危険なビーナス ネタバレと感想 第9話 明人と楓はグルで犯人は別にいるのでは?
東野圭吾さん原作、妻夫木聡さん主演のミステリードラマ、【危険なビーナス】の9話を視聴しました。来週が最終回だというここに来て、ますます分からなくなってまいりましたね。も~こういうの大好き
。以下早速ネタバレです
。
嘘は真実の中に隠せ
楓はかつて伯朗に、実家は焼き鳥屋で、姉はフランス人と結婚してワイナリーを営んでいる、と教えていました。今回伯朗は蔭山とともにこの焼き鳥屋を訪ねることにします。勘の良い蔭山は楓が何かを隠している、と察したようなのですよね。伯朗は叔母の順子に頼んで、楓の実家の住所を聞き出してもらいました。
楓の母は、伯朗と蔭山が聞こうとしたことを、自分から明かしてくれます。単純な伯朗はそれですっかり信じてしまいましたが、蔭山は逆に疑わしく思ったようです。いかにも楓と口裏合わせをしたかのように、こちらが確認しようとした情報だけ出してきたからです。
考えすぎだという伯朗に蔭山は、いっそのこととことん信じ抜いてみてはどうかと提案しました
。どんなに怪しくても、周囲が何を言っても、信じて信じて信じ続ける。その方が伯朗には似合っている
、と。
父との別れ
そんな伯朗らしさ=優しさは、康治の死に目でも明らかにされました。波恵は兄が危篤に陥った際に伯朗を呼び、最期の時を一緒に過ごさせたのです
。
伯朗は、伯朗を見て「明人」と思い込んだ康治に対してこれを否定せず、明人のふりをして康治を励まそうとしました。
楽しかったですね。母さんと3人での毎日は。
康治は3人ではなく4人だと訂正します。伯朗は涙を流しながら、これからは兄弟で助け合っていく、と伝えました。これからは本当に4人家族ですから
。
穏やかな顔で息を引き取った康治に、伯朗はついに「お父さん」と呼びかけました。僕が必ず弟を連れ戻してあなたに会わせます!
親族会の出した結論
矢神家の親族会では、楓を明人の嫁とは認めない、明人が出てこなければ、遺産は親族で均等に分配する、との結論が出ました。勇磨は懸命に、明人が楓を「妻」と呼んでいる動画を見せて皆を説得しようとしましたが、誰も信じなかったのです。
新しい家族
またここで新しい家族も紹介されました。それが君津です。君津は何も知らなかったようですが、波恵が密かに調べさせて分かったようですね。
元々君津はネットのマッチングアプリを使い、年上女性限定で個人営業のホストみたいなことをやっていたのだそうです。そこへ波恵が連絡をしてきて、家で働いてみないか、と誘ったのだそう。
君津の母は幼い頃に亡くなり、修平という父親に育てられたそうです。佐代はこの名前を聞いて顔色を変えました。
果たして君津修平とはいったい何者だったのでしょうか?
後天性サヴァン症候群の研究記録
勇磨と楓は手を組んでこれを捜そうとしていました。男女の関係はないと否定していましたが、伯朗はもう楓を信じられず、楓の目当ては「小泉の家の鍵」だろうと嘲ります。これは絶対に渡さない!
そう言っていたはずなのに&研究記録は小泉の家にあると思われたのに、なぜか突然牧雄がこれを持って現れました。どうやら祥子が何か手助けをしたようですね。
祥子はなんとしても佐代が母を毒殺したことを立証したくて、牧雄に協力を求めていました。牧雄が捜しているものを打ち明けてくれたら助けてやると約束していたようなのです。
百合華も拉致!
伯朗が楓の実家へ行くと聞いた百合華は、伯朗だけでは心配だと密かに後を付けてきました。伯朗と蔭山が帰った後も鶏四季という店を見張り、閉店後に出てきた楓の母を付けていきます。
そこで百合華は何者かに襲われ、次に目を覚ましたら、その部屋には明人が監禁されていました。明人は、百合華が楓に近づきすぎたようだ、と語ります
。
そしてその百合華を拉致した犯人は楓にメールでその事実を伝えました。それとほぼ同時に伯朗にも、禎子が譲り受けた貴重なものを明人と交換する、警察に知らせたら明人を殺す、とのメールが届きます。
感想(妄想)
明人は犯人に、禎子が貴重な何かを隠したのなら、それは禎子が愛していた伯朗にしか見つけられない、と断言していました。それで犯人は伯朗を付けていたのではないでしょうかね。たまたまその後を付けている百合華を見つけて拉致したのではないでしょうか。
最後のメールのくだりで、楓が明人の監禁に関与していることがほぼ明らかになりましたが、分からないのは、もし楓が財産目的で明人を監禁したとすれば、なぜ「もっと早く明人を盾に伯朗を脅迫しなかったのか」ということです。あの小泉の家がカギだと分かった時点でそうすべきではなかったのか?
その辺がどうにもちぐはぐのような気がしてならんのですわ。何せ明人を拉致してから既に1カ月が経過しているのですから、白状しなければ「殺す」などという割には、随分呑気な犯人ですよね。それともあれかな、楓は真犯人に協力するふりをして、実は明人と組んで犯人を暴き出そうとしているのかな。百合華を拉致したのは「犯人」で、それを「仲間の楓」に報告しただけなのか。
一方で佐代は、勇磨が楓と組んだのは楓の正体(=秘密)を知ったからだと確信していました。そして勇磨は、康之介の遺言通り矢神家の遺産はすべて明人に相続させる代わりに30億の研究記録を独り占めしようとしていることも間違いない。
楓と勇磨が手を組んだ理由は「目的が一致」したからではなく、楓が弱みを握られたからだとすれば、もしかしたらその弱みとは明人と楓が組んでいる(その会話を盗聴した)ことなのかもしれません。あ゛~~~もう朝からずっと考えているけど堂々巡りです
。いい加減にもう止めよう
。
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