DOC あすへのカルテ シーズン2 ネタバレと感想 第9話 魔女
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イタリア発の医療ドラマ【DOC2あすへのカルテ】の9話は「魔女」(Streghe)です。これはまた変わった症例でしたね〜。以下早速ネタバレです
。
症例
アンブラ・タディーニ
生後間もない娘にモルヒネを与えて殺そうとした罪で服役中のアンブラ・タディーニ(Martina Cavazzana)が、腹部の痛みを訴えて搬送されてきました。アンブラは刑務所内では「魔女」と呼ばれていたそうで、他の子どもも殺そうとしたとの噂を聞いたテデスキは、けんもほろろに扱います。
が、アンドレアは別でした。彼は自分もカロリーナに向精神薬を与えた経験から、人間は時に自分でも信じられないような行動をすることがあると痛感していたからです。それにアンブラは、偽悪ぶる一方でモルヒネなど使っていないと主張していました。が、検査ではモルヒネが検出されます。アンブラが所持していたのは、本人の主張通り「鎮痛剤」だけでしたが、依存症の母に手を焼いた経験のあるジュリアは、依存症はどんなことをしてでも目当てのものを手にいれる、と懐疑的でした😤。
一方で、このアンブラをよく知る人物が現れました。マッシモです👍。マッシモは刑務所を慰問した時にアンブラに出会い、彼女が同じ受刑者から暴行を受けていたことを知っていました。でもアンブラは、報告したところで被害が増すだけだと黙って耐えていたのだそうです。それで鎮痛剤が手放せなかったのですね😔。
マッシモからこの話を聞いたエリーザが、彼を病院に連れてきました。そこでマッシモはガブリエルに出会い、お互いの家が近いと知って連絡先を交換したそうです🌹。
そのガブリエルは、まるで何かに取り憑かれたようにずっと仕事をしており、皆から帰れと命じられながらもまだアンブラの鎮痛剤を調べていました。その鎮痛剤はコデインがベースだったとの報告を受けたアンドレアが、ついに真相に辿り着きます🎉。
人間同様、遺伝子にも多様性(変異)が存在するらしいのですが、中でも病に関係ない多様性を「遺伝子多型」と呼ぶのだそうです。アンブラはこの遺伝子多型であり、チトクロムP450(CYP)が薬物=コデインを代謝する際、これをモルヒネに変換する変異を持っているのだそう。ほぉ〜面白すぎ、否、神秘すぎ😍。生後間もない娘に「モルヒネ」を与えたと言うのも、母乳に含まれていたモルヒネが娘に移行したのだそうです😨。
こうしてアンブラの無実が証明され、退院後は娘と暮らせるようになりました💐。
フィリッポ・テセイ
かつてはトレーダーだったと言うフィリッポ・テゼイ(Sebastiano Gavasso)が、粉まみれになって「幻覚症状」を呈しながら運ばれてきました。てっきりその粉はドラッグだと思われましたが、実際は小麦粉だったそうです🤨。彼は今トレーダーを辞めて田舎でパンを作っているのだそうです。
彼を担当したチェスコーニも、てっきり彼が薬物中毒だと決めつけましたが、本人がガンとして摂取を認めなかったため「バカじゃなかったらこれに懲りて摂取をやめるだろう」と言って退院させてしまいました💦。
が、そのフィリッポがまた同じ症状で来院してきます🙄。チェスコーニの見解は変わりませんでしたが、ガブリエルが真相に気付きました。フィリッポは(ライ麦に含まれている)エルゴット菌(麦角菌)中毒だったのです。チェスコーニは大いに反省しました。
追い詰められて
アンドレアは、ひとりで2つのケースを解決したガブリエルを称えます💜。リッカルドは、同期代表としてサプライズの「送別会」を準備しました。急患を理由に連れてこられたガブリエルは、皆の行為を嬉しく思いながらも、こっそりパーティーを抜け出し、(たぶん)自分が許せなくなって自殺を図ってしまいます。
ここイマイチはっきりしない気がするんですが、ガブリエルは本当に帰国が決まっていたんですかね🤨。それとも、皆には黙っていたけど、実は帰らないことにした=だから元婚約者もイタリアに出てきてあんなことになってしまったんじゃないのかな。それがますます彼を追い詰めてしまったんでない??それとも「帰る」ことにはしたけれど、それを不満に思っている自分が許せなかったのか🧐。
それでも「神」はそんな誠実な彼を見捨てませんでした。ガブリエルは大量に睡眠薬を飲んだ直後にマッシモに連絡して、エリーザを頼むと伝えたのです。彼の異変に気づいたマッシモは急いで駆けつけてくれました
。
チェスコーニの秘密?
チェスコーニは、ジュリアの部屋で見つけたロレンツォの診断書について、後日ずばりジュリアに尋ねました。ジュリアは、見つけた時になぜすぐに聞かなかったのか💢、と憤慨し、チェスコーニをクソ呼ばわりしますが、しばらく経つと冷静さを取り戻し、その理由を説明しようとします。でもその頃にはチェスコーニもまた「深い理由」があったに違いないから言わなくて良い、と理解を示してくれました😍。
が、チェスコーニがロレンツォのカルテを調べていたことを知ったテデスキは、アンドレアとアニェーゼから「秘密」を聞き出そうとします。でもうまくいかなかったため、ウンベルトに相談に行きました。ウンベルトはチェスコーニの「弱み=父親」を握っているから任せろと言って、チェスコーニを脅しにかかります💀。果たしてチェスコーニの対応やいかに?😨
嘘は苛む
アニェーゼは、テデスキの前では黙っていましたが、二人になるとその「秘密」について詰問しました😤。でもアンドレアは、ロレンツォが0号患者だったこと&感染を隠して働き続けていたことを隠蔽したと言う「嘘の一部」しか打ち明けません。それでもアニェーゼは院長として知るべきだったと激怒しました😡。
アンドレアは、プレッシャーに押しつぶされそうになっているアニェーゼのために、彼女に対する調査が行われる前に、なんとか(少しでも権威のある)医長になろうとしますが、どうやらそれは難しそうなので、ふたりで事前の打ち合わせをすることにしたそうです。
またジュリアは「嘘は苦手だ」と語ったアンドレアに「ロレンツォのためで、他に隠し事はないわよね」と確認し、アンドレアはそうだと答えていました。でも彼が本当に隠したいのは、おそらく、カロリーナのことなのですよね。でもってそのカロリーナは、アンドレアが庇ってくれたことに感謝しつつも、その反面、罪悪感を抱いているような気がするんですよね🤨。でも自分から告白する勇気はない。だからこそ、あんな薬中のおっさん(😅)に逃げちまってるんでない?
アンドレアの気持ちは分からんでもないけど、この「嘘」は必ずしもカロリーナのためになっていない気がしますよ。カロリーナの決断は間違ってなかったというなら尚更です。アタイがカロリーナなら、間違ってたから隠すんでしょ?と思っちまうわ😔。
カミングアウト
テレーザは、エンリコとの交際をひた隠しにしていました👻。一方でエリーザからマッシモの写真を見せられて、マッシモの秘密に気付きますが、他人の交際に余計な口出しをしないことにします。
それでもガブリエルのサプライズパーティーで、皆がカップルになっているのを見ていたら耐えられず、自分も「くまちゃん」ことエンリコと付き合っていると公表しました😂。皆は驚きながらも心から祝福します💐。
マッシモの心中その2
人一倍他人の心に敏感なマッシモのことですから、ガブリエルが自殺を図ったことで、彼がまだエリーザを愛していると悟ったに違いありませんね。
いや、これまでずっとただ「司祭」としか言われてなかったので、もし彼が正教会とかプロテスタントなら結婚はできるよな🙄、とか思ってたんですよね。そこを迷っていたのかな、と思ったけど、今回ようやくハッキリしてスッキリいたしました。
マッシモは、今度こそ、自分の正体と気持ちを正直に打ち明けられることでしょう。エリーザのことは好きだったけど、自分は神に仕える身だから、これ以上は付き合えない。もう一度、ガブリエルや自分の心と正直に向き合ってみてはどうか🌹、と。
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麦角菌
こんさん おかげんいかがですか
これこれ!アストリッドとラファエル シーズン1で出てきた幻覚症状です
呪われた家 むかーしむかしの小麦粉にあった麦角菌
ちょっと皆、いろいろ内緒ごとが多すぎます
もちろん、悪意はなくて
ためを思って言葉少なになったり、うそをついてしまったり
で、どろどろ~
本当にみんな幸せになってほしいです