姉ちゃんの恋人 ネタバレと感想 第1話 しっとりした趣もあるドラマです
有村架純さん&林遣都さん主演の【姉ちゃんの恋人】を見始めました。
所見
番宣を見た時は、元気はよくてもガチャガチャうるさいイメージを勝手に抱いてしまったのですが、実際に見たところはそうではありませんでしたね
。確かに元気が良くて賑やかなシーンもあったけれど、そうではない「セリフの無いシーン」の描写が実に繊細で素敵でした
。また登場人物も、皆それぞれに「物語」を感じさせる奥行きのあるキャラクターで楽しかったです
。これはドンピシャでおばさん好みのドラマになりそう
。
以下ネタバレのあらすじです。ドラマからの情報に加えて公式サイトの説明も加味してあります。
舞台設定
舞台は大きく分けて3つに分かれているようです。
ホームセンターT's Craft & Home
主人公の安達桃子(有村架純~杉原音@いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう)の勤務先がここです。高3で両親を亡くした桃子は、高校を卒業するとすぐに親戚の川上菊雄(光石研~相原茂@私の家政夫ナギサさん)の紹介でここに就職したらしい。その時桃子は、弟たちを食べさせていかなくちゃいけないから、就職したら絶対に辞めない、だからどうか雇ってくれと拝み倒したのだそう。
そんな桃子ももう勤続9年のベテランです。当時面接官を務めた市原日南子(小池栄子~秋葉綾子@俺の話は長い)チーフのもと、毎日元気に働いていました。他の仲間たちもとても個性的なので、おいおい語らせていただきまするね
。
一方、同じホームセンター内の「配送部」に勤めているのは吉岡真人(林遣都~大横田勉@いだてん)です。真人はどうやら過去に罪を犯したことがあるらしく、その保護司をしているのが、桃子の叔父の川上らしい。真人の上司の高田悟志(藤木直人~高山誠司@グッド・ドクター)も何くれとなく真人の面倒を見てくれているようです
。
桃子の家族と親友
桃子の弟たちは育ち盛りで皆元気いっぱいでした。自粛中に料理も覚えたそうで、桃子が「久しぶりの飲み会
」に出かけた時は、弟たちだけで桃子の苦手なチーズのたっぷり入ったカルボナーラを作って食べていたそうです。上から、大学農学部の和輝(髙橋海人)、高校生の優輝(日向亘)、一番下は中学生でサッカーをしている朝輝(南出凌嘉)です。桃子は彼らが可愛くてならず、彼らの結婚式には必ず泣く
!と今から覚悟していたそうです
。
また桃子の幼馴染=浜野みゆき(奈緒~尾野幹葉@あなたの番です)は旅行会社に勤めていたそうですが、会社の経営状態は厳しい上、家族とも不仲なようです。みゆきの10万円の給付金を皆が狙っていたらしい。
真人の家族
真人は母一人子ひとりです。母の貴子(和久井映見)は真人をひどく心配していて、ようやくフォークリフトも上手く運転できるようになったと聞いてホッとしていたようです。貴子は弁当屋で働いていたので、店が忙しい時は真人も手伝っているようでした。
あらすじ
ようやく落ち着いてはきたものの、このコロナ禍での仕事はかなりきつかったようですね。桃子のいるホームファッション売り場には、毎日顧客がマスクやトイレットペーパーを求めて殺到したため、従業員は心休まる暇が無かったようです
。
でも仲間たちの結束は固く、なんとか山場を乗り越えたものの、目の前のハロウィーンを始めとする季節ごとの飾りつけも控えめで、桃子は寂しく思っていたようです。それで思わず、クリスマスはどか~ん!とやりたいですね、と言ったところ、すぐに社長が認めてくれました。仲間たちも大喜びです。日奈子は言い出しっぺの桃子にリーダーを命じました。
初めてのクリスマス企画会議には配送部から真人も参加します。高田から無理やり行けと言われた真人は1度だけ出席して後は断るつもりでしたが、発言を求められると思わず、意見を言ってしまいました。
クリスマスは幸せの象徴だが、あまりキラキラしすぎると寂しい人には敷居が高い。そんな人が触れたり見に行ったりしたいと思えるクリスマスがいい。本物のモミの木を触れたらいいな。
それを聞いた桃子は驚きます。桃子の考えはまさに真人の意見と同じだったからです
。
派手さより親しみやすさ。幸せな人だけではなくて寂しい人へ。本物の大きなもみの木のツリー
これで真人も続ける気になったようです。
その後もふたりは朝輝のサッカーを通して再会し、少しずつ、互いのことを話し始めました。そこで桃子はふと、売り場の飾りで壊れていた小さな地球を直してくれたのは真人だったことに気づきます
。桃子もまた壊れたからと捨てられず、明日直そうとそっとそこに置いて帰ってしまったのに翌朝直っていたのを見て、自分のマスコットにしてしていたのです
。
何かこう心が通じる人がいいな。何か心の根っこっていうかさ、あのわかり合えるっていうか、同じっていうか。いたらいいな、そういう人。
いましたね。そういう人が。
感想
冒頭にも書きましたが、一見うるさいようでいて、肝心なところは言葉少なな演技や情景で訴えるという手法が気に入りました。コロナ禍の表現も、言葉ではなく、客が店に殺到した様子だけで従業員たちの苦悩が伝わってきましたし、10万円の給付金に対しても、様々な反応があったのだと胸が痛くなりました
。さすがは岡田惠和さんですね
。続きもとっても楽しみです
。
これまでに視聴した日本のドラマの視聴リストはこちらです
: 視聴ドラマ一覧~日本ドラマ編