤性パーキンソニズムです。これを聞いてすぐに、彼の娘のイラーリアが淹れてくれていたという「ゼニアオイのハーブティー」を怪しんだ方は少なくないのではないでしょうか😁。
何とイラーリアは、ジャコモが母に辛く当たるのを見ていられず、勤務先の介護施設で向精神薬を手に入れて、お茶に混ぜて飲ませていたのだそうです😩。
イラーリアから事情を聞いたジャコモはその後、発作を起こしました。一体何が原因か〜新しく来たダミアーノ・チェスコーニ(Marco Rossetti)は、精神的ショックが原因ではないか、と発言します。チェスコーニが「欠員の穴埋めに来た」と語った言葉にカチンときたジュリアは、部外者は口を出すなと命じました。でもアンドレアはチェスコーニの意見を支持します。可能性はある👌。
アンドレアは、自分はもはや医者ではないが、と断った上で、ジャコモの首を触りました。彼は甲状腺に異常があったのです。すぐ怒り出すのは本人のせいじゃなく、甲状腺腺腫のせいだ。病気で人が変わった。アンドレアは家族にそう説明し、ジュリアもまた、イラーリアのお茶のおかげでパーキンソン病の症状が出たからこそ、この病に気づけた、と家族を慰めました💜。
手術は無事成功し、ジャコモは(たぶん)元通りの冗談好きな明るい男性に戻ります🤗。アンドレアにも最良のアドバイスをしてくれました。俺はホルモン異常を抱えて救急車に乗り、あんたは、理想を抱えてうろついている。戦争は終わったんだ、ドック。もうみんな、家に帰っていいいんだ。大事な人に寄り添え。俺は自分の家族、あんたはこのチーム😉。
このチームの良さは、新人のダミアーノでさえ一目で見抜いたほどなのです🤭。
その2ルドヴィカ
発熱から何らかの感染が疑われたルドヴィカは、もう何週間も入院していますが、一向に症状が改善しません。家族は心配で近くに行きたいと申し出ますが、テデスキは決して許さぬばかりか、医師たちにすら触診を禁じていたそうです👿。
ルドヴィカはスーパーの冷蔵倉庫で働いていましたが、少し前にエジプトへ行ったとの証言から「未知のウイルス」が疑われたのでしょう。でもそれを聞いたアンドレアは手足の末梢循環は確認したのか?と研修医たちに尋ねました。ガブリエルが「接触を禁じられた」と答えると、早速ルドヴィカの手足を診に行きます。
その結果、足の小指に壊疽が見られました😱。これが原因で全身に敗血症が起きて発熱していたのです。早速小指を切断する手術が行われました。このまま「感染症」のレッテルを貼られていたら、失わなくても良い命が失われるところだったのです😭。
新たな謎?
これは単なる思わせぶりなのかもしれませんが、なんとアンドレアは、ロレンツォへの酸素の供給を止め、彼の口を塞いで死に追いやった夢を見ていました😨。彼を助けられなかった後悔が見せた夢?それとも??😱
ほかアラカルト
研修医のアルバは、母のファブリツィアを祖父母の家に送り届けるために休暇を取っていたらしい。父親もそこに来て穏やかにしているとのことでしたが、これもコロナが原因でしょうか?アルバの留守中、カロリーナがリッカルドに急接近しているようですが??💦
エンリコには同僚の彼女、そしてエリーザにもマッシモ・ジェンティーレ(Gentile=優しい、Lorenzo Frediani)というわんこ好きな友達ができたようです。でもこのマッシモにも何か秘密?があるようで??🤨
ガブリエルは予定通り故郷に帰るはずでしたが、ウンベルトに慰留されてしばらくアンブロシアーノに残ることにしました。ウンベルトはテデスキのための派閥?を作ろうとしているらしいですが、ガブリエルはエリーザの新しい恋人?が気になっているようでしたね😁。
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こんさん、こんにちは。
待ち遠しかったDOC2ですが、いろいろありすぎて、え?え?と思わず口に出しながら見ています。
そうそう、コロナ禍での病院の様子が描かれるのかと思っていたけれど、今回からはもう収束した状態のようですね。
コロナ専用病棟となっていたなら、ドラマとしては「実は何の病気?」というある意味謎解きの部分は描きにくいからなのかな。
(実は私も夏にはついに感染してしまい、本当に本当にしんどい日々でした…)
カロリーナとアルバとリッカルドは、三角関係がもつれて捻じれそう(笑)。
アルバの「母を祖父母の家に送り届けた」は、アルバ母もロレンツォのように…(母の遺骨を)という意味かと思ったのですが、深読みしすぎでしょうか。
新任の先生はチームの味方となる人だと良いなぁ、と願っています。