らんまん ネタバレと感想 第3週 万太郎の初恋
朝ドラ【らんまん】も今週は大人編ですね。子どものまんま大人になったような万太郎を見ながら、最初は竹雄に同情してしまっていたおばさんですが、万太郎の気持ちもわかるだけに、なんとも切なかったですね😭。以下、第3週「ジョウロウホトトギス」のネタバレです。
東京へ
万太郎(神木隆之介〜古賀友利@妻、小学生になる。)は成長しても相変わらず植物に夢中で、家業は二の次三の次でした。峰屋に蔵人達がくる日もすっかり忘れ、見たことのない花に胸振るわせています😍。
そんな万太郎が、初めて、家業に意見しました🤗。東京で開催される「内国勧業博覧会」に峰乃月を出品してはどうかという誘いがきたらしいのですが、相変わらず「変化を嫌うタキ」は、献上品の峰乃月を「品定め」するなど品がないと断ろうとしたのです😤。でも万太郎は、これからは「博覧会」の時代だ、峰屋の酒を日本中に知らしめる良い機会だ!と力説しました。タキは、てっきり、万太郎に当主としての自覚が生まれたのだと思い込んで喜びましたが、さにあらず。万太郎は「心の友」と慕っていた植物学者に会いに行くため「東京行きの口実😈」を逃したくなかっただけなのです。
もちろん、幼い頃から一緒に育った竹雄(志尊淳〜赤宮雅@極主夫道)は、万太郎の考えなどとっくにお見通しです👍。
一方の綾(佐久間由衣〜伊藤里香@おいハンサム!!)は、万太郎とは違う意味で変わらない=ますます家業の酒造りに(ひそかに)情熱を燃やしておりました💕。年頃の綾には何度も縁談が持ち込まれますが、綾にその気はありません。それに相手が子持ちの再婚なんて、酷すぎませんか😨。
そんな綾が「内国勧業博覧会」への出展を耳にしました。綾は、峰乃月も良い酒だけれど、博覧会のような場には、もっとインパクトのある酒が相応しいのではないかと考え、これまたひそかに&かねてより酒造りを教わっている幸吉(笠松将〜岸辺露伴は動かない橋本陽馬@)に相談します。幸吉から、生まれて初めて麹を舐めさせてもらった綾の感激は画面から伝わってくるようでしたね。この子は本当にお酒が好きなのね。
親方にも協力してもらって新しい酒が出来上がりました。綾が満を持して皆の前でこれを伝えたというのに、タキは即座に一蹴します。そんな勝手は許さんっ!!綾は一口だけでいいから試飲してほしいと頼んだのですが、タキには理解できないのですよね。おまんは峰乃月がまずいというのかっ!!😡
万太郎はその様子を見ながら、口を挟むことすらできません。あ〜綾と万太郎が逆の立場だったら、綾ならこっそりその新しい酒を出品してくれただろうに😔。
ちなみにこの幸吉は、かつて綾が酒蔵に初めて入った時に落とした簪を大切にしまっておいてくれました🌹。だから彼はあの日からずっと綾の酒に対する情熱を知っていてくれたのです。自分のわがままで幸吉を巻き込んだと嘆く綾に、幸吉はようやくこの簪を返します。試してうまい酒ができたら面白いから、またいつか一緒にやろうと励ましてくれました💐。
初恋
(たぶん)幼い頃からずっと綾を好きだった竹雄は、万太郎に「恋」について尋ねました。でも万太郎には「植物のたとえ」しかできません。植物や動物はたいてい、オスがメスの気を引くために鮮やかな外見をしていると得意げに話しました😁。んも〜万太郎にとって、植物以外のものは目に入らんも同然なのですよね😓。
が、東京に来てようやく「興味を抱く女子」に遭遇しました。博覧会の屋台で「かるやき」(カルメ焼き)を焼いていた寿恵子(浜辺美波〜桑島すみれ@僕のいた時間)に一目惚れしたのです😍。一目見ただけでここがぶわっとしたが
!万太郎が植物以外に「心が震えた」記念すべき一瞬です🎉。ちなみに万太郎は「酒屋の当主なのに下戸」な自分が情けなくて、ゲコゲコ鳴いていました。寿恵子にも(恥ずかしくて)カエルと名乗ります🐒。
初めて生まれた
万太郎は、念願の「心の友」に会いにいきました。野田基善(田辺誠一〜田所ジョセフ@それってパクリじゃないですか?)と里中芳生(いとうせいこう〜寺尾綴@俺のスカート、どこ行った?)は、万太郎が独学していたのは「植物分類学」という学問であり、日本でこの学問を広めるにはより多くの標本が必要だと教えてくれました。また万太郎が土佐で見つけた「黄色い花」は新種かもしれないそうですが、学名をつけるには英語で論文を発表しなければならないのだそう。万太郎は、いともあっさり(それならできると)頷きました。万太郎はラテン語も知っていましたからね😏。
まさに「心の友」と語り合えたおかげで、万太郎の植物への情熱はますます掻き立てられました。興奮冷めやらぬ顔で「今初めて生まれた気がする
」と語る万太郎に、竹雄は不安が隠せません😨。竹雄は幼い頃からずっと「峰屋の当主」である万太郎のために、決して大袈裟ではなく、その身を捧げてきたのです。なのにその万太郎が「今初めて生まれた気がする」などと言うのですから、竹雄にしてみれば、自分を否定されたも同じですよね😱。
草(植物)のことは遊びですき!酒造り以外のことは遊びだと言うてください!!
幼い頃から家には「居場所」のなかったのが、ようやく「心の友」と語り合う喜びを知った万太郎も「植物は遊びだ」などと言えるはずもありません😔。
家業への愛情
が、そんな万太郎にも「家業に対する愛情」があったことが明らかになります💜。万太郎は竹雄と一緒に生まれて初めて「牛鍋」を食べに行くのですが、そこの客が、口々に「土佐の酒」(峰乃月)を褒めていたのを耳にしたのです😍。ふたりは(これは一緒に)興奮して自慢せずにいられませんでした。
こうして万太郎は自分の立場を思い知らされます😱。何をどうあがいてみたところで、自分は「峰屋の当主」なのです。それは竹雄が泣いて訴えなくてもすでに分かっていたことで😭。でも竹雄もまた、自分は万太郎だから仕えてきたのだ、と言わずにいられない気持ちも分かります😢。
ご縁
万太郎は、なんとか竹雄を拝み倒して高価な顕微鏡を買い求め、もう一度寿恵子にも会おうとしました。が、屋台は既に移動していたようで、姿が見当たりません。それでもやっぱり万太郎は諦めきれず、最後の最後、佐川に帰る前にもう一度だけ、と屋台を捜しに行くと、寿恵子がカルメ焼きを焼いている姿が目に飛び込んできました💕。最初に捜して見つからなかった時に「縁があればまた会える」と語った竹雄は、「ご縁」があったのだから、話してこいと背中を押してくれます👍。
寿恵子も万太郎を覚えていました。カエル様?🤗 万太郎はもう国に帰ると伝えて竹雄の元に戻ってきます。すると寿恵子は、カルメ焼きを持って追いかけてきてくれました。お土産です!💐
万太郎は、これで諦めがついたとでもいうかのように笑って竹雄に声をかけました。佐川へ帰ろう。