元彼の遺言状 ネタバレと感想 最終回は「麗子の優しさ」全開で♪
綾瀬はるかさん主演の【元彼の遺言状】もついに昨夜が最終回でした。毎回しつこくて恐縮ですが🙏、ミステリー的に見たら、前回で終わりでよかったんでない?と思うところなれど💦、でもやっぱりこれは「剣持と篠田の主従、否、友人関係」がメインのドラマなので、これはこれで楽しくてよかったなあと納得したおばさんです🤗。特に最後のシーンは絶品でしたよね😍。以下あっさりネタバレです。
作家デビュー?
剣持のおかげで晴れて自由の身となった篠田は、これまでできなかった様々な「チャレンジ」を始めました。パスポートにマイナンバーカード、歯科検診に図書館に区民プール、はてはTikTokまで。アレ絶対「パッチリおメメ」にしてましたよね😂。
でも篠田の本当の「夢」は作家になることです。篠田は、大胆にも、これまで書き続けてきた小説を出版社に持ち込みました。探偵役は「さすらいの料理人」というからには、自分をモデルにしたのでしょうね。が、編集者からは、伝統的なミステリーが好きだ!という気持ちも伝わってきてやりたいことはわかるが、めちゃくちゃ古くて2周回っちゃってる、とこき下ろされてしまいます😈。
がっかりして出版社を後にした篠田に、見知らぬ男性が声をかけてきました。男は「ウメ出版」で編集をしている車崎透(阿南健治〜畑中健介@悪女(ワル)〜働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?)だと名乗りました。彼もまた学生時代には海外ミステリーにハマった口だそうで、いかにも篠田のツボを刺激するような美辞麗句を並べます。
面白いですよ。これを古いと言うなんて、この業界には「目利き」がいなくなった。その古さこそがこの作品の魅力なのに。あなたの作品には、古き良きミステリーの奥に光る新しいものがある😁。
それでも今は面白いだけではダメだ、何か売りになるようなものがほしい、と言い出します。とそこへ、タイミングよく、女性が声をかけてきました。あら、あなた十ヶ浜の事件の人?よかったですね〜全部ぬれぎぬだったなんて。車崎はハッとした様子で、これならいける!と豪語します。この原稿、僕に預けてくださいませんか?あなたの夢の後押しをさせてほしい!
事件です🐒
自費出版詐欺
そこまで言ったのなら、当然そのウメ出版が出版してくれるのかと思いきや、彼は篠田に「自費出版」を勧めたそうです。も〜これは津々井や剣持じゃなくても「詐欺!」と気付いても良さそうなのに、純真な篠田や紗英は気づきません😔。しかも紗英は篠田にその費用の300万円を貸したのだそうです。
紗英からこの話を聞いた剣持は、早速車崎に会いに行きました。剣持は、車崎が逃げようとしたので、その前に立ち塞がって逃すまいとしたそうです。それでもさすがに「ハイヒールを手に持ってカンガルーのように、この豚野郎!くたばりやがれ!と言いながら、その顔を連打した」なんてことはありませんよ💦。
それなのに、この車崎の相棒=女がやってきて、剣持が車崎を殴ったと証言したのだそうです😨。それで剣持は、哀れ、留置場に直行となりました。でも剣持は、逮捕されたとは言わず、タヒチに旅行に行く、と嘘をついたのだそうです😂。
ちなみに、剣持が留置場にいると嗅ぎつけた篠田は、事務所にあった唯一の着替え=お揃のTシャツを持っていきました。
結婚詐欺?
津々井は、娘が「詐欺」に引っかかったと心配していました😱。彼女は幼い頃からピアニストになりたいと言う夢があったそうで、その相手は彼女に「君の夢の後押しをさせてほしい」と語ったのだそう。そうやって心をつかんで相手をだますのは詐欺師の常とう手段なのだと篠田に分からせようとする津々井を、紗英は「ひねくれてる👎」と批判しました😓。
でもこちらは結局、津々井の思い過ごしで、詐欺ではなかったようですね😅。
消えた3億円
こちらは、今や「社交界の探偵」として名高い紗英が持ってきた案件です。大臣経験もあり、自らの派閥も抱える衆議院議員の嶺村信一(螢雪次朗〜柳医師@最愛)は、事務所に裏金の3億円を隠していたのが、ある日、忽然と消えてしまったのだそう👻。紗英は、この事件を解決すれば謝礼も出るし、嶺村家が経営する企業の顧問になれるかもしれないと大はしゃぎです😍。
こんな時に剣持麗子がいないなんて、とぼやく紗英に、篠田が「僕がいる」と胸を叩きました。何とかしましょう。このミステリー作家の篠田敬太郎がね😏。もちろん、篠田に解決などできるはずがありません💦。紗英とふたりで知恵を絞り、途中まではイイ線に漕ぎ着けたものの、最後はまったくの見当違いで終わってしまいます😓。紗英と篠田が「犯人」だと当たりをつけた秘書たちこそ、嶺村の不正をリークしようとした告発者だったのだそうです👍。それでも女性秘書から「やるわね」と誉められた紗英がまた実に嬉しそうでしたね〜😍。
300万のダイヤ騒動
黒丑の太客が、黒丑に300万のダイヤをプレゼントするのに、ケーキの中に隠したと言う事件?です。それがどのケーキか分からなかったため&「フードロス」を減らすため、篠田たちは死ぬほどケーキを食べる羽目になりました。無事出所してきた剣持までもがこれに付き合わされます。
その剣持は、車崎と共犯の女を、詐欺専門の二課ではなく、殺人が専門の捜査一課に託したそうです。警察組織の全勢力をあげて こらしめろ😡!剣持は、これまでの罪を全て暴いてがっぽり慰謝料をぶんどってやる😤、と息巻きました。
そこで篠田がついに「真相」に辿り着きます。車崎の共犯は黒丑の太客で、ダイヤに消えた300万こそ、篠田が車崎に払った300万だったのだそうです😱!?まさにIt's a small world!でござりまするね💦。
篠田は、せっかく皆も喜んでくれたのに、300万を貸してくれた紗英にも申し訳ないことをした、と嘆きました。すると剣持は、300万なら耳を揃えて返した、と語ります。しょうがないでしょ。身内の借金💘なんだから。篠田はますます感動します。麗子ちゃん!😍
優しさ転じて鬼のような女?
剣持は続けて、篠田の小説を読んだ、と語りだしました。つまんなかった。どのトリックも古いし、既視感だらけ。登場人物のキャラクターもありきたり。出た途端に犯人も分かったわ👎。そうけちょんけちょんにけなした後、それでも「かろうじて奇跡的に微かに」いいとこもあったと付け加えます😈。いいんじゃない?あんたらしくて。また書いてみれば?
本が売れたらたんまり利子をつけて返してもらうと悪ぶる剣持の「優しさ」は篠田にはすっかりお見通しです。麗子ちゃんはやっぱり優しいね🌹。剣持は、やはり剣持を優しいと言った栄治のことを思い出し、剣持に優しいなんていう男はダメな奴ばかりだ、と笑いました。
その間ふたりはまだ飽きもせずケーキを食べ続けています。篠田が、ダイヤは黒丑のものなんだよね、と確認すると、剣持は、黙って換金すればいい、と教えました。窃盗罪になるけどね。大丈夫よ。すぐに私が弁護して助けてあげる😎。篠田は、嫌だよ😱!と大騒ぎ。僕はやっと人生取り戻したばっかりなんだよ😡!!剣持は、ふふふ、とほくそ笑みました😏。
笑い事じゃないよ、優しい顔して鬼みたいなやつだな!
剣持は、今度は口を大きく開けて大笑いします。その後、口に放り込んだケーキの中に、どうやらダイヤがあったようで?😁