らんまん ネタバレと感想 第8週 シロツメクサ
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朝ドラ【らんまん】の第8週は「シロツメクサ」です。これもまたとっても良いエピソードでございましたね〜💕。毎朝見るのが楽しみでなりません。以下早速ネタバレです
。
よそ者扱い
同じ志を持った人々がいるところに毎日通える😍!万太郎はそう思っただけで胸が高鳴り、ゆっくり寝てなどいられませんでした。朝早く起きて洋服を着、胴乱を肩から下げて出かけていきます。大学の用務員は、そんな万太郎のために明日からはもっと早く鍵を開けに来ると申し出てくれました。
研究室では早速掃除に取り掛かります。隅から隅までしっかり綺麗に掃除しました。(あそこは思わず竹雄の気持ちになって見ていました。峰屋では掃除をしたことなどあったのだろうか😁)掃除が終わった頃、ようやく2年の学生がやってきます。畑野と藤丸次郎(前原瑞樹〜椿山修@舞いあがれ!)です。
万太郎はふたりに親しげに話しかけますが、ふたりは、特に藤丸は万太郎と距離を置こうとしました。植物学教室に入ったばかりのふたりは講義や宿題にテストなどに明け暮れており、英語が苦手な藤丸は英語で行われる田邊の講義に付いていけず、ノイローゼになりかけていたようなのです💦。それで英語が得意で教授の覚えもめでたい万太郎には「苦手意識」を抱いていたのですね😓。
また徳永も同様でした。彼は公然と万太郎を「よそ者」呼ばわりします👿。あとで聞いたところによると、彼はもともと法学部志望だったらしいのに、英語が苦手なばかりに開成学校を退学したのだそうですよ。そこへ留学から戻ってきた田邊にたまたま声をかけられて植物学に転向したのだそうです。そりゃあ、英語ペラペラの万太郎が憎らしいわけだ😅。
植物学教室に出入りしている画工の野宮朔太郎(亀田佳明)の対応も冷ややかです。以前万太郎がボタンを描いていた時「野宮よりもうまい」と言われた野宮がこの人だったのですね。万太郎は、親しげに、プロの植物画を見せてほしいと語りかけましたが、そっけなく断られてしまいました。自分を雇ったのは教授だから「よそ者」には見せられないというのです。
こうして万太郎はすっかり落ち込んでしまいました。
温かい激励
りん
万太郎は差配のりんを誘って竹雄が働いている西洋料理店=薫風亭に出かけました。竹雄は長い脚を一層長く見せる制服に身を包み👍、女性客からきゃあきゃあ言われて働いています🤗。竹雄は万太郎を見るなり、節約しなくちゃいかんのに、こんなところに来てはいけないと注意して、上司から顰蹙を買いました😂。でも「りんにご馳走」するのにはまったく異存はありません。いつもお世話になっているからです💐。
りんは万太郎の言葉から、万太郎が仲間外れにされていると察しました。よそ者は怖いからね。ましてや万ちゃんは玄関じゃなくて縁側から入ってきたようなものじゃないか
。りんたち長家の人間は、万太郎が引っ越してきた時「変なもの」に夢中になっている姿を見たから、悪い人じゃなくて「変わった人」だと分かったけれど、そうでなければやっぱり怖い、と教えてくれます。
りんは、最初はナイフとフォークで悪戦苦闘していましたが、すぐに諦めて大声で竹雄を呼びます。竹ちゃん!お箸頂戴!!
女性たちのかしましいことったらなかったですね。竹さま〜っ!!
竹雄
その夜万太郎は竹雄にも愚痴をこぼします。すると竹雄は「何をいまさら」と励ましました。確かに万太郎はよそ者かもしれないが、故郷を捨ててきた「覚悟」は他の誰にも負けないはずだ。佐川にいた時も、勝手に植物に話しかけていたではないか、相手にしてもらえないなどと嘆かずに、どんどん話しかければ良い😁。
竹雄にねだられた万太郎が竹雄の似顔絵を描くと、あまりにも下手くそ過ぎて、怒る竹雄がまた可笑しかったですね〜😂。嫌がらせか😤!まさに好きこそ物の上手なれなのですね。
初心に帰る
万太郎は、東京に来て大学で学べることの喜びを思い返します。翌朝は早くに倉田に頼んで、その目で東京の植物たちに会いに行くことにしました。胴乱にはたくさんの草を詰め、顔を泥だらけにして大学へ行きます
。藤丸と波多野は、そのはしゃぎぶりに半ば圧倒されていました😨。万太郎は竹雄の忠告通り(一方的に)「嬉しさ」を表現したのです😁。
毎日ウサギの世話をしている藤丸には「牛が喜んで食べていた草」を土産に持ち帰りました。それが「シロツメクサ☘️」です。波多野はその和名の由来を教えてくれました。外国から割れ物を送る際にこの草を詰めるのでその名が付いたのだそうです。藤丸は、戸惑いながらも、笑顔で礼を言いました💜。
植物への愛情
そこへ野宮がやってきて嫌味を言います。もうふたりと仲良くなったのか。これでひとまず安泰だ。教授の役に立つうちはここにいられる😈。万太郎は、教授の役に立つためにここにいるわけではないと説明しようとしますが、野宮は、本音は言わなくてもいいのだと押し留めます。野宮も特に植物が好きなわけではなく、生活(金)のために描いているのだそうです。
万太郎は野宮の心を理解しようとします🌹。描けと言われて描くのも楽なことではない〜そう言って、竹雄の似顔絵がまさにそうだったと思い出し、野宮にこれを見せました💦。野宮は我慢できずに笑い出します😂。野宮は以前は中学で図画教師をしていたらしいのですが、その時生徒に「他人の絵を笑ってはいけない」と厳しく教えていたそうなのに、笑った自分は最低だ!と自戒しました。
万太郎はケラケラ笑って取りなします😄。ええんです。わしが描けるのは植物だけですき。そう言ってページをめくると、いかにも愛情を込めて描いた植物たちが出てきました🌸。いや、竹雄に対して愛情がないというわけじゃあありませんよ。これで野宮の表情が激変します😨。野宮はついに絵を見せてくれました。最初に描かれていた子供の絵には、素人目にも、野宮の愛情がたっぷり込められているのが見て取れます💕。万太郎も感心しきりでした。
野宮はあれこれ説明しながら「最も大事なこと」を教えてくれます。この教室では植物を愛するより大事なことがある。逆らってはいけない😈。
万太郎と田邊の違い
藤丸が世話していたウサギの🐰雪丸とおもち🐰は、万太郎が持ってきたシロツメクサをパクパク食べてくれました🤗。波多野はこのシロツメクサをウサギ小屋の近くに植えることにします。ユーシーは怒るかな🧐?ユーシーとは田邊のことみたいですね。きっとことあるごとに「ユーシー?You see?(分かった?)」と聞くからでしょうね🤭。
藤丸と波多野は、教授と親しいからと言って決して威張ったりしない、むしろまったく飾り気のない万太郎を好きになりました。ユーシーの植物採集はおおがかりで形式ばっているけれど、万太郎が植物採集をするのは単に植物が好きだから、毎日やらずにいられないだけなんだと理解してくれたのです。教授とは違うよな
。
それは検定の仕方にも表れていました。植物学教室では「完全な標本」しか検定しないことになっていたのだそうですが、万太郎は大いに反論します。花が無くても、葉っぱが少なくても、植物は植物、捨てるなんてとんでもない😤!藤丸や波多野は「完全な標本でないとそれが何だかわからない」から捨てていたらしいのですが、万太郎は一部分でもあれば識別できると知ると大いに尊敬します。大窪は捨てろと命じましたが、ふたりは「残そう」と言ってくれました👍。
花や果実が付いてなくても、もうこんなに可愛いですき!!
実際に「不完全な標本」を見た田邊は、こんなものは必要ないと言い放ちました。でも万太郎は、不完全でも十分に美しいと反論します。花や果実は確かに植物の「盛り」だけれど、それだけが美しいわけではない。硬くて小さい種から芽吹いて、伸びて、どんどん変わっていく。どうしてそうなるのか。植物はいつも不思議に満ちている。万太郎は、未検定の箱の標本を使って「植物の一生🌱」を作成したそうです。
これには田邊も唸るしかありません😨。一枚の絵に植物の一生を描いたのか?田邊はそのスケッチをもらっていきました。ちょうど藤丸が「四葉のクローバー」を積んできていたことから、田邊は(たぶん)万太郎との出会いをあらためて「幸運」と呼びます。
万太郎が田邊を怒らせるのではないかとハラハラして見守っていた藤丸と波多野はすっかり安心し、万太郎と一緒に植物採集に行きたいと言い出しました。万太郎が断るはずもありません。ぜひっ!!😍
夢の扉
白梅堂では、万太郎の描いたボタンの葉っぱの絵を参考に、職人の阿部が新しいお菓子を作りました。それを見せてもらった万太郎は感動し、あれこれアイディアを提案します。ボタンの葉っぱはギザギザが特徴なので、あんこを丸っと包みたいなら、スミレやドクダミの丸い葉の形の方が良いかもしれない。
そうしているうちに、万太郎は自分がしたいことは何かを思い付きました。日本中の人がその絵を見ただけで植物の名が分かるような「植物図鑑」を作ることです🎉。
今苦労して講義を受けている藤丸や波多野にも、実は夢がありました。藤丸はキノコに代表される菌類全般、そして波多野は、今で言うところの遺伝子組み換えについて研究したいのだそうです。そういえば他の学生たちが海藻にも興味があるようなこと言ってましたっけね。
この3人に落第生の堀井も加わって夢を語りあったシーンも楽しかったですね〜💜。堀井も彼なりの大望を抱いていたのですね😁。
鹿鳴館
一方では「鹿鳴館」が寿恵子と田邊を結びつけそうです。田邊というより高藤雅修(伊礼彼方)が、みえに言われて菓子を届けにきた寿恵子をすっかり見そめたようでした💦。やはり寿恵子は(彦根の)「お武家の娘」だったそうですよ。まつは相変わらず反対していましたが、寿恵子は鹿鳴館に(大いに)興味を抱いたようです。この寿恵子の父親が亡くなった理由もちと謎めいていましたね🧐。
感想
田邊が(心から植物を愛し、また植物の神に愛されている)万太郎からインスピレーションを得るのは大いに喜ばしいことだけれど、そうした感情がいつしか憎悪に変わったりしないといいなあ、などとついつい余計な心配をしてしまいます😥。野宮はその辺の腹黒さ?を察してあんなことを言ったんじゃないと良いのだけれど😔。そもそも田邊が植物学を志した理由はなんだったのかな🙄。国費で留学したかったところにたまたまその話が舞い込んだから(植物学は二の次)とか?