35歳の少女 ネタバレと感想 第8話 自棄のやんぱち
柴咲コウさん主演のドラマ、【35歳の少女】の8話を視聴しました。これまたエラク極端な変わりようでしたね~。以前の「同期のサクラ」を思い出しちゃいましたわ
。あれも、鬱陶しいぐらいに前向きだった主人公が、傷ついたことによって思いっきりやさぐれる話でしたよね
。その中間はないんかね
。以下、キャラごとのネタバレです
。
望美
YouTuberに転身
望美はいきなりYouTuberに転身していました。そこで望美は「時間を売り買いする仲介」を行っていたようですね。世の中で時間を持て余している人の時間を買い、その時間で、時間が足りなくて困っている人の仕事をするようです。
望美はこの「仕事」で、毎月「進次の年収」以上の収入をあげているのだそうです。
そう言いながら、部屋は実に殺風景で冷たい倉庫のような部屋でした。実際望美はあそこから一歩も出ることなく、すべてネットを通して生活しているそうです
。
その主張
今の私がしたいのは時間を取り戻すことだけなの。自分が幸せになること以外興味がないの。パパと違って生きてる間にやりたいことがいっぱいあるの。だからもう私の時間を無駄にしないでくれる?
進次にはそう言いながら、動画では「必要なのは情報と金、そして自分だけ」だとのたまっていました。SNSでつながっているような薄っぺらい関係を喜んで「リア充」だと勘違いしている、そんな「エセ友人」が必要なのか、と訴えています
。
この動画を見て、最初は進次、次は愛美、そして結人、最後は多恵が望美を心配してやってきました。皆次々と望美のあまりの変わりように驚き、腹を立て、悲しんで去っていきましたが、多恵だけは違います
。多恵は望美のしていることを「こんなこと
」とこき下ろし、こんなことをさせるために25年も頑張ったんじゃない
!と言って、望美を窓から突き落とそうとしました
。一緒に死のう!
でも、倒れたのは望美ではなく多恵でした。
愛美
そう簡単に夢は叶わないと思い知った愛美は、以前結人が働いていた「代行業」に登録しました。あ~確かに美人だし、頭は良いし、水商売に向いているかもしれませんね。本当にやりたければ
、ですが。
そんな愛美に望美は自分をごまかすのは止めろと冷たく言い放ちます。
本当は今でもグラフィックデザイナーになりたいし、誰よりもママのそばにいたいんでしょ?本当は独りぼっちで気が狂いそうなんでしょ?だったらおとなしく家に帰ればいいじゃない。
いや~今のあんたに言われたかない、っておばさんが愛美でも思っちまいますわ
。
結人
結人は、学校でまた落ちこぼれの生徒に遭遇し、どう接してよいか分からずにいました。一応声は掛けましたが、他の子どもたちから「ひいき」だと批判され、その子自身からも「大丈夫だから放っておいてくれ」と言われてしまいます。
でもここで引き下がったら前と同じだと、結人自身が一番よく分かっているはずですね。
また結人の両親はますますこじれていました。父親は具合が悪くなっているらしいのに病院へは行かないと言い張り、母親は、だったら好きにしろと放っておく。それを見た父親は、お前は私が死ぬのを待っているのだろうと毒づく
。
本当に、こんな二人を見て育ったら、結婚への夢も希望も無くなって当然ですよね。
進次
進次は、達也から「加奈に本音を言え」と言われ、馬鹿正直に「望美が目覚めた時、あの家族に戻りたいと思った」と打ち明けました。そんな過去にしがみついている自分と一緒にいても幸せになれないから、加奈の言うとおり、離婚しようと言い出します。
なぜか加奈はこれで進次を許してくれました。
でも達也はまだ「心の準備」ができていないそうで、加奈にもらった100万円を返すに返せないでいるようです。
感想
望美がやりたいことっていったい何なんですかね?あんな部屋にひとりでいて、贅沢している風には見えなかったし、金儲けが幸せなのでしょうか?それとも誰かの役に立ってるからそれが「幸せ」だというのかしらん
?でも全然幸せそうに見えませんでしたけどね
。
そうだとしたら、望美の夢に出てきた小学生の望美が言うとおり、今一番時間を無駄にしているのは望美ではありませんか。
もし望美が本当に、裕福だけど多忙な人のために、貧乏で暇な人に仕事を提供しているなら、それはそれで悪いことだとは思えませんし、むしろ良いアイディアだと思いますよ。なのに、なぜあんなに不幸そうな顔をしているのか、分からんわ~
。もしかして、自分が寝たきりだったという「不幸」を売りにして、皆に「不信感」を植え付けているからでしょうか?
愛美に言った言葉を、そっくりそのまま望美にお返ししたいですよ。
本当は独りぼっちで気が狂いそうなんでしょ?だったらおとなしく家に帰ればいいじゃない??
今している仕事に誇りを持っていっそ堂々と帰ればいいのにね。人のことをとやかく言う前に&自棄になっていないで、静かにじっくり自分自身と向き合いなさいと言ってやりたいです。
これまでに視聴した日本のドラマの視聴リストはこちらです: 視聴ドラマ一覧~日本のドラマ編