らんまん ネタバレと感想 第14週 ホウライシダ
朝ドラ【らんまん】の第14週は「ホウライシダ」です。今週はユーシー田邊の「本性と悪事👿」が暴露されたようですね。以下早速ネタバレです。
驚きの提案
万太郎と寿恵子は、タキの49日の法要を終えた後、東京の十徳長屋に戻ってきました。寿恵子は、竹雄から引き継がれた家事に専念し(ちゃんとお日様の当たる時間も計算し👍)、万太郎は以前同様東京大学へ出かけていきます。大学は新学期を迎えており、波多野と藤丸は4年生になっていました。
ふたりは、新種を認められた万太郎に文部省から問い合わせがあった、とはしゃぎます。(いつもエラソーな)ユーシー田邊の戸隠草は再提出を求められていたため、余計に溜飲が下がったようです😁。徳永と大窪の態度も、以前とはかなり変わって好意的でした💜。
万太郎は、早速、土佐で見つけてきた「新種かもしれない標本🌱」を皆に見せようとします。が、それを田邊が止めました。これから標本を見せる時は、必ず田邊に一番に見せるように、と命じます。今度のそれは自宅に持ってくるよう命じました。万太郎の結婚祝いをしたいというのです。
田邊が同僚や部下を自宅に招くことはこれまで一度もなかったそうです。皆、これを「羨ましい」と思うより「不穏な気配😨」を感じ取っていたようだと考えるのは、おばさんの穿ち過ぎでございましょうか😈。
田邉は寿恵子と共にやってきた万太郎に、これからは、田邉専用の「プラントハンター」になるよう促しました。横文字を使えばカッコよく聞こえますが、要は「植物を採ってくるだけの仕事」です。田邉曰く、小学校も出ていない「虫ケラ」の万太郎が、今後どんな新種を見つけてきても、誰も相手にしないというのです。今回認められたのは「田邊が許可した学会誌💀」に掲載されたからだ、と豪語しました。
万太郎はきっぱり断ります。万太郎にとっての植物は「愛する寿恵子🌹」と同じなので、自分の手で世に出したい=誰の手にも渡したくないのだそうです。
人脈は宝
万太郎はすっかり落ち込んで、寿恵子に愚痴を聞いてもらいました。わしは「岩に穴を開ける道」を選んでしまった😭。寿恵子は、万太郎はわがままだから「妥協」はできない、教授とうまくいかないのなら、他に仲間を見つけるしかない、と励まします。竹雄は、とにかく万太郎は「笑顔」でいないと力が出ない、と教えたそうです。
それを証明するのにピッタリの人間が現れました。佑一郎です。佑一郎は万太郎と寿恵子の結婚を祝うために、わざわざ北海道から〜手に鮭を持って🤭〜駆けつけてくれました。彼はこの度、アメリカ・ミシシッピ川の治水工事をするために渡米することになったのだそうです。
万太郎はこの佑一郎にも田邊の話を聞いてもらいました。佑一郎は、仮にも国立大学の教授がそのような下劣な提案をしたのか😨、と驚きます👍。佑一郎は、治水工事ができるのも、たくさんの職人や人足たちが体を張って働いてくれるおかげだと常日頃から感謝していたのだそうです💐。その教授のいうところの虫けらが、この国を支えるがじゃ!😤
佑一郎は万太郎に、以前助けを求めた博物館を訪れてみてはどうかと助言しました。教授が全てじゃない。訪ねていくところがあるのは、宝じゃき😏。
金色の道
万太郎が早速博物館を訪ねると、里中が伊藤孝光(落合モトキ〜北山悟@僕の大好きな妻!)という人物を紹介してくれました。孝光はシーボルトの助手をつとめた伊藤圭介の孫なのだそうです。万太郎は大はしゃぎでした😍。それでつい、孝光は東京大学出身か?と尋ねてしまいます。すると孝光は途端に怒り出しました。ドロボーのいるところへなどなぜ私が行かねばならぬのか!?
孝光は怒って帰ってしまいました。里中に聞いたところによると、今田邊が「新種」と主張している戸隠草は、本来、孝光の叔父が採取し、伊藤家の皆で研究した結果、既存のミヤオソウ属に分類し、名付けた上でマキシモヴィッチに送っていたのだそうです。でもマキシモヴィッチは、田邊が送ってきた標本を見て、これは既存の属に当てはまらない新属なのではないかと研究を始めたのだそう。でもそう断定するにはまだ標本(開花したもの)が足りないため、再提出を求めてきたのだそうです。
それが認められたら、伊藤家が提出したものは無効になると聞いた万太郎は、伊藤家も改めて発表し直したらどうか、と発言しますが、里中は、ちょっと困った顔をして、お気に入りのサボテンにこう話しかけました。可憐な花をめぐって人間が争っているね🤨。彼にとっては「1つの植物が明らかになる」ことが重要であって、そこに誰の名前が付こうがどうでもよいかのようでしたね。それに、研究は日々進歩するから、そうした変化は健全なことだ、と教えてくれました。
でも問題は(たぶん)田邊がすべてを承知していた(横取り?)ことじゃないんかな💦。
万太郎は里中に、万太郎が自分で新種を発表するにはどうすればよいかと尋ねました。大学へも行っておらず、留学もしていない、ましてや伊藤家の人間でもない自分は、学者として認められる道はないのだろうか?里中は「本を出せばいい」と教えてくれました。植物学に携わる者が皆、認める本を出すことだ。万太郎の目がキラリと光ります😍。何せ万太郎はすでに「印刷のノウハウ」も身につけていたのですからね
。
妻との約束
万太郎は喜び勇んで帰宅しました。早速仕事に取りかかろうとしますが、寿恵子にお灸を据えられます。最近の万太郎は忙しすぎて寝る暇もない😤。それでは体を壊してしまうから、必ず、夜は布団で寝ること
。
また寿恵子は、綾から千円を預かってきているそうです💕。寿恵子はこれを大学入学や留学費用に当ててはどうかと考えていたようですが、万太郎にしてみれば、一生かけても終わらないかもしれない仕事が待っているのに、そんな悠長なことはしてられんのですよね💦。
翌朝寿恵子が目を開けると、目の前には万太郎の顔がありました😆。なんと万太郎は、植物を見つめるのと同じように、寿恵子の顔を観察していたのです🔍。寿恵ちゃんはまつ毛が長いのう!
田邊の闇?
田邊の自宅の庭には、シダがたくさん植っていました。年若い後妻の聡子(中田青渚〜お縫@善人長屋)がその理由を尋ねると、誇らしげにこう答えます。シダは、花も実もつけず、胞子だけで増える。彼らは古代、陸の植物の覇者だった。地上の植物の始祖にして永遠だ😎。
田邉はかつて留学した際、政府の役人と懇意にしていたそうで、今でもその方面の仕事を頼まれると断れないのだそうです。そしてそのために、東大の総長や教授から妬まれることが多いらしい。聡子はそんな「気の休まる暇のない夫」を心配し、万太郎のようなあけすけな人間がそばにいてくれるのはありがたいと寿恵子に感謝していました。
そうした「権威」にがんじがらめなのが苦しかったからこそ、万太郎のような毛色の変わった人間に惹かれたのだろうけれど、結局はこの人も「権威」から逃れられないのかしらね🤔。以前野宮が言ってましたものね。「教授の役に立つうちはここにいられる」って。やっぱり田邉は人を利用することしか考えてないのでしょうか。もしそうなら、夫を尊敬して懸命に尽くそうとしている聡子が可哀想だなあ😔。