元彼の遺言状 ネタバレと感想 第1話 海老天のポトラッチ
綾瀬はるかさん主演のミステリー、【元彼の遺言状】を見始めました。ま〜最初からかなりゴチャゴチャして実に面白かったですね〜😈。大泉さんがいつか「シェフ大泉」に変身するのではないかとワクワクしながら見ていました😁。以下早速ネタバレです。
元彼の訃報
主人公の剣持麗子(綾瀬はるか〜望月彩子@天国と地獄-サイコな2人)は国内でもトップクラスの大手法律事務所で1番の稼ぎ頭でしたが、金のため、否、勝つためなら手段を選ばないその強引な手法でクライアントの信用を失い、上司の津々井君彦(浅野和之〜伊東祐親@鎌倉殿の13人)からボーナスカットを言い渡されてしまいました😨。怒った剣持は事務所を辞めると啖呵を切って出て行きます😤。
その勢いで焼肉屋に入り、愚痴を言う相手を求めて片っ端から連絡をしましたが、誰も返事をくれません💦。剣持は確かに才色兼備の魅力的な女性でしたが、強欲で傲慢なために友達はほとんどいなかったようですね😓。唯一返信してくれたのは「元彼」の森川栄治(生田斗真〜岸辺満@俺の話は長い)でしたが、それがなんと本人からではなく、この森川が亡くなったと言う訃報を知らせるメールでした😱。剣持が驚いていると、そこへ知らない相手から電話がかかってきます。久しぶりだね、麗子ちゃん。剣持はまったく覚えていませんでしたが🙄、彼は森川の先輩=篠田敬太郎(大泉洋〜源頼朝@鎌倉殿の13人)で、剣持とも一緒に飲みに行ったこともあるのだそうです。
篠田は剣持に「弁護士として相談に乗ってほしい」と切り出します。翌日会って話を聞くと、確かに彼は剣持も所属していた「ミステリー研究会」に出入りしていたことが判明しました。その後篠田は人生に行き詰まったそうで、そんな篠田を森川だけは親身になって仕事を世話してくれたのだそうです。今篠田は森川の別荘の管理人をしていたそうです。篠田は料理がめちゃめちゃ得意なのです👍。その軽井沢にある別荘で、森川は風邪をこじらせて亡くなってしまいました。もともと喘息の持病があって別荘で療養していたらしい。
ここで剣持は、初めて、森川が「天下の森川製薬の跡取り」だったと知らされます。森川はこの事実を隠したがっていたらしいですが、剣持は「一番大事なことを黙ってやがった😡」と憤慨しました。篠田はようやく「相談」について切り出します。ここから先はこの「森川」が大勢出てくるので「栄治」と呼ばせていただきますね。栄治は「厄介な遺言😈」を残したのだそうです。
森川栄治の関係者
遺言の内容を明らかにする前に、栄治の関係者を整理しておきましょうか。
森川家の人々
森川金治(佐戸井けん太〜柴田秀輔@ダメな私に恋してください):
森川製薬社長で栄治と富治の父親
森川真梨子(萬田久子〜眉山菊@あさが来た):
森川製薬専務で栄治の叔母。再来年には新しい鎮痛剤を発売しようと計画中で、社長の金治とは犬猿の仲
森川富治(生田斗真):
金治の息子で栄治の兄。生まれつき思い血液の病を患っていたため、両親が「救世主ベビー」として栄治をこの世にもたらした😱。(篠田の推理によれば)栄治から命というポトラッチを受けたことを負い目に感じ、相続を放棄して栄治に森川製薬を譲ったらしい。ポトラッチについては後述しますね。
森川拓未(要潤〜千住幹生TOKYO MER-走る緊急救命室):
栄治の従兄弟で専務派
森川紗英(関水渚〜碓氷咲良@アノニマス~"指殺人"対策室"):
栄治の従姉妹。幼い頃からずっと栄治に片想いをしていた
森川雪乃(笛木優子〜倉本真理@サイレーン):
栄治の元カノで現在は拓未の妻。栄治が病気になったらあっさり拓未に乗り換えたらしい
ほか
堂上圭(野間口徹〜梶取保@エール):
栄治が飼っていたバッカス🐶の主治医。4年前に別れた元妻の真佐美は、北海道ですでに別の家庭を持っているらしい。ちなみにこのバッカスは栄治以外の森川家の人間を見ると吠えるらしく、栄治が亡くなった朝も吠えていたらしい🤔
堂上亮(白髭善):
圭の息子。別荘に集まる人間を敵視するが、唯一紗英には懐いている
原口朝陽(森カンナ〜千葉望@プロミス・シンデレラ):
栄治の元カノかつ看護師
栄治の遺言
栄治の死後、顧問弁護士の村山権太(笹野高史〜石坂秀夫@テセウスの船)が別荘にやってきて、その遺言を明らかにしました。栄治は、自分を支えてくれた人たちに財産を残すことにしたそうですが、その相手というのが「血のつながらない者ばかり」だったそうです😵。
- 中高で一緒だったサッカー部の皆に「腕時計コレクション」
- 小学校から高校までの全担任に「美術コレクション」〜ちなみに5億以上の価値あり
- 堂上親子に軽井沢の別荘とバッカス
- 元カノたちに「栄治の所有する不動産」
- それ以外の全財産は「栄治を殺した犯人」に相続させる。関係者には守秘義務を課し、警察には決して知られないようにする
栄治の死因は病死ということでしたが、そのきっかけは自分が釣りに連れ出したからでは無いかと考えた篠田は、栄治を殺したのは自分だ、と主張するつもりなのです🐵。そしてそのために辣腕弁護士剣持のその腕を借りようという訳で😁。ちなみにその「それ以外の全財産」は色々差し引いても300億にはなるそうで、篠田はその半分を剣持に渡すと約束しました。剣持は「完璧な殺害計画を立てる」と息巻きます。私があなたを殺人犯にしてあげる
。
ちなみに剣持は「元カノ」としても不動産をもらうはずでしたが、剣持が弁護士という理由から、人権派弁護士の村山の事務所を引き継ぐことになったそうです。いかにも古臭い事務所などいらない😡!剣持は即刻売りに出そうとしますが「海老天💕」に邪魔されてしまいます😏。
ポトラッチ
さて上で触れた「ポトラッチ」とは、北アメリカの先住民族に伝わる風習だそうで、部族間で贈り物をする場合、贈られた方はもらったもの以上のものを返さなければいけないのだそうです。それを繰り返すと贈り物はどんどん大きくなるため、最終的にはどちらかが返せなくなってしまいます。お返しができなければルール違反となる、つまりは富で相手を支配することなのだそう。
富治は、栄治が遺産を残したのはまさにこの「ポトラッチ」であり、相手が返しきれない贈り物を送ることで相手を苦しめたかった、と語りました。与えることは奪うこと。あの遺言は復讐💀だ。
盗難と殺人
その後、森川製薬の顧問として津々井が別荘に乗り込んできました😈。栄治の遺言状を「公序良俗違反」として遺言を無効にするつもりなのです。そうすれば、財産はすべて金治の物になる。とそこで村山の部屋が荒らされていることが判明します。金庫にしまっておいた遺言状も消えてしまっていました😨。
津々井と金治は剣持たちが遺言状を隠したに違いないと疑いますが、剣持は、遺言書が無くなって困るのは自分達だと反論します。その上で津々井が主張する「公序良俗違反」による無効が可能かどうかは多くの学者が興味を持っていると「ハッタリ😎」をかましました。津々井がその意見書を探す間に時間稼ぎをしようという魂胆です👍。
その直後、今度は村山が毒殺されてしまいました😱。タバコに毒が仕込んであったそうです。剣持はいっそ村山も篠田が殺したことにしようなどと言い出しますが、その剣持と篠田もまた、栄治の車に乗った何者かに轢き殺されそうになりました😓。
海老天のポトラッチ
ミステリー好きだった栄治は、亡くなる直前までクリスティの「ねじれた家」という本を読んでいたそうです。そしてその中表紙には栄治お得意の「暗号」が書かれていたのだそうです。学生時代に剣持にデートを申し込んだのと同じその暗号を読み解くと「しのだをたのんだ」となったらしい。しかもその記号は、村山から譲り受けた事務所の近くにある記号(地下鉄の出口やバス乗り場)と一致していたようです😁。
学生時代、天ぷらそばが大好きだった剣持のために、栄治はこっそり食堂のおじさんに頼んで剣持には海老天を他の人より1本多く乗せてもらっていたのだそうです。剣持はそんなこととは知らず、おじさんが私のファンなのよ😁、と威張っていたらしい。これを篠田から聞いた剣持はもう栄治の頼みを断れません。海老天が高くついたもんだわ😏。
