DOC あすへのカルテ シーズン2 ネタバレと感想 第3話 挑戦
〜DOC あすへのカルテのあらすじと登場人物はこちらからご覧いただけます💐: DOC あすへのカルテ あらすじと登場人物リスト〜
イタリア発の医療ドラマ【DOC2あすへのカルテ】の3話は「挑戦」(Sfide)です。あ〜やはりこのドラマは良いですね〜。「人間」の描き方がすごく好きです
。以下早速ネタバレです。
コロナ禍
調査開始
今回はまたコロナ禍での惨状が「回想」という形で描かれていきました。カルーソ・ウンベルトは事務局長だったそうなのですが、このウンベルトとテデスキが中心になって、コロナ感染拡大時の調査が進められたのです。
誰もがその日1日を乗り切るのに必死だった時の「犯人探し」にいったい何の意味があるのか😤〜現場にいた医師たちの気持ちは痛いほど伝わってきます。同じ調査をするのなら、誰がコロナを持ち込んだかではなく「どんな経路でコロナが持ち込まれ&感染が拡大してしまったのか」に焦点を当てたほうが良いですよね。それでこそ「再発防止」につながる危機管理というものです。
ジュリアとロッロ
まずは最初に症状が発覚したジュリアが質問に答えました。ジュリアは、内科で最初に感染したのは自分だと証言します。でも実際はロレンツォだったのは前回分かった通りですが、このロレンツォの感染に最初に気付いたのはアンドレアだったのだそうです。
ロレンツォは、ジュリアに対する心配と、自身の熱のせいで理性を失いかけており、助かる見込みの高い患者を優先すべきだと主張しました💢。「持病のある80代の女性は助ける価値がない」との暴言で、アンドレアが彼の異変に気づきます。ロレンツォはもう3日前から発熱していたのに検査をしていなかったのだそうです。
善意でやったことなのだから仕方ない。早く検査をして、陽性なら家で待機していろ!😠
アルバとファブリツィア
その後、アルバの母=ファブリツィアもまたコロナに感染したそうです。母を心配しながら勤務を続けていたアルバは、途中で病院を抜け出して母の様子を見にいきました。診察が終わって帰ろうとした時、彼女は手順を間違えてしまいます。ゴム手をしたままでマスクを外し、その手で顔を触ってしまったのです😨。アルバはすぐにリッカルドに連絡をしました。手順を間違えたわ!
すぐに検査をしたところ、アルバは陽性だったそうです。こんな大変な時にと猛省する彼女にリッカルドは、もっと前から感染していたかもしれないと言って慰めました。幸いなことに症状は出なかったので、アルバはファブリツィアのそばにいることにします。
これまた不幸中の幸いで、これまでふたりでゆっくり話し合う時間を持てなかった母と娘が、このおかげで互いの気持ちを理解し合い、初めて打ち解け合いました。残念なことにファブリツィアはその後容体が急変して亡くなってしまったそうですが、この時間を持てたことだけがせめてもの救いでしたね
。アルバはこの母の遺灰を祖父母の元に届けるために休暇をとっていたのだそうです。
ファブリツィアの同僚のエドアルド・ヴァレンティ(Gaetano Bruno)が、ファブリツィアのことをよく理解してくれていたのも幸いでした。彼はファブリツィア亡き後も外科を引っ張っていくようですから、今後もきっとアルバの良き相談相手になってくれることでしょう🌸。
アンドレアの決断
アンドレアは、内科チームを救うために「医長」への復帰を決断しますが、ウンベルトから過酷な条件を突きつけられてしまいました。理事会はアンドレアの復帰にほぼ好意的だが、適性検査をするというのです。そしてその検査に合格すれば医長への復帰を認めるけれど、もし不合格なら「医師」としてどこでも働けなくする!と脅されました😱。
アニェーゼをはじめとする皆がこの「挑戦」に反対します。アンドレアも、最初は「理性」に従って思いとどまろうとしたのですが、テデスキの真意を知って我慢できなくなりました💢。テデスキは「内科」という診療科を廃止して「入院患者を選別するためのセンター」にするつもりでさまざまな医療機械を手配していたのだそうです。
アンドレアはウンベルトの部屋へ押しかけて、条件をのむと豪語します。構ってる場合じゃない!!
チーム内のアラカルト
カロリーナは、コロナ禍の繁忙時に駆り出されたそうです。働いている間にすっかりリッカルドに恋したカロリーナは、今回、口実を作ってリッカルドを部屋に呼び、強引にキスをしました。でもリッカルドはアルバを裏切ることができません👍。いや〜恋人の母親がコロナで亡くなって、その遺灰を届けるために彼女が休暇を取っている間に、他の子と浮気するなんてあり得んでしょ。それにカロリーナも、そんなにリッカルドが好きなら、アルバが戻ってきてから正々堂々と戦いなさいよ、って言いたいわ😠。
そのリッカルドは、一旦は心が揺らいだものの、理性で欲望を制しました。戻ってきたアルバのために、病院内にレッドカーペットを敷いて彼女を歓迎します💐。
ガブリエルは自分がパニック発作を起こしているとエンリコに相談しました。どうやら薬だけ手に入れたかったようですが、エンリコは診療もせずに処方はできないと断ります。アンブロジアーノ総合病院では、コロナ禍を戦った医師たちのためにPTSD専門の心理士=ルチーア・フェッラーリを雇ったのだそうです。
エリーザがしょっちゅう電話をかけていたマッシモ・ジェンティーレはアジソン病の(元)患者だったそうです。退院してからはすっかり疎遠になってしまい、エリーザばかりが連絡を取ろうとしているらしい。それは「シャイ」なだけなのか🙄?それとも??前回男性が一緒だったように見えたけど、もしかしたらゲイだったりするのかしらね🤨。
アニェーゼは、調査が終わって責任の所在がハッキリするまで院長を外されて、ただの医師に戻りました。養子に迎えたマヌエルは、ダヴィデにはすっかり懐きましたが、ずっと(コロナで)病院に詰め通しだったアニェーゼにはまったく心を開いてくれないそうです。
糖尿病の症例
カルミネという糖尿病の患者が入退院を繰り返していました。彼も最初は節制しようと試みるらしいのだけど、どうしても食欲が抑えられなくなるのだそうです。彼は、糖尿病になる前は薬物依存症だったらしい😵。妻のアレッシアはそれを知っていて、カルミネの問題は精神的なものだと訴えようとするのですが、カルミネ本人が何も話そうとしないため、チームには問題が伝わらなかったらしい💦。
エリーザは、治療をしたからすぐに元気になるが、今度過食したら次はどうなるか分からない、と釘を指します。テデスキは、症状が治ったのなら通院でいいと口を挟みましたが、アンドレアは、何度も昏睡を繰り返す根本的な問題を解決すべきだと主張しました。
アンドレアはカルミネに会いにいき、直接「強い意志」が必要だと説得します。カルミネも分かっていると答えました。死んでもいいとは思っていない。
ところがこの「強い意志」が仇となりました💦。カルミネは、食事をとらなければよいと誤解して、彼のために特別用意された治療食をすべて捨てていたのだそうです😵。アンドレアは、カルミネが食堂にいたのを見て、てっきり、また過食したに違いないと思い込みましたが、さにあらず、彼は食堂に食事を捨てに行っていたのだそう。今度は低血糖で倒れてしまいました😅。
新人のチェスコーニが、またしても良い助言をしてくれます。胃のバイパス手術をしてはどうか👍。
カルミネは最初、挑戦を止めて逃亡するみたい=恥だと考えたようですが、エンリコは、無理をすることはない、大事なのは人生を精一杯生きることだと励ましました。またアンドレアも、自分の限界を認めることは素晴らしいことだと伝えます。家族にも愛されている、どこがダメな人間だ?🤗
感想まとめ
アンドレアとロレンツォのくだりで、数年前のニュースを思い出しました。感染爆発したイタリアの病院で、コロナにかかった80代の女性が、自分はもう十分生きたから、若者に呼吸器を譲ってほしいと申し出たのだそうです。詳細は忘れてしまいましたが、医師たちは懸命に処置をして、この女性も助けたのだそう😍。日本でも亡くなった方がたくさんいらっしゃいましたよね。我が家は感染者は出なかったけど、父がコロナ禍で入院を余儀なくされて、それだけでも十分大変でした😔。
今回は見終わった後もあれこれ思い出してしまい、いつまでも感慨に耽ってしまいました。
- 関連記事
-
- DOC あすへのカルテ シーズン2 ネタバレと感想 第11話 前進
- DOC あすへのカルテ シーズン2 ネタバレと感想 第10話 救い
- DOC あすへのカルテ シーズン2 ネタバレと感想 第9話 魔女
- DOC あすへのカルテ シーズン2 ネタバレと感想 第8話 青い犬
- DOC あすへのカルテ シーズン2 ネタバレと感想 第7話 決断
- DOC あすへのカルテ シーズン2 ネタバレと感想 第6話 生きる喜び
- DOC あすへのカルテ シーズン2 ネタバレと感想 第5話 親子
- DOC あすへのカルテ シーズン2 ネタバレと感想 第4話 選択
- DOC あすへのカルテ シーズン2 ネタバレと感想 第3話 挑戦
- DOC あすへのカルテ シーズン2 ネタバレと感想 第2話 家族
こんさん、こんにちは。
コロナ禍での病院内の様子をドラマで見るのが初めてなので、本当に大変だったのだなと、改めて医療従事者の方へ感謝しながら見ています。
(私は幸い後遺症なく過ごしております。前回はご心配いただきありがとうございました。)
アルバ母ははやはり亡くなっていたのですね(涙)。外科のヴァレンティ先生の思いやりにじーんとしました。
今回は症例が1つで、回想シーンが多かったけれど、今後も回想を通じて視聴者にはいろいろと明かされていくのかな。
ロレンツォ退場でダミアーノが入り、濃い顔の髭面から濃い顔の髭面!と思っていましたが、ヴァレンティ先生は(イタリア人比で)すっきり顔ですね。
ところで今更ですが、アルバの声優さんが元カープの高橋慶彦さんの娘さんだそうで、びっくりしています。