競争の番人 ネタバレと感想 第5話 必死なのは皆同じ
坂口健太郎さん&杏さんW主演の【競争の番人】の5話を視聴しました。これもまたなかなか面白かったですね〜🌸。以下早速ネタバレです。
横領疑惑
ダイロクに、検察から六角と駒場直樹(小松和重〜圭一の父@しずかちゃんとパパ)が乗り込んできました。なんと柴野に横領の疑いがあるから、ダイロクの捜査は中止しろというのです💦。
小心者の風見はすっかり諦めムードでしたが🐒、小勝負は「これもまた優越的地位の濫用ではないか」と嫌味を言い、本庄も、検察の邪魔はしないと断りました。そして数日後、アレス電機へ立ち入り検査に赴きます。するとそこに検察が乗り込んできました。裁判所から令状が出たと差押えにやってきたのです。公取は立場がありません😔。駒場は嫌味ったらしく「下請けイジメ」に関しても何か見つかれば報告する、と語りました。でも資料はすべて持ち去られてしまいます。
なんでこんなタイミングで検察が?奇しくもその日は六角が風邪で休んでいたそうです🙄。白熊以外の誰もが、六角が父親に話したのだろうと察していましたが、冗談めかすだけで不問に付したようです。
新たな発注
その後、アレス電機から取引先の30社に新規の発注書が出されました。単価はこれまで以上に下げられた上、納期もかなり厳しいそうです。公取に協力した報復かとも思われましたが、それよりも、新製品の発売日が前倒しになったことが大きな要因でした。アレス電機の強豪メーカーがアレスと似たような製品を発売すると公表したのだそうです。小勝負だけは「僅かな資料」(専門誌)の中からその情報をキャッチしていました👍。
丸川金属は既にこれを引き受けたそうですし、一旦契約を切られた一社=一木製作所にも同様の発注がきており、これを飲めば再契約すると脅されているそうです😓。丸川はアレスの立場を思いやり、せめてうちだけでも協力したいと語りました。敵対したいわけじゃないというのです。従業員に無理な残業をさせるつもりはないと語る丸川に、小勝負と白熊は、いいように使われてるだけなのがわからないのか!?と憤慨しますが、丸川は譲りません😔。
でも一木製作所では、社員が声をあげていました。バカにされても潰れるよりはマシだ。でもこんな納期と金額で、まともな給料が出るのか?
桃園は、排除措置命令が出れば、契約も見直されるはずだと励ましました。六角は「検察が捜査」しているから大丈夫だ、と付け加えます。柴野が捕まれば全て解決すると、六角は信じたからこそ、父に立ち入りの日を教えたのです😔。
が、この期待はすっかり裏切られました。柴野が横領していると言う証拠は見つからなかったのだそうです。しかも押収品は既に返却済みでした。でも小勝負は、もう一度立入検査をしようと意気込みました。
夢のため
その一方で、ひとりで苦労を背負い込んだ丸川は過労で入院してしまいます。「戦力外🐵」の白熊と六角は丸川に話を聞きに行きました。そこで丸川は、中学時代の思い出を話してくれます。柴野は人一倍真面目な性格で、優勝を目指して必死に練習していたのに、丸川が試合中に誤って怪我をさせたために試合に出られなくなったのだそうです。
大人になって再会した時、柴野は、野球では優勝できなかったが、仕事ではトップを目指そう、と語ったそうです。これでまた同じチームだから。世界が驚くような最高の製品を作ろう!
柴野は、大企業で上を狙うには汚いこともしなければならないのだろうと柴野に理解を示します。確かにあいつは変わった、でもあの時の気持ちは忘れていないはず!今度こそあいつの夢を叶えさせてやりたい😠。
この二人は、かつて力を合わせてワンコのロボットを作ったことがあったそうです🐶。品質には相当こだわったにもかかわらず、大して売れなかったらしいですが、柴野は今でもこのロボットをデスクに飾っていたらしい🌹。これに気づいたのは、当然、小勝負です😁。
再検査
ダイロクは再度、アレス電機に立入検査を行いました。相手も今度は十分注意しています。案の定、取引先に関連する資料は何一つ見つかりませんでした😵。が、小勝負は逆に「取引のない会社の資料👻」に目をつけます。それはアレス電機がだいぶ前、下請けを決めるために調査したデータでした。それによると、アレス電機は今の下請けの30社をどこよりも高く評価していたことがわかったそうです。つまり彼らはアレス電機が選び抜いた取引先だということです。一度切られた一木製作所に再び声がかかったのも、彼らの技術を超える会社が他に見つからなかったから。
あなたたちは弱くない。世界のアレス電機が認めた技術をお持ちなんですよ!👍
それぞれのプライド
この言葉が下請け業社達に彼らのプライドを思い起こさせました。丸川を除く彼らは一致団結し、発注内容を見直してほしいと芝野に直談判します。柴野は強気で、他を当たると豪語しました。下請けも、ここは強気で、立ち去ります。柴野は部下の北村に、すぐに他の下請けを探すよう命じました。
いいんですか?皆さんを手放しちゃって😏。
小勝負が柴野を挑発します。あなたは誰よりも分かっているはずだ。新製品の開発には彼らの技術が必要不可欠だってことを。
そこへ丸川が現れて、立ち去ろうとしていた30名を説得し始めました。柴野は必ず自分が説得するから、待ってもらえないだろうか。丸川はまだ「最高の製品」を作ることを諦めていないのです。そう語った柴野の言葉をずっと信じているのです💜。
北村はすぐに「代わりの下請け」を見つけてきましたが、柴野の心は決まりました。契約は見直す。柴野はそう語り、30人に謝罪して、協力を求めました🎉。
結局発売日はかなり後ろ倒しにされ、価格も当初の発表よりだいぶ高くなりました。でも、それが「正々堂々の勝負」の結果なのです。下請け会社の犠牲の上に完成した製品には、まっとうな会社の製品は太刀打ちできない。そうなると、まっとうだった会社もいずれは下請けをいじめるようになる。そうやって不正は広がっていく。それを止めるのが公取の仕事なのです🌸。
また父親から「検察」に入れてやると唆されていた六角も、これをキッパリ断りました。上に行くより一人前の審査官になりたいと明言します👍。
横領
その後、検察が疑っていた「横領」についてもダイロクが明らかにします。アレス電機の取引先の受注金額とアレス側の発注金額のリストを作って比べたところ、数千円から1万円ぐらいではあるものの、この2つの金額に差分があったのだそうです。2年間で30社に対して行われたため「なかなかの金額😎」になっていたそうです。
ドヤ顔でそう語る桃園に対し、六角は駒場を怒鳴りつけました😡。桃園はこれを鼻で笑い、検察が調べたのはアレス電気だけだから仕方ない、と言い渡します。うちはアレス電機だけじゃなく、取引先30社に対しても徹底的にブツ読みしてるんで😜。
エピローグ
この横領の犯人はでも柴野ではなくその部下の北村でした。でも大手ゼネコン=ラクター建設の役員、古賀康弘が殺された殺人事件に関しては、結局何も分からなかったそうです。どうやらこの事件の裏にはこの国の根幹を揺るがす強大な闇💀が潜んでおり、ダイロクはその闇に戦いを挑むことになるらしい。当然そこにはあの藤堂も関わっているに違いありませんね😤。
感想
何度も繰り返すようで恐縮ですが、このドラマの良いところ=面白いところは、いわゆる勧善懲悪じゃないところですよね。特に今の日本(否、世界)で、誰かひとりだけが悪人だなんてことはそうそうない。どちらも苦労をしているし、それなりの言い分がある。もちろんそれを理由に法を犯して良いはずはありませんが、だからと言って一方だけを闇雲に責めるだけでは、根本的な問題は決して解決しないのではないか、このドラマを見ているとそんな風に思えてなりません。
でも「巨悪」は別ですね。今後の展開が楽しみですね😍。