危険なビーナス ネタバレと感想 第5話 佐代の正体
東野圭吾さん原作、妻夫木聡さん主演のミステリードラマ、【危険なビーナス】は中盤に来てようやく盛り上がってまいりましたね。以下早速ネタバレです
。
佐代の正体
やはりですね~佐代は単なる養子ではなく、亡き康之介の愛人だったそうですよ。ま、そこまではなんとなく検討を付けていましたが、まさか勇磨がふたりの息子だとは思いもよりませんでした
。だって、あんなにいつもべたべた引っ付いているのですもの
。
ケチな康之介がふたりを引き取ったのも頷けます。いっそのこと素直に愛人と息子だと言えばよかったのに、それは世間体が悪かったのでしょうか。
祥子はこの佐代が母を毒殺したと疑っていました。祥子の母の死亡診断書を書いたのは康之介だったそうで、司法解剖もされなかったことから、その心不全という診断ははなから信じてなかったそうです。それで絶対に遺産は渡さないし、これまでふたりが手に入れた資産も奪い返す、と心に誓っていたのだそうです。ということは、おそらくは波恵も承知していますね
。
波恵の思惑
波恵は今回、康之介の死期が近いという理由から、遺産の中の美術品や工芸品の鑑定をすることにしました。それが済んだ後、遺産を親族で分けようという算段です。やはり楓は明人の代理人にはなれないようです。
その波恵は康之介の部屋に盗聴器を仕掛けていました。それで祥子が康之介を殺そうとしていることを知ると、これを伯朗に知らせます。波恵は禎子を「財産狙い」と恨んでいた一方で、兄の康治が伯朗の本当の父親になりたいと願っていたことを察していて、ずっと康治を疎んじていた伯朗にはそのことを知らせたかったようです。
苦い思い出
伯朗は幼い頃、康治と一緒に大相撲を見に行ったり、一緒に釣りに行ったりと楽しい思い出もたくさんあったようですが、その一方で、怖い思いもしたようなのです。どうやら康治も牧雄と同じ脳科学者らしく、猫を使ってその実験をしていたのだそうです。
幼い頃から動物好きだった伯朗は、猫に残虐な実験をしていた康治を見て、この人を父と呼ぶことはないと心に決めたのだそうです。伯朗が獣医になると言った時に康治が猛反対したのは、それが自分への当てつけだと思ったようですね。
それでも波恵から話を聞いた伯朗は、祥子が康治を殺そうとするのを阻止し、眠っている康治に、自分が獣医になったのはただ純粋に動物が好きだからだと伝えました。そして今も獣医になってよかったと思っている、と語ります。そこへやってきた楓を(息子として)明人の嫁だと紹介しました。
禎子の死の真相
また伯朗は今回祥子から、禎子もまた何者かに殺されたと聞かされています。
感想
禎子の死について今まで誰も他殺を疑っていなかった方が不思議ですよね。また康治の動物実験も気になります
。まさか伯朗との思い出のためだけにこんな話はしないでしょうよ。これが「30億の遺産よりももっと価値があるもの」につながっていくんですかね
。それに例の絵も禎子の遺品にはなかったようですし
。
ここに来てようやくミステリー色が強くなってきましたね~。続きもとっても楽しみです
。
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