アノニマス~警視庁"指殺人"対策室~ネタバレと感想 第1話 指殺人とは何か?

香取慎吾さん主演の刑事ドラマ、【アノニマス~警視庁"指殺人"対策室~】をGyaOさんで視聴しました。字幕が出ないので、細かいセリフなどがイマイチ把握できなかったのは残念でしたが、大筋はつかめたと思います

アノニマス=anonymousは匿名という意味で、劇中ではある対象(個人なのか組織なのかまだ不明)を指すのに使われていましたが、全体としては、日本でのネット上の匿名比率が高いという事実を批判しているようにも聞こえました

個人的に匿名が悪いとは思いません。かくいうおばさんも匿名です。問題なのは匿名で他人を誹謗中傷することです。おばさんもここではドラマのキャラを思いっきり罵倒していますが、それはあくまでも「ドラマ」の中のことであり、演じている俳優さんたちには関係のないことだと認識しております。

でもたま~に(特に俳優さんのファンの方から)これが俳優さんをけなしているように誤解されることもあり、心無い誹謗中傷を受けることもございます。このブログを初めてもう10年以上が経ち、そうした経験からも、匿名で他人を中傷することの安易な残酷さには、人一倍心を痛めている一人でもあります

その残酷さを「指一本で人を殺せる=指殺人」と表現したのにはまず感服いたしました。1話の内容も期待通りです。以下簡単なネタバレですアノニマスのネタバレ感想行きますよ~( `ー´)ノ

指殺人対策室

警視庁の肝いりで、指殺人対策室が新設されました。室長の越谷真二郎(勝村政信~小林幸司@ハードナッツ!)は全くと言って良いほどネットには疎いようですが菅沼凛々子(MEGUMI~町内会長@極主夫道)や四宮純一(清水尋也~戸山祐貴@サギデカ)はかなり詳しいようです。制服から昇進したばかりの碓氷咲良(関水渚~小泉愛花@知らなくていいコト)はネットには詳しくなくても、今時の若い子なのでスマホは使いこなしていました

そこへ「事件は足で解決」と言わんばかりの古い刑事がやってきます。それが主人公の万丞渉(香取慎吾~永里大介@家族ノカタチ)です。皆がパソコンやスマホを駆使して捜査に当たっている時、万丞だけは、くたびれた手帳を活用していました

その万丞は元々捜査一課でもやり手の刑事だったらしいのですが、どうやら事件で相棒(シム・ウンギョン~朴四朗@七人の秘書)を死なせてしまったことで、第一線から外されたらしいです。一課での同僚だったらしい羽鳥賢三(山本耕史~佐賀田完二郎@ぴんとこな)がまた嫌味なヤツでしたね~

涙の訴え

この"指対"に早速ある夫婦が、娘がSNSでの中傷を苦に自殺したと訴えてきました。真田光洋(松平健~醍醐実@リーガルハイ)と妻の麻衣子(床嶋佳子)です。ふたりの娘の(八木莉可子~増渕ハル@僕たちがやりました)はモデルだったそうですが、ある時から彼女への批判が殺到し、ついにはそれを苦にして梢は自殺してしまったのだそうです

炎上のきっかけも「生意気な梢の発言だというのですが、よくよく聞いてみれば、それはマスコミや視聴者たちが、自分に都合よく「切り取った発言であり、本人の意図とは真逆に解釈されたりしているのです

どうか娘の無念を晴らしてほしい!

指対は早速捜査に乗り出しました

梢を率先して誹謗中傷した人間はすぐに見つかります岩永真介(山中崇~天野弘@エール)という自称・梢のファンの男性です。この岩永は最初、これはあくまでも「指導」であって誹謗ではないと反論しました。そのうちに「乗っ取り」だとシラを切ります

指対のメンバーはそれぞれの特性を生かして証拠探しをした結果、ついに、岩永が梢の後を付けて写真を撮っていた事実を突き止めました

罪悪感

その一方で、真田夫妻が訴えを取り下げるという事態にも見舞われました。ふたりは世間から、梢が自殺したのは家庭に問題があったからではないかと批判され、そうかもしれないと自責の念に駆られてしまったのだそうです

万丞はふたりに会いに行き、自分の古傷を打ち明けました:

自分のせいで相棒を死なせたことがある、その罪は決して消えないが、でも、だからと言って他の犯罪や犯罪者を憎んではならないということにはならない、そう自分は信じているそれはそれだ

真田夫婦はこの言葉にどれだけ救われたことでしょう

卑劣な犯人

これで岩永は社会的に抹殺されるだろうと留飲を下げていたメンバーたちの中、ただ一人万丞だけはまだ納得がいかないようでした。というのも、梢への誹謗中傷のきっかけとなった写真のうち1枚は、山中には撮りえない実に個人的な自室の写真だったからです

それを山中に渡して梢への中傷を煽った人間がいました。モデル仲間の古賀有希(中田青渚~忍いづみ@すぐ死ぬんだから)です。古賀は梢の明るくて前向きな性格に嫉妬し、彼女を陥れようとしたのです

万丞からその事実を突きつけられた古賀は、強い梢が、まさか死ぬとは思わなかった、こんなことで、と言い訳しました。万丞はキッパリ言い返します人間は弱いんだ!。人間は強くなんてない。皆弱いんだ。心無い言葉1つ、指一本で殺すことだってできる!

その後、この古賀もまた「裏K察」という掲示板にその行動を書き込まれました。投稿者は「アノニマス」(匿名)。マスコミがすぐにこれを嗅ぎつけ、古賀も、梢同様袋叩きに遭います

これを知った万丞の脳裏に相棒(シム・ウンギョン)の姿が浮かびました。どうやら彼女はアノニマスという存在に殺されたようなのです

感想

人間は多かれ少なかれ「関わり合って存在」しているので、自分では意図しないことで相手を傷つけてしまうこともあります。だからこそ意図して傷つけるようなことはできるだけしたくないですよね。でもだからと言って「自分を殺すことはない」のだというメッセージが非常に心強く感じられました自己主張も大事( `ー´)ノ。来週の放送も楽しみです

関連記事
 0

COMMENTS

アノニマス-警視庁-指殺人-対策室