韓ドラ大好きおばさんの「言いたい放題いわせてヨ!」

危険なビーナス 最終回 ネタバレと感想 騙してくれてありがとう、面白かった!

2020/12/14
危険なビーナス 2
危険なビーナス 妻夫木聡 吉高由里子

東野圭吾さん原作、妻夫木聡さん主演のミステリードラマ、【危険なビーナス】も昨夜が最終回でした。いや~さすがにそこまでは分からんかったですわ。これまで矛盾だらけだったのはそういう訳だったのですね。以下ずばりネタバレです危険なビーナスのネタバレ感想行きますよ~( `ー´)ノ

真犯人

やはり兼岩憲三でした。もうこれは小日向さんが演じている時点で既に怪しかったですよね。ただそれは単に「勘」でしかなくて、その理由が分かりませんでした。なんとなく「数学」に関係しているのだろうな、ということぐらいで、それが脳科学とどう関わってくるのか?そこまで考えが及びませんでした

真相=種明かし

寛恕の網

それが一清が描いた「寛恕の網」です。ここがまた紛らわしかったのですけれど、牧雄にとっての「30億より価値のあるもの」はあくまでも「康治の研究記録」だったのですが、憲三にとってのそれは、この絵そのものだったのだそうです

康治や牧雄にとってこの「寛恕の網」は「後天的に天才を作れるという証明」でしかありませんでしたが、憲三にとっては、この絵自身に価値があった。この寛恕の網は「ウラムの螺旋」という素数を順番に螺旋状に並べた図形をより精巧にかつ緻密にしたものであり、それすなわち、素数の分布に法則性があることを示す画期的な発見につながる物だったのだそうです

~ちなみに、以前康治が「あきとにうらむな・・・」と口にしたのもこの「ウラムの螺旋」につながる言葉だったらしい。いやさすがにそれはちと無理くり感があるよね

これを憲三が知ったのは、明人が寛恕の網の写真を憲三に見せたことがきっかけでした。明人はそれが「数学」に関係があるのではないかと語ったそうです。憲三は内心では鳥肌が立つ思いでしたが、わざと知らないふりをしたのだそう。そしてなんとかこの実物を手に入れようとしました

禎子の死

それから憲三は順子の合鍵を使い、小泉の家に通っては寛恕の網を捜したそうです。そこで「康治の研究記録」はすぐに見つかりましたが、寛恕の網は見つけることができませんでした。そしてある日憲三は禎子に見つかってしまいます。禎子はすぐに憲三が寛恕の網を捜していると察しました。なぜなら康治から、寛恕の網には素数の配列の秘密が隠されているから、持っていては危険だと教えられていたらしい

素数はセキュリティシステムの暗号に使われているため、寛恕の網があれば世界中の暗号を破ることができるかもしれないのだそうです。が、憲三の目的は、本人曰く、純粋に素数の謎を解くことだけだったそうですが

それでもそうやって、たとえ妻の実家とはいえ秘密裏に忍び込むこと自体、禎子にこれが「人を狂わせる絵」だと確信させるのに十分で、やはり処分すべきだったと禎子はこの時猛省したのだそうです。順子に知らせるという禎子を止めようとしてふたりが揉みあった結果、禎子が倒れてしまったそうです。その時点で救急車を呼ぶこともできたのに、憲三はそうせずに、即、事故に見せかけることにしました

禎子を風呂場に運び、服を脱がせて湯船に寝かせてお湯を入れ、途中で意識が戻ったら中止にしようと頭の片隅で思ったけれど、禎子は目を覚まさなかったのだそう

その後どうしても寛恕の網を見つけられなかった憲三が千載一遇のチャンスと色めきだったのが「遺産相続」でした。小泉の家にないのなら、後は矢神家しかありません。寛恕の網は、きっと禎子の所有物として伯朗に譲られるに違いないと確信しました。そこで邪魔になるのが明人です。そこで憲三は明人を拉致監禁しようと思い立ちます

明人の誘拐

でも明人は誘拐などされていませんでした。1か月前、康治を見舞うために帰国した明人は、空港で警視庁の人間に呼び止められたのだそうです。警察ではサイバー犯罪対策課が「矢神明人を拉致監禁すれば成功報酬を支払う」という文言を見つけたそうで、明人はその依頼人を突き止めるために協力を求められたのだそう。実際に拉致監禁されたように見せかけて相手の出方を伺うという作戦です

明人は、明人の帰国を知っているのは親戚の人間だけだったことから、依頼人はそのうちの誰かに違いないと考えました。そしてそれは禎子を殺した犯人かもしれないと閃いたのだそうです。明人は警察に、禎子の死の再捜査をしてくれたら、拉致事件の捜査に協力すると申し出ました

楓の目的

警察はこれを了承し、「潜入捜査」が行われました。実際に潜入をしたのが楓だったのです。楓は警視庁捜査一課特殊犯捜査係だったのだそうです! どーりで強いわけだ

明人は「拉致監禁されたふり」をして、警察がメールで「依頼人」と連絡を取りました。勇磨は、明人がマンションに戻ってきて楓と話しているのを盗聴して真相を知ったのだそうです。それで明人たちは勇磨に、研究記録が見つかった時は譲るという条件で、捜査への協力を依頼したらしい。

伯朗が牡蠣のことで乗り込んで来た時は、捜査会議の真っ最中だったそうで、焼き鳥屋の楓の母は、楓の先輩の捜査員だったそうです。百合華を「拉致」したのも警察です

寛恕の網の在りか

寛恕の網は、伯朗が幼い頃、明人ともにボロボロにし、そこに折り紙を貼ってきれいにしたふすまの中に隠されていました。禎子は亡き一清から、この絵は伯朗との思い出の絵だから、伯朗に渡してやってほしいと頼まれていたのだそうです

そんなこととは知らない憲三は「寛恕の網」を捜すために、伯朗たちが早く研究記録を見つけて小泉の家から出ていくように仕向けました。これを天井裏から見つけたのは勇磨でしたが、伯朗は、以前天井裏を見た時は確かになかったと不思議に思い、楓が「後で誰かが置いたのか」と語った言葉にヒントを得て、その誰かとは、伯朗と順子の話を聞いていた憲三に違いないと悟ります。そしてその推理は的中しました

伯朗が寛恕の網の在りかに気づいた時は、伯朗と楓にすべてを告白した憲三が小泉の家にガソリンをまいて火を点けた後でした。伯朗は何とかしてこの絵を救い出そうとしましたが、それまで伯朗を付けてきて隠れていた明人が、危ないから逃げようと促した結果、文字通り灰となってしまったようです

波恵の復讐

という訳で、牧雄の持っていた研究記録は偽物でした。祥子は康之介の部屋から研究記録が見つかったことにして、これを欲しがっていた勇磨から「佐代が祥子の母を殺した」という証言を引き出そうとしたのです

ところが、そもそもこの「佐代が祥子の母を殺した」ということ自体が祥子の思い込みでした。祥子がそう思い込んだのは部屋に落ちていた「毒薬の小瓶」が原因でしたが、それは波恵のものだったのだそうです。波恵はその毒を、毎日少量ずつ康之介に飲ませていたのだそうです

以前佐代が、君津の父の名=修平が出た時、驚いていましたが、その君津修平こそ、波恵のかつての恋人だったのだそうです。当時波恵は矢神家を出て修平と暮らそうと決めていました。が、康之介はこれを阻止するために、自分の愛人の女性を修平にあてがい、波恵と別れさせたのだそうです君津光が康之介の子どもだったということは、すなわち、その愛人は康之介の息子を産んで、修平に自分の子どもとして育てさせたということでやんすね

すべてを知った波恵は、康之介が死んでも尚、この家は康之介の邪念に引きずり回されていると嫌気がさし、矢神家を腐らせている康之介の子供達をすべて殺そうとしたそうです。でも、伯朗と康治の最後のやり取りを目にし、明人が戻ってきて遺産を受け取るなら、まだ矢神家には存在価値があると思い直したのだそうです。明人は康治と禎子が育てた子どもだから、他の人間のように曲がってはいない、波恵は伯朗を見てそう確信したそうです

伯朗の決意

伯朗は楓に、すべて「芝居」だったのか、と尋ねました。楓もそうだと答えます。でも蔭山は信じませんでした。蔭山は楓に会いに行き、伯朗と楓の仲に嫉妬した、あれがすべて嘘だったとは思えない副院長のこと、本気でしたよね!( `ー´)ノ!と詰め寄りました

伯朗も勇磨から、欲しいものがあるなら自分の力で手に入れろ、負け犬!とこき下ろされて奮起します。蔭山をデートに誘っておきながら、そこで蔭山に正直に自分の気持ちを打ち明けて謝罪しようと思ったのに、そこには既に蔭山が手を回して、楓が待ち構えていました。伯朗は楓を抱きしめます

ホントはずっとこうしたかった

エピローグ

康治の初七日で、明人と伯朗が禎子について語り合っていました。明人も伯朗も、どちらも禎子が自分じゃない方を可愛がっていると思い込んでいたけれど、実はどちらも平等に愛してもらっていたと気づいたそうです。また明人は百合華と結婚を前提にして付き合うことにしたらしい

よろしくお願いします。お義兄様

伯朗は明人に、俺はこのまま一生手島のままで行くが、お前とはずっと兄弟だ、と伝えました

感想

おばさんも、伯朗や蔭山同様、どうしても楓が悪人だとは思えませんでしたし、何か秘密があるとは思っていたけど、まさかまさか潜入捜査員だとは思いもよりませんでした。伯朗の相手としてなら、楓より蔭山を推したかったですけどね

また伯朗が、いくら捜査のためとはいえ、明人もグルになって伯朗を騙していたと知った時も、とにかく明人が無事でよかったと明人を抱きしめたシーンも印象に残りましたいいお兄ちゃんだ( *´艸`)。そんな明人だから、順子が真相を知っても憲三を嫌いになれないと言った時も、いいんじゃないかな、と言ってあげたのでしょうね。おばさんが伯朗なら、自分の欲のためなら、義姉も見殺しにするひどい男なのにって言っちゃいますわ

でもミステリーとしては、あれこれ妄想の余地がいっぱいあってとっても面白かったです。大満足

危険なビーナス (講談社文庫) [ 東野 圭吾 ]
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あき

どうも強引なストーリーだなあ

相棒の警視庁サイバーセキュリティ対策本部 特別捜査官・巡査部長の青木だったら
簡単に明人を誘拐した犯人を特定できると思うよね。

あと楓さんが そこまでして誘拐犯を探す程
この誘拐未遂にこだわるのかも疑問ですね。
協力する代わりに明人くんの母親の殺人犯を見つけるなんて ここまでするのかと?

また楓さんの明人が誘拐されて数日経つのにも不安な要素を見せないところを見れば明人は監禁されてないと思わないのか

原作は読んでませんがこのドラマは強引すぎるストーリーですね。

あとジーン藤岡 ちょっとムカつくなあ
盗聴器仕掛けられたら楓さん あなたは刑事なんだから逮捕したらええんちゃうの?

2020/12/26 (Sat) 00:14
こん

あきさんへ

フィクションとリアリティ追及の兼ね合いが難しい

あきさん、ブログをご利用いただきましてありがとうございます。

ご意見、大変楽しく拝見いたしました(笑。いちいちごもっともだと存じます。
おっしゃる通り、あら捜しをしたら切りがありませんが、フィクションだから良いのではないでしょうね。

とはいえ私も、何かカチンとくる点があったら(キャスティングとか下手な演技とか・爆)、今のあきさんと同じように感じたと思いますよ。それで楽しめなくなることも時々あります(;^ω^)。実際、某刑事番組はそれが嫌になり、もう何年も見ていません(;´∀`)。

幸運なことに、これはカチンと来なかったので、大いに楽しめましたの。同じ見るなら、楽しんで見た方がお得ですからね(^_-)-☆。こん

2020/12/26 (Sat) 07:32
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