らんまん ネタバレと感想 第12週 マルバマンネングサ
朝ドラ【らんまん】の第12週は「マルバマンネングサ」です。これがまたおばあちゃんの愛がひしひしと伝わってきて、胸が痛くなりましたね。以下早速ネタバレです。
寿恵子の大冒険
寿恵子は、万太郎がこれまで寿恵子を放っておいた訳を理解すると、これからもまた「放っておかれる可能性」も察しました。何せ万太郎はこれから日本中の植物を明らかにして図鑑を作るつもりなのです。竹雄は、せっかくここまで来たのだから、ここで寿恵子の機嫌を損ねるようなことは言わぬほうがいいと考え、今後のことはふたりで決めればいいと口を挟みました。
でも馬鹿正直な万太郎は、愛する寿恵子には全てを知っていてほしいと、正直に打ち明けます👍。図鑑を出すには時間もかかるが金もかかる。これから寿恵子には苦労をかけることだろう。
でも!万太郎には寿恵子が必要なのだと力説します。花が日差しを待つように、水を欲しがるように、わしという命にはあんたが必要ながです!!あなたが側におってくれたら、わしはどんなことでも成し遂げられる!わしと生きてください!!
隣で話を聞いていた丈之助は、万太郎は勝手だと批判しました。寿恵子もまた、その意見に同意しつつ、自分の意見を伝えます。冒険好きな寿恵子にとって、万太郎との暮らしもまた「冒険」であり、これからは性根を据えてこの「大冒険」を始めるつもりだ、と語ります。私もあなたが好き!!
その上寿恵子は更なる条件を出してきます。馬琴の八犬伝のように、図鑑を必ず完成させると万太郎に約束させたのです。寿恵子が言うには、八犬伝は完成したからこそ価値がある=読みたくなるというのです。丈之助は、馬琴なんて古いと貶しますが、寿恵子は、古くても良い物は決して消えない、と豪語しました。だから必ず完成させてください!!
万太郎は大いに感激して寿恵子を抱きしめました。生涯かけて必ずやり遂げます!
ふたりは揃ってまつにも挨拶に行きました。そのまつは寿恵子が片付いたら店をたたむつもりだそうです。文太が実家に帰ることになったからです。まつもその文太に付いていくつもりなのだとか😁。
故郷へ
万太郎と寿恵子は甑倒しの日に合わせて峰屋に帰ることにしました。もちろん竹雄も一緒です。竹雄はその途中で寿恵子に「万太郎の助手」の役目を託しました。竹雄はこれを機に綾のそばで彼女を支えるつもりなのです🤗。
その綾は、わざわざ甑倒しの日を狙って税を集金に来た役人に、必死で頭を下げていました。一年に一度のこの日だけは、皆に楽しく過ごさせてやりたい。
そこへ万太郎が戻ってきます。万太郎は、自分はもう峰屋を出た身だが、これまでひたすら深尾の殿様のために酒を作ってきた峰屋は、決して税金をごまかしたりはしないと信じてほしい、とにこやかに交渉しました。真っ当な酒造りが峰屋の信条だ。様子を見ていた町の人々も万太郎に加勢してくれました。そーだそーだ!峰屋は真っ当だ!
役人たちが引き上げた後、綾はようやく万太郎にタキの容体を打ち明けました。綾が今、本当に心配なのは税金よりもタキのことなのです。万太郎は、なぜ知らせてくれなかったのか、と嘆きましたが、綾は、それがタキの願いだったと説明します。おまえが東京大学で研究していることを誰よりも喜んで応援していた。
万太郎は寿恵子とともにタキの部屋へ飛んで行きました。
勝負
そのタキは床上げをして正座し、ふたりを待ち構えていました😲。なんでも峰屋の「嫁」になるものは姑と百人一首で勝負をし、しかも勝たねばならぬのだそうです😅。だから本気でかかってきなさい😤。
タキは、寿恵子が全力で挑んでも勝てないほど強かった😩。伊勢大輔の歌はふたりほぼ同時に手を出しましたが、寿恵子はその優しさから、思わずタキに譲ってしまいます。万太郎は寿恵子を心配する一方でタキの体も気になりました。タキはかなり辛そうに見えたからです。その証拠に、花を絶やしたことのなかったタキが、生花を生けていませんでした。
タキは寿恵子に「勝負」だと言ったのにタキを気遣ってくれたと礼をいます。可愛くて元気がよくてひたむきで。万太郎は良い人を選んだ。人とは違う道を進む万太郎をよろしく頼むと頭を下げたタキに寿恵子は、万太郎と一緒になりたいと願ったのは自分だ、と伝えました🌹。
ひとりの男と女
一方の竹雄は、タキを失う不安に胸が押しつぶされそうになっている綾に、万太郎とは対等になった、これからは綾も一人の女性だ、と伝えました🤗。
あなたは草花が好きすぎる万太郎の姉様で、ただの酒が好きすぎる槙野綾さんじゃ。わしは、子供の頃からずっと一緒に育った槙野の姉弟が好きながじゃ。わしはただの槙野姉弟が好きすぎる井上竹雄じゃ。あなたのことが好きすぎる、ただの男じゃ。ほんじゃき、あなたをひとりっきりにはせん。
綾は、せっかく東京に行ったのだから、自分のような「はちきんの強情っぱり」より可愛らしい女性がいただろうに、と憎まれ口をききました。竹雄は、綾はそんじょそこらの女子ではない、峰屋を自分から背負って立つと決めたお人(女傑)だ、と称えます。まだ起こってもいないことでめそめそするな。竹雄は、綾は、たとえ今は嘆いていても、空が晴れたら立ち上がる人間だ、と励ましました。タキも万太郎も、綾だからこそ峰屋を託したのだから、と。
綾は、綾もまた竹雄をもう奉公人とは思わない、と明言しました。そして「井上竹雄😤」と呼び捨てにすると、胸高鳴らせてその先の言葉を待っていた竹雄を置き去りにして大酒を食いに行きます😅。酒〜っ!峰乃月持ってきいや!!
その怒鳴り声に皆から歓声が上がりました
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タキの願い
タキは、皆の楽しそうな様子を耳にし(たぶん)嫁に来てから初めて、自分の「願い」を叶えたくなりました。万太郎と寿恵子の子どものひ孫をその手で抱いてみたくなったのです🌹。早速、主治医の堀田を呼んでもらい、なんとかそれまで生かしてもらえないだろうか、と頼みました。でも堀田は(能力不足で)できないと謝罪します😭。
するとタキはスッキリしたと語って、逆に堀田に謝りました。天から与えられた寿命があるのに、浅ましいことを言ってしまった💦。
堀田は、これまでずっと峰屋に尽くしてきたタキが、初めて自分の願いを抱いた、その願いこそ、命を長らえさせてくれる特効薬かもしれないと語ります。思い切って万太郎に、東京へは行かずに側にいてほしいと伝えたらどうかと勧めてくれました💜。
タキも、そして寿恵子も、その気になります。寿恵子は万太郎に、佐川の小学校で教えながら、まずは「土佐の植物」の図鑑を作れば良いのではないかと助言したのです👍。万太郎もようやくその気になりました。ああそれなのに・・・😔。
セドゥム・マキノイ
東京大学から峰屋に手紙が届きました。藤丸と波多野が、ロシアのマキシモヴィッチ博士の手紙を送ってきてくれたのです。そこにはマキシモヴィッチが万太郎の「土佐のフローラ🌱」(標本)を高く評価したことや、マルバマンネングサが新種として認められたことが書かれていました。なんでも博士はインフルエンザで寝込んでいたので返事が遅くなったのだそうです😅。
新種の学名は「セドゥム・マキノイ・マキシム」〜マキシムはマキシモヴィッチで「マキノイ」は槙野万太郎のマキノです🎉。今調べてみたら、マルバマンネングサの学名は「Sedum makinoi」だそうですよ😉。ちなみにユーシーのトガクシソウも新種として認められたそうです。
わしの名前が植物の名前として、永久に植物に刻まれるがじゃ〜!😍
祖母の愛
これを聞いたタキは、万太郎と一緒に喜んでくれました。このマルバマンネングサは、万太郎が幼い頃タキと一緒に見た花なのです。おまんの名が、あの草になって世界に出ていくがか?
タキは、すぐに呉服屋を呼び、寿恵子との祝言をあげるよう命じました。1日も早う東京に戻りい。草の道が海の向こうにもつながっちゅうがじゃろう?さっさと戻りい
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