らんまん ネタバレと感想 第7週 ボタン
朝ドラ【らんまん】の7週目は「ボタン」です。万太郎が認められて、いつにも増して楽しい週でしたね〜💕。以下早速ネタバレです。
鹿鳴館
みえが寿恵子を訪ねてきたのは「縁談」ではなくて、鹿鳴館への誘いでした🌹。みえは〜偶然にもこれから万太郎が訪ねる予定の〜東大の田邊教授からダンスを習う女性を紹介してほしいと頼まれたのだそうです。まつは、頭から、そうした役目は玄人、つまりは芸者の仕事だと決めつけました。どうやらみえもまつも芸者だったようですね。
みえは(やっぱり)若くて綺麗な姪を鹿鳴館デビューさせて「玉の輿」に乗らせようとしていましたが、まつは逆に、幾つになっても小説に夢中な=ふわふわとしている娘の将来を心配し、地に足のついた男性に嫁がせようと考えていたのだそう💦。どうやらまつは、いわゆる「お妾さん」だったようなのですよね。その「旦那」=寿恵子の父が亡くなった時も、葬儀にすら行けず、寿恵子と手切れ金をもらえたことをありがたく思わなければならない立場に、まつはうんざりしていたらしい。
当の本人=寿恵子はでも「鹿鳴館」という新しい世界に興味を抱いていたようです。
学歴は小学校中退
万太郎は竹雄に命じられて、ご飯が炊けるのを見張っていました🐒。が、すぐに「植物」に目が行ってしまいます。長屋の子供達から「たんぽぽ」について聞かれると、つい夢中になって教え始めました。あっという間に時は過ぎ、ごはんは真っ黒になってしまいます😨。竹雄にはえらく叱られましたが、長屋の住人で小料理屋の女中をしている宇佐美ゆう(山谷花純〜せつ@鎌倉殿の13人)がご飯を差し入れてくれました🤗。
ゆうは万太郎に、今日は大事な日(=東京大学へ行く日)なんでしょ😉?とエールを送ると、その東大で落第したという堀井丈之助(山脇辰哉)は驚きをあらわにします。え?本気だったの?だって万ちゃん、小学校中退でしょ??😵
万太郎は「けんど、訪ねてみんと、わからんろう😁」と答えます。それに万太郎と竹雄はこの日のために「洋服」を新調したのだそうです。新しいスーツに蝶ネクタイを締め、帽子をかぶって靴を履いた万太郎は、洋装は楽だ!とはしゃぎました。堀井はシツコク、どうせ門前払いされるから、と憐れみますが、万太郎は怯みません。女性陣と子供たちは笑顔で万太郎を送り出します。頑張れ!
案の定、教授以外は皆、万太郎が小学校中退だと聞くと、歯牙にもかけませんでした👿。助教授の徳永政市(田中哲司〜御子神慶@石子と羽男〜そんなコトで訴えます?)とその小判鮫らしい大窪昭三郎(今野浩喜〜砂川林太郎@竜の道~二つの顔の復讐者)は、これを聞いただけで万太郎を追い出そうとします💀。教授の田邊彰久(要潤〜森川拓未@元彼の遺言状)も、一応話は聞くと言いつつも「土佐の人間には恩義がある」「ノブレスオブリージュだ」などといかにも恩に着せた物言いをしました👎。
最初はニコニコ笑っていた万太郎も我慢ができなくなりました。ほんなら結構ですき💢。You won't be laughing where I am known by the world!(私が世界に名を知られたら、笑ってなどいられないだろう)
万太郎は、確かに自分は小学校も出ていないが、子供の頃から植物が好きだという気持ちは誰にも引けを取らん!と豪語します。土佐の野山がわしの血肉じゃ!!それから、今目の前で威張っている「東大の植物学」も広い世界から見れば、まだまだ無名なレベルであり、それを世界に広めるためにやってきたのだ、と力説しました。何せ今は日本で発見された新種の同定ですら、ロシアの植物学者=カール・ヨハン・マキシモヴィッチに頼んでいるのだそうです💦。
土佐の植物目録
万太郎は、里中が認めてくれた「土佐のフローラ」を証明する植物目録を取り出しました。またスーツケースの「新種かもしれない標本」も披露します。大窪は「新種かもしれない」という万太郎の言葉に失笑しますが😈、学生たちはその標本を見て歓声を上げました。なんだこれは?見たことがない!!😍
土佐の植物目録を目にした田邊は一瞬言葉を失います😱。君の言葉に嘘はないな。田邊は、万太郎が、この国で手に入る植物の本をほとんど読破したと見破ったそうです👍。でも万太郎は読んだだけじゃなく、一字残らず書き写したそうです😵。
万太郎は続けて、さらに500種類の標本を持参した、と説明しました。東大の植物学教室にあるという3千以上もの標本を見せてもらえれば、万太郎の標本も検定できるというのです。それでも分からないとしたら、その時こそ・・・新種ですね😁!?人の良さそうな学生の波多野泰久(前原滉〜栗木次郎@ユニコーンに乗って)などはすでにワクワクしていました。
万太郎は、3千以上ある標本のうちまだ検定できていないものもあると聞いて、それなら一緒に検定もすると申し出ます。どうかその標本を見せてほしい!学生たちは大いに色めき立ちました。勉強の傍に行っていた作業を万太郎がしてくれるなら、これほどありがたいことはないからです。さすがの大窪も心が動きました😎。
が、徳永は決して認めません。小学校中退の分際で、交換条件を持ちかけるのかっ!ここはわが国最高の学府であると同時に、国家の機関である!!浅ましいっ!!😤
でも田邊は快諾しました😜。交換条件などなくても、こちらが折れざるを得ない。I want you here!!(ここには君が必要だ)これに「大学の権威が揺らぐ」と猛反対する徳永には「旧幕時代の化石だね。さっさと留学しておいで」と言い渡しました🤭。田邊はコーネル大学に留学していたそうですが、東大開学以来5年が経過しても尚、彼らの植物学教室は、そのコーネル大学の足元にも及ばないのだそうです。
権威をかざして門を閉ざすより、もっと重要なことがある。それは、一刻も早く充実した研究の場を作り出すこと。
田邊は万太郎を抱きしめて、最大限、歓迎の意を表しました。君を歓迎する!!💐
嫉妬
徳永と大窪は不満を隠そうともせず、部屋を出ていきます。中にも聞こえるような大声で、田邊を「外国かぶれ」と誹謗しました💀。
万太郎が、東大への出入りを許されたと聞いた堀井は、驚愕しながらも、万太郎を応援してくれました🌹。東大は「神童」と呼ばれた人々の集まりだから、よそ者を許すなどまずあり得ない。今はもの珍しさも手伝っての「気まぐれ」かもしれない。明日追い出されるとしても、居ていい間は頑張れ!!
実際に東大に通うようになってから、万太郎の実力はますます目を引きました。標本作りも、植物の絵を描くことも、並外れて優れていたのです。田邊や一部の学生は素直にその実力を評価しますが、その才能に嫉妬する者も出てきそうです😰。
田邊と万太郎の縁
万太郎は、憧れの寿恵子が「牡丹」に興味があると聞いたその日、偶然田邊のオフィスに牡丹が飾ってあったので、ちょいと花瓶を拝借してデッサンすることにしました。その緻密な筆使いには、あの大窪でさえ目を見張ります😁。そこへやってきた田邊も驚きを隠せませんでした。土佐の人にはいつも驚かされる。
なんと田邊はジョン万次郎を知っていたのだそうです。万太郎は、万次郎こそ自分の背中を押してくれた恩人だと語り、彼は今でも海を夢見ている、と伝えました。世界の海に出ていきたいという夢を田邊が継いでいるのだと感動します💕。田邊もまた、万太郎と自分は、つながるべくしてつながったのかもしれないと感慨深げでした。Welcome, I'm glad you are here.(歓迎するよ。君がきてくれて嬉しい)
二人のやり取りを側で見ていた窪田や学生たち、そしてたまたまそこへやってきた徳永の目に浮かんだのは、堀井の予想通り、羨望や嫉妬ではなかったでしょうか😨。
見知らぬ旅
万太郎は、植物学教室に持っていくお菓子を買いに白梅堂へやってきました。寿恵子は「甘いものが好きな万太郎」のために、特別にカルメ焼きを作ってもらってくれます。職人の阿部文太(池内万作〜近森博@デザイナーベイビー)は、あんなものは駄菓子だ、と馬鹿にしていたようなのに💦。できたてのカルメ焼きを目にした万太郎は、思わず、寿恵子の手からガブリとパクつきました😍。いや〜可愛過ぎ😆。
また万太郎は、できあがった牡丹の絵を寿恵子にプレゼントしました。ついに「牡丹」(八犬伝の痣)を手に入れた寿恵子は「見知らぬ世界」へ旅立つ決意をします。それを聞いた万太郎は、自分もそう思っていた、と共感を示し、寿恵子の旅も応援しました。やってみたいことはやるべきだ。佐川にいるわしの姉もそうしちょる。応援しますき!
竹雄
また竹雄も無事、就職が決まりました🎉。広瀬と共に食事をした洋食屋の「ボウイ」に雇われたのだそうです。さすがは「佐川の老舗酒屋=峰屋の番頭の息子👍」だけのことはありますね😏。
まとめ
この流れでいくと、万太郎は「男の嫉妬」に悩まされることになるんだろうけど💦、何せ万太郎は「どんな草にも個性がある」と認めている実に寛容な人物なので、たとえそこに「毒」があろうとも受け入れちゃうんだろうな〜きっと🤗。それが万太郎の一番の魅力だものね💕。来週の展開も楽しみですね。