アノニマス~指対~ネタバレと感想 第2話 優しい展開にホッ

香取慎吾さん主演の刑事ドラマ、【アノニマス~警視庁"指殺人"対策室~】は2話目もなかなか面白かったですね。確かにネットでの中傷は問題だけど、それがすべてではなく、良心的なユーザーもちゃんと存在しているという結論には救われました。また万丞の「過去は消せないけど未来は書き足せる」というセリフもめちゃ良かった

以下簡単なネタバレですネタバレ感想行きますよ~( `ー´)ノ

土下座野郎事件

ある男性がガソリンスタンドで、店員を土下座させている動画がネットで大炎上しました。またネットでは、興味本位でこの男性の恋人を芹沢亜里沙(深川麻衣)と特定し、バッシングを始めます。亜里沙はその時間会社にいたそうで、アリバイ証人も大勢いたというのに、ネット民はそんなのお構いなしでした

亜里沙はなんとかこのデマを収束させたいと、指対に被害届を出しに来ました。室長は皆にデマを拡散した人間を割りだすよう命じます。IT機器を使わない万丞は「土下座野郎」を特定するのが近道だと睨み、早速「足」で捜査を始めました。使えないんじゃなくて使ないんですよね

それでも騒ぎが収まらないため、室長は会見を開いて、亜里沙は無実だと訴えました。そもそもネットで亜里沙が「恋人」と特定されたのは、亜里沙がSNSにアップしていた写真から、その服装や雰囲気が「なんとなく」土下座野郎の恋人に似ていたいたり、その付近に出現していたから、なのだそうですが、四宮たちは科学的にふたりが違う人物だと証明しています。耳の形は指紋と同じくらい多種多様なのですが、ふたりのそれは一致しなかったのだそうです。

それなのにネット民たちは、亜里沙の叔父が上場企業の重役だったことを突き止めて「上級国民の罪を警察が庇っている」と騒ぎ始めました。それからはもうやりたい放題です。「亜里沙の父」のまねをして謝罪する動画や、亜里沙がポ〇ノ動画に出演したという投稿まで現れました

またネットで記事を拡散しているライターも、裏取りもせずいい加減な記事を次々と挙げてネット民を煽ります

芹沢は、同じ女性として許せない!と憤慨しましたが、その後亜里沙の態度が一変します。なんと亜里沙がポ〇ノ動画に出たことは事実だったのだそうです。これもまた「耳」を調べてみたら、今度は一致しました

知られたくない過去

亜里沙の場合

亜里沙の会社にはクレームの電話が殺到し、まったく仕事になりません。同僚は好意的ですが、最初は庇ってくれていた上司も、しまいには会社を休むよう命じてきました。しかも亜里沙のバッグの中には、「社員一同」からとして「過去を知られたくなければ騒がずに大人しくしていろ」という意味の怪文書が入っていたのです

芹沢は亜里沙に会いに行き、当時の話を聞き出しました。亜里沙は騙されただけで、動画を撮られた後も弁護士を通して動画は出さない念書を交わしていたそうなのです。

私は意見を言える立場じゃなかった。大人しくしてなければいけなかった

そう嘆く亜里沙に芹沢は「忘れられる権利」(削除権や消去権)があると主張します。これがこのドラマの大きなテーマでもあるようですね

亜里沙は婚約者の日下部翔平(田中俊介)に、訴えを取り下げることにしたと伝えました。しかもその日下部にも別れを切り出します。自分と関わっていたら迷惑が掛かると思ったのですね

日下部の場合

実はこの日下部にも、知られたくない過去の秘密がありました。彼は中学生の時、オレオレ詐欺の受け子をして逮捕されたことがあるのだそうです。日下部もまた「土下座野郎の女の二股相手」として騒がれ始めたことから、日下部の母(山下容莉枝~甲斐道代@3年A組)が警察にやってきました。万丞はそれですぐにピンと来たようですね。怪文書は、この事実が世間に知られるのを恐れた母親の仕業だったのです

悪質なライター転じて?

万丞は、被害届は取り下げられても、会社への威力業務妨害や信用棄損罪なら捜査を続けられると提案しました。実際に会社の損害は甚大で、亜里沙の上司は亜里沙に休職を命じざるを得なくなったのですからね

万丞と芹沢は、この炎上に油を注いでいるゴシップサイトも調べに行きました。ところがその責任者は、文責はライターにあると責任逃れをします。

そこでふたりはそのライターの小宮浩司(松澤匠)に会いに行きました。小宮は「検索関連ワード」から言葉を拾って書いただけだとうそぶきます。事実確認などする余裕はない。なぜなら1記事200円で手数料を160円も取られるからだというのです。とにかく記事を量産して売り上げをだし、今日は頑張ったから唐揚げ弁当を食べよう、というのがこの仕事だとのたまいます

文句があるなら再就職先を見つけてくれよ

万丞は「俺たちは何と戦っているんだ」とぼやかずにいられません

一人じゃない

亜里沙は絶望して自殺しようとしましたが、そこに万丞に喝を入れられた日下部が駆け付けてきました。日下部は亜里沙に過去を打ち明けて謝罪します。本当は亜里沙を守りたかったけれど、保身が先に立ってしまったと泣きながら詫びました。ずっと君と一緒にいたい

亜里沙は、自分だけじゃなかったのだと安堵します。

そこへ今度は会社の仲間も駆けつけてきました。仲間たちは皆で亜里沙を守ると約束してくれます。それにネットにも、デマに負けずに戦おうとする亜里沙への好意的なメッセージが寄せられていました

万丞はふたりをこう励ましますkaeru

自分の過去は消せない。でもあなたたちの未来は、いくらでも書き足すことができる

ちなみにポ〇ノ動画の件は、芹沢が相手と直談判して削除させました。これで万丞も少しは芹沢を見直したようですね

エピローグ

土下座野郎はじめ、ライターの小宮他、このデマ拡散に関わった123名が立件されました。そして裏K察にはその実名が記載されます。投稿者はまたしてもアノニマス

感想

万丞は羽鳥に「倉木の冤罪」を必ず晴らして見せる!と語っていましたね。倉木は殉職しただけじゃなくて誰かにはめられたのですね~。万丞は一人でその犯人を捜していたようです。ここに今の仲間が加わってくれるのかな。来週の放送も楽しみですね

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