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デフ・ヴォイス〜法廷の手話通訳士 ネタバレと見どころ 後編 もうひとつの家族

土曜ドラマ【デフ・ヴォイス〜法廷の手話通訳士】の後編は「もうひとつの家族」です。これはストーリーを楽しむというより、ここに登場する方達(キャラクター)の人生を垣間見せてもらったような錯覚に陥りました😨。そのほとんどが、自分には理解できないはずの「手話」を通してというのがまた鮮烈な驚きでしたね。手話というのはこれほどまでに「訴える力」があるのかと、心の底から驚嘆し、感動いたしました。特に橋本愛さん、素晴らしかったです。以下、その辺も交えながらのネタバレと見どころですデフ・ヴォイス後編のネタバレ感想行きますよ~(^^)/

ミステリーのネタバレ

まずはあっさりミステリーの方のネタバレをまとめまするね。やはり瑠美は門奈哲郎の娘でした。本名は「輝子」というそうです。荒井あらため尚人がこの事実に気づいた決め手は門奈の手話でした。門奈の家族は「輝子」のことを両手をキラキラさせるサインネームで呼んでいたのだそうです。

尚人は、門奈が瑠美との別れ際にこの手話をし、それで瑠美がその場に残ったことを覚えていました。後に、どうしても「門奈のもう一人の娘」の存在が気になって、海馬学園の元職員に尋ねたところ、この手話を教えられたのです。これは門奈の次女、「輝のサインネーム」だ、と。

またその輝子はやはりコーダでした。前回、尚人と瑠美が、聴者の親子を同じ眼差しで見つめていたことには気づいたものの、それがどんな意味を持っていたのかまでは分からなかったのですが、今回は尚人の口からその理由が明らかにされます。耳の聞こえない親を持つ子どもは、どんなに辛くても声を上げない習慣が身につくのだそうです。たとえどんなに大声で呼んでも聞こえないからです。それが象徴するように、尚人は、そしておそらくはほとんどのコーダが、誰にも甘えず頼れない人間に成長していくのだそう。以下、輝子で統一しますね。

また門奈が輝子を養子に出したのは、彼女が17年前に能美を殺害した真犯人だったからです。当時、能美は輝子の姉の幸子を虐待していたそうで、輝子はそれを前述した元職員に訴えたらしいのに、不問に付されてしまったため「自分がなんとかしなくては」と必死でことに及んだらしい😨。それで門奈は娘を庇って自首したというわけです。

今回、その息子=和彦(森岡龍〜相島圭一@らんまん)を殺したのは、輝子の姉の幸子(南雲麻衣)だったそうです。ふたりは以前から男女の関係にあったらしいのですが、「瑠美」が幸子の妹だと気づいた和彦が瑠美を脅したのを知った幸子がそれに怒って和彦を殺したのだそう。幸子が和彦と付き合うようになった理由はイマイチよく理解できませんでしたが、自分のせいで和彦の父が殺されたことに対して罪悪感を抱いていたからのようでしたね🤨。

告白

これらの事実はすべて輝子の告白によって、輝子の結婚式で明らかにされました。幸子は輝子に、すぐに罪を償いたいと申し出たそうですが、輝子がこれを止めたのだそうです。あまりにも両親が気の毒に思えたから。でも輝子も最後は、尚人のこの言葉に背中を押されて告白するに至ったのだそうです

気づいてもらえなかった子どもも寂しいけれど、気づけなかった親はもっと寂しいのではないか。

ここで、言葉と手話の両方を使いながら、これまでの状況と感情、そして家族への感謝と愛を切々と訴える輝子のシーンは本当に素晴らしくて🌹、これまで輝子やその家族がどんな気持ちで生きてきたのかに思いを馳せては胸が熱くなりました

さまざまな苦悩

また劇中、尚人をはじめとするコーダや聴覚障害者の方々が直面してきた苦難も、前述した聴者の親子の話もそうですが、淡々とそして赤裸々に描かれていました。印象に残った点をいくつかピックアップいたしまするね。

検診

これは前半にもありましたが、尚人の父は聴覚障害を持つために病院に行くのが遅れ、癌で亡くなってしまいました。今回尚人は、益岡の通院に付き添い、見つかった腫瘍(ポリープ)が良性だったと通訳しました。担当した医師は、良い通訳がいてくれてよかった、聴覚障害者は手話通訳者がいなくて手遅れになる場合があると喜んでくれたそうです。

強制不妊手術

その帰り、尚人が父のことを思い出してぼんやりしていると、益岡がそれに気づいて尋ねてきました。尚人の話を聞いた益岡は、子どもの尚人にそれ以上のことはできなかったと慰めた上で、自分たちには子どもがいないと語り出します。益岡の妻は優生保護法を理由に、両親から強制不妊手術を受けさせられたらしいのですよね。もちろん本人には知らされず「盲腸の手術」と嘘をつかれたらしい。

あんたは産んでもらって幸せだったよ

やっと分かった!

また菅原も、尚人の辛抱強い協力のおかげで、ようやく他人とコミュニケーションが取れるようになりました。スマホも使えるようになりました。尚人宛のメールには「やつとわかつた。こんどこそわかつた。ありがとう」と書かれていたそうです。

また尚人が気づいたおかげで、輝子が菅原の母を捜し出してくれます。これがまた涙涙の再会でした😭。

俺は聴こえるだけなのに

尚人が、子ども(コーダ)の気持ちだけじゃなく、親の気持ちを思いやることができたのは、この益岡のおかげだったかもしれません。益岡もまた尚人の父と同じように理容師だったのだそうです。当時ろう学校で資格を取らせてくれたのですね。でも尚人はその頃、自分が「聞こえる」というだけで家族の面倒を見なければならない「理不尽さ」に腹を立てていたらしく、通訳は極力やりたがらなかったし(だから検診が遅れたと猛省した)、父親に髪を切ってもらうのも拒絶したのだそう💦。

母の愛情

尚人は、介護施設にいる母の道代に時々面会に行きました。道代は尚人を見るととても嬉しそうにしますが、実際には認知症のため、尚人が誰かを認識できていないようです。

その道代は、時々、尚人にすら分からない手話をしました。ちょうどほっぺたのあたりに両親指と人差し指を立てて「三角」を作るような手話です。このままでは「こぶ」を連想させる、なんともおかしみのある手話ですよね

この意味を教えてくれたのは、いつも尚人を「ちび」とエラソーに呼ぶ、兄の悟志でした。この手話は、本来頭のところに手を持ってきて「牛の角」を表す「牛乳」の手話らしいのですが、まだ赤ちゃんだった尚人は両手を高く上げられず、いつもほっぺたのところでこの手話をしたのだそうです。道代はそれを見るたびに笑っていたのだそう

この悟志と殴り合った尚人の憎々しげな顔がまた実に象徴的でした。なんで俺ばっかり責められるんだ😤!俺は聴こえるだけなのに!!💢悟志は、母もまた「聴こえないだけだ」と教えたかったのでしょうね。お前に注いできた愛情は本物で、認知症になった今もお前のことは忘れていないのだ、と👍。

その道代が大声で叫びます。な〜お〜と〜っ!!尚人はその声に振り向いて母の元へ走って行きました。まさに「デフ・ヴォイス」(聾者の声)です

原作はこちら🌹
デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士 (文春文庫)
デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士 (文春文庫)
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