悪女(ワル)最終回 ネタバレと感想 氷山を掘り起こせ!
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今田美桜さん主演のお仕事ドラマ、【悪女(ワル)〜働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?〜】は、最後までリアリティを追求した素敵なドラマでしたね〜👍。いたるところで「ガラスの障壁」に阻まれているのは女性だけではない〜社会全体の意識改革が必要なのですね。以下ネタバレのあらすじです。
"兄弟子"の激励
峰岸のやり方は間違っている😤!そう反論した麻理鈴に峰岸は「やめていい。もういらない」と言われてすっかり落ち込んでしまいました😨。麻理鈴はその足で小野忠の元へ行き、愚痴を聞いてもらいます😏。小野は、自分もよくそう言われた、と励ましました。こういう時の「アレ」だろう?「頼りになる兄弟子💜」からそう忠告された麻理鈴は、早速「出世100箇条」を見直します。
己の正しさは結果で示せ!
峰岸に「麻理鈴が必要だ」と思わせてみろと喝を入れられた麻理鈴は、もう一度、峰岸の部屋へ乗り込みます。そこには田村も来ていましたが、臆せず自分の意見を言いました。自分はまだ推進室の人間だ。ふたりにはふたりの考えがあるだろうが、自分にも自分なりのやり方がある。必ず結果を出してみせるから、しばらくは余計な口を挟まないでほしい😤。
田村はいかにも可笑そうに「よっぽど好きなんだね」と笑いました。ムキになっちゃって😏。峰岸は「本当にガキだ😠」と相槌を打ちますが、田村は峰岸も同じだと言い返します。突き放しても食い下がってきてくれたことにホッとしてるのでは?😁
ガラスの地下室
企画一課
麻理鈴は峰岸とは袂を分かち「推進室分室」を設けました。そして早速、企画一課へ乗り込んで行きます。笹沼と男性陣のわだかまりを解くためです。それには小野を利用しました😈。小野から苦情が出たことにしたのです。小野も話を合わせてくれました。雀荘で全てを決めるのは違うと思う🤔。
それでも雀荘がいいと言い張る月島に麻理鈴は、それなら平等に、笹沼にとっての「雀荘=リラックスできる場所」を試そうと言い出しました。笹沼は「ホットヨガ」を提案したらしいですが、実際は笹沼自身もそれほど好きじゃなかったそうです😓。
笹沼がそう打ち明けたことで月島も本音を明かしました👌。外部から来た年下の女性に負けるわけにはいかない。家族にも嘘をついている。男は仕事ができないとダメみたいなプレッシャーがあるんだ。男性には男性の苦悩がある〜それを「ガラスの地下室💀」と呼ぶのだそうです。笹沼も同じだと同調しました。年下で男性でベテランの部下には負けられない。
小野は、なぜ勝ち負けを意識するのかと尋ねます。男と女ってだけで同じ課の仲間なのに。これでようやく「しこり」がほぐれました。次からは会議室で、忌憚のない意見を戦わせます。
もう笹沼は「ダメ」だからと新しい人材を手配しようとしていた峰岸は、この活気のある、でも和やかな雰囲気に驚きました😲。笹沼は孤立していたのではなかったのか?と聞かれた小野は「おかっぱの荒療治」のおかげで解決したと答えます。いい感じに😉。
間宮家
麻理鈴は続いて間宮の夫の会社を訪れました。すると間宮もまた「ガラスの地下室」で一人苦悩していたことが判明します😨。間宮の職場にも時短勤務のママたちがいたため、家でマミコを見ていた間宮は彼女たちをサポートする側に回っていたのだそうです💦。それなのに、家に帰っても家事を分業しろと言われた挙句、洗濯物のたたみ方が違うと罵られて、ついには逃げ出してしまったらしい。喧嘩はしたくなかったから言い返せなかったし、誰にも相談できなかったのだそう😔。
麻理鈴からこの話を聞いた間宮あらためマミコは「男=父親は楽でいいよね」と何度も言っていたと猛省しました😵。
氷山の一角
気づき
次は川端です。麻理鈴は川端に「管理職になりたくない」のなら「専門職」として残ってほしいと望んでいました。そんな時に「ガラスの地下室」が浮き彫りになり、JK5は、女性に特化するのではなく男性の悩みも聞かなければならない〜問題は解決しないのではないかと思い当たります。峰岸も「独り言」だと言いながら、この問題は氷山の一角であり「社会の問題」だと指摘しました。氷山なら、見えない部分を掘り起こすのが先では?
また小野と山瀬も、田村がJK5に協力していた本当の理由を知らされます。アメリカで働いていた田村は、日本では「ジェンダー差別」があることすら気づいていない人が多いと憂えていたそうです。まずはそこに気づいてほしい。仕事で求められるのは「スキル」だけ。
田村は確かにリストラめいたことはしていたものの、脅迫などしていなかったのだそうです。むしろ健康に不安を抱える社員を気遣い、楽な職場を紹介してくれただけなのだとか。竹内にもすまないことをしたと後悔していたそうで、早期退職を断ってくれてホッとしていたらしい🌸。
お悩み相談室
麻理鈴は梨田に会いに行き、オウミの全社員から悩みを聞き出すにはどうしたら良いか相談しました。梨田は、女性はともかく男性は、悩みを言いたがらないから難しいと答えます。男性は「目的のない打ち明け話」が苦手なのだそうです。(アタイも苦手💦)
いっそのことゲーム形式にしたらどうかという話が出たので、麻理鈴はすぐに川端を思いつきました😍。その川端の提案で、以前125周年プロジェクトで作ったプロトタイプを利用することになりました。そこに「性別も年齢も非公開の雑談部屋」を作ることにしたのです。ルールは1つ「相手を否定しない」だけ。宣伝のチラシ作りには間宮マミコが協力しました。夫とは話し合って復縁したそうです🤗。
QRコードだけの宣伝も奏功し、このプロジェクトは好評でした🎉。特に男性からの悩みがどんどん寄せられたそうです。小野忠だけは名前を書いてきたのがまたいかにも彼らしくて大笑いでしたね😂。しかもすね毛って🤣。川端は、こんな「変な仕事」ができるならオウミに残りたいと言い始めます👍。
ロールモデル
一方で管理職になりたくないという女性が多いことも判明しました😈。このことは人事部の夏目からも峰岸に伝えられます。新入社員の中で、JK5で管理職になりたいという子は一人もいなかったのだそうです。それどころか、そんなプロジェクトがあると知っていたらオウミには入社しなかったという子もいたらしい😨。
あの子たちは、私たちが思ってるほど仕事で輝きたいって思ってないのかもしれない。制度を作っても人は変わらない。結局、何も変わらない💀。
夏目のこの言葉に峰岸はまたしても心が折れそうになりました😱。せっかく麻理鈴が「ロールモデル」が問題だと気づいて報告に来たのに「もうやめて!😭」と逃げていきます。麻理鈴は心配になって田村に連絡したそうです。峰岸は田村に弱音を吐きました。オウミは変わらないと、私自身が気づいている。
そこでマスコミが騒ぎ始めます。以前不正をリークされて辞めさせられた江上が「JK5の闇」をでっち上げて週刊誌に暴露したのです。島田は峰岸を呼んで、緊急全社説明会を開くことにしました。峰岸はすでに「辞表」を用意しています。もちろん麻理鈴が黙っていません。ちょっと待ってください!!
総務の土方(👎)はこれを止めようとしましたが、田村が麻理鈴の話も聞きたいと応援してくれました🌹。島田も、また君か、と呆れながらも話を聞こうと言ってくれます。
そこで麻理鈴が伝えたのは「峰岸の親しみやすさ🐒」でした。峰岸は、その外見と性格から、皆から「完璧すぎてとっつきにくい💀」と思われていたために「ロールモデル」に不適当だとされていたのです。でも麻理鈴だけは知っていました😁。峰岸が、子供みたいに好き嫌いが激しいこと、子どもをあやすためにひまわりをかぶって悪戦苦闘したこと、絵が下手なこと、実はとってもそそっかしいこと、恋からもだいぶご無沙汰していて結婚もできなさそうなこと😂。
麻理鈴は、こんな「ハードルの低い峰岸」は麻理鈴が心から目指す最高のロールモデルだ、と豪語します。だから辞めるなんて言わないでほしい。むしろ社長になってほしい。峰岸には、やりたいことを全部叶えて、世界一幸せな社長になって、女が出世するってこんなに楽しいんだぞって、みんなに見せつけてほしい!!
麻理鈴は峰岸の後を追いかけて、峰岸の次は自分が社長になると続けました😵。峰岸が険しい道を切り開いてくれたら、その後を自分が楽々と続く。世界一ハードルの低いロールモデルになってみせる。ガラスの天井、みんなで破れば怖くない!!
峰岸はニヤリと笑います。辞めるなんて誰が言った?😏
峰岸は、JK5を進めていく過程において問題点が浮き彫りになったと説明しました。その問題点に1つ1つ向き合って解決していく〜JK5は、女性のためだけではなくオウミの全社員が生きやすくなるための改革だ。何も変わらないと決めつけず、1歩ずつ前に進めると信じよう。峰岸はそう語り、今後は推進室に男性も入ってもらうと断言します。これには山瀬と田村、そして竹内が手を挙げました💜。
これを成功させて次の社長を目指すと豪語する峰岸に、島田は「面白い」と応じます。だが、私も早々に退くつもりはない😏。険しい道だと続ける島田に峰岸は「高い山ほど登りたくなる😎」と笑いました。
エピローグ
その後麻理鈴は、お悩み相談室に書き込まれた「ダジャレ」の悩みが田村の悩みだったと気づきます😍。憧れのT・Oさんの思いもよらぬ一面に、麻理鈴はますます惹かれました💕。ああそれなのに、ことここにきて田村は「麻理鈴のT・Oさん」を小野忠だと誤解します😱。なんだかちょっとやけちゃうな😏。田村はずっと麻理鈴を見ていたのだそうです🎉。
麻理鈴に片思い?の山瀬と小野は、この誤解を解くべきかどうか迷いますが、ま、いっか、と黙ることにしました💦。
そんなことが起きているとは夢にも思わないおめでたい麻理鈴は、やっぱり仲良しの峰岸とあの備品管理室でお弁当を食べています。峰岸は、いつも通り、麻理鈴から肉団子を奪いました。それに気づいた麻理鈴が大騒ぎしている隙に、シャケも獲ろうと狙います😸。何せ腕の長さが違いすぎですからね🤣。
まとめ
あ〜本当に楽しかったですね〜。おばさんは未見だったのですが、この「悪女」は1992年にも、その時は石田ひかりさん主演でドラマ化されていたそうです😲。それからもう30年も経つというのに、日本の社会はほとんど変わっていなかったということですよね💦。それはおそらく日本だけじゃなく、アメリカでも同じなのだと思います。あれだけ進んでいるように見えるアメリカですら、まだ1度も女性の大統領が生まれていないのですから😔。
人種差別、年齢差別、性差別〜さまざまな差別をなくすためには、まずその差別の存在に気づくこと。もうその頃おばさんはこの世にいないかもしれないけれど、今から30年後にはもうこうした差別が話題に上ることすらないような社会が実現していると良いですね💐。
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拍手コメントをありがとうございます♪
Fさん、悪女もしみじみ良かったですよね〜。男だろうと女だろうと関係ない、まずはそこからですね(笑。これも是非、続編作っていただきたいですね(^^)/。こん