らんまん ネタバレと感想 第19週 ヤッコソウ
朝ドラ【らんまん】の第19週は「ヤッコソウ」です。これはまたなかなか楽しい展開でしたね。以下早速ネタバレです
。
ふたりの約束
園子を失って以来、すっかり元気をなくした寿恵子を、万太郎もまつも心から心配していました。それは長屋の皆も同じです。いずれは時が解決してくれると思いながらも、今いるお腹の子の健康状態も気がかりです。倉木が持ってきてくれた卵で、まつはお粥を作りました。
寿恵子は、ついに、園子が麻疹で死んだのは「早産」が原因だ、と言い出します。寿恵子は、園子が早産だったから、体力がなかったと自分を責めていたのです。万太郎もまた、自分が植物学に打ち込みすぎて、家族を蔑ろにしたからだ、と猛省しました。お寿恵ちゃんのせいじゃなか。
万太郎は、いつか自分たちが天国へ行く時、園子に図鑑を見せられるように、精一杯頑張る、と約束します🌹。
そして万太郎は、まつに頼んで「かるやき」の作り方を教わりました。寿恵子は、以前万太郎にそうしてやったように、万太郎が差し出したかるやきにパクつきます。美味しい🤗。
その後生まれた子どもは「千歳」と名付けられました。末長く生きてほしいとのふたりの願いが込められています💐。
槙野コレクション
まつが文太の元に帰って行った頃、ロシアのマキシモヴィッチ博士から手紙が届きました。それは博士の妻による代筆で、博士は亡くなったとの訃報でした。手紙には、博士の名前が刻印された「標本名札」が同封されていました。万太郎はその名札を見て、自分自身の名札を作ろうと思い立ちます。他の誰でもない、槙野万太郎が見つけた植物だと世界に発信するためです。
また東大に寄贈する土佐の標本も「槙野コレクション」と名付けることにしました。寿恵子も、全てを渡したら、また1から始めればいいと励ましてくれます👍。
折も折、今度は竹雄と綾夫婦が訪ねてきました。ふたりは峰屋を守れなかったと謝罪します。それを聞いて自分を責めようとした万太郎を、即、竹雄が止めました。おまんのせいじゃない。綾もまた、やりたいことをやった結果だ、と説明します。
たくましい寿恵子
万太郎から事情を聞いた竹雄は、たったひとりで植物学を続けるのは(経済的に)無謀だと反対しました。でも万太郎は「笹のように強い寿恵子」が応援してくれている、と伝えます。綾もまた、自分を「平凡な村人」に例える寿恵子を呆れたように見つめていました😨。自分の強さを知らない寿恵子は、万太郎や綾こそ「冒険の主人公」だと羨んでいたのです。
万太郎は、土佐に帰る竹雄や綾と一緒に植物採集に出かけることにしました。寿恵子は、万太郎の留守中は八犬伝三昧すると明るく振る舞います。だから私たちのことは忘れて、植物のことだけ考えて!🤗
そんな寿恵子に思いもよらぬ事件が起きます。なんとあの田邊が女学校の生徒に手を出した😈!という「フィクション」がまことしやかに新聞に連載されていたのだそうです😵。もちろん名前は変えてありますが、当時女学校の校長は田邊しかいません。
寿恵子は驚いて田邊家へと飛んで行きました。そこには野次馬がたくさん集まっています。中に入れてください!私は聡子さんの友達です!!
聡子は寿恵子の友情を心から喜んで感謝してくれましたが、帰宅した田邊は、寿恵子がこのスキャンダルを利用して聡子に取り入ろうとしているのかと邪推しました👎。万太郎とは別れた方がいいと仄めかす田邊に寿恵子はきっぱり反論します。万太郎と別れることは決してない。それに男同士のことは私たちには関係ない。何があっても聡子さんは私の友達だから😤。
田邊は寿恵子を無知無教養呼ばわりしますが、聡子もまたきっぱり寿恵子を庇いました。お寿恵さんは私の友達ですから😠。
こんまいお遍路さん
その頃万太郎は、田邊のことなどす〜〜〜っかり忘れて、大好きな植物たちと戯れていました。そんな万太郎だからこそ、また「心ときめく新しい出会い💐」がもたらされます。それが「こんまいお遍路さん」との出会いです❣️。
万太郎は土佐の山奥で山元虎鉄(寺田心〜井伊虎松@おんな城主直虎)という少年に出会いました💜。どんな植物が好きかと聞かれた虎鉄は「こんまいお遍路さん」がいると答えます。それが「ヤッコソウ」です。
虎鉄は、これを見て狂喜乱舞する万太郎の職業を尋ねたので、万太郎は「植物学者」だと答えました。
世界は繋がって
帰宅した万太郎は、もうすっかりこの「お遍路さん」に夢中でした😍。これを研究するためには新しく海外の書物が必要だと寿恵子に頭を下げます。寿恵子は金を工面してくれました。が、届いたのはドイツ語の書物だったため、得意の英語のようには行きません💦。
そんな時に、波多野と藤丸が、帝国大学発行の「大日本植物図解」を持ってきました。内容は万太郎の「日本植物志図譜」とよく似ていたそうです。万太郎は、おかげで買わずに済んだ、と礼を言うと、語学が得意な波多野に助けを求めました😁。
ふたりの協力のもと研究を進めた万太郎は、このお遍路さんに虎鉄の名前を入れるべく、彼に手紙を送ります💌。虎鉄はすぐに返事をくれました。しかも、これを学校の教師に話したら、教師の知らない植物が他にもたくさんあるから、万太郎(学者先生)に見てほしい、と頼まれたと、たくさんの標本を送ってきてくれたのです🎉。
万太郎は感激で胸がいっぱいになりました。わしは一人じゃない。ひたすら野に行ったら、きっと誰かと歩けるき!
まとめ
今回登場したヤッコソウですが、名前は存じませんでしたが、よくミステリードラマなんかに、ちょっと不気味な存在(👻)として登場しますよね。ほぉ〜ヤッコソウって言うのか〜。
また田邊のねちっこさには心底呆れちゃいましたね😔。苛められた万太郎はもうすっかり気持ちを切り替えて前に進んでいると言うのに、苛めている方がまあいつまでもネチネチと執念深くて情けないですわ👎。それだけ田邊の劣等感は根深いのですね〜。せっかくお腹の大きな寿恵子が妻のために駆けつけてくれたと言うのに、それを下心があるからだ、なんて、そんなふうにしか考えられない自分を恥じなさい!ですわ。
お腹に、三人目の御懐妊?
らんまん、素晴らしい朝ドラですよねっ!堪能しています。ただ、今週の内容は、セリフが少ないせいじゃないかと思うんですが、読解力不足の私には、寿恵子の教授への啖呵への繋がりが、ちょっと納得出来ずに、もやもや…。あの教授のセリフだけで、万太郎との離縁を仄めかした事になるのかなあ…とか。でも、こちらの解説を拝読し、ずいぶん納得の方向に…。これからの展開にも興味津々。ただ、ひとつ、質問させて下さい。聡子の元に馳せ参じた寿恵子、三人目の御懐妊…なんですか?私の見落としかもしれません。どんな表現で、御懐妊と判断されたのか、教えて頂くと喜びます。