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ディア・ペイシェント あらすじと感想 第2話 命の重さ

2020/07/25
ディア・ペイシェント 0
ディア・ペイシェント 貫地谷しほり

南杏子さん原作の医療ドラマ、【ディア・ペイシェント】の2話は「命の重さ」です。先日の三浦春馬さんの件と言い、ALSの女性の件と言い、考えさせられるテーマでしたねディア・ペイシェントのネタバレ感想行きますよ~( `ー´)ノ。以下ネタバレと感想です。

今回の主な患者はふたり~ひとりは脳腫瘍で回復の見込みがない少女の美和ちゃん(新津ちせ~守景陽菜@ツバキ文具店)と、幼い頃母親に捨てられてから、ずっと、誰かにすがらなければ生きていけず、そこで傷つく度に睡眠薬を飲んだりリストカットをしたり自殺未遂を繰り返す成人女性の笠原祥子(小島藤子~柴田明日香@ダメな私に恋してください)です。

美和は自分の死期が近いことを察していましたが、それまでにたくさんの「大好きなことを見つけようと努力していました。特に楽しみにしていたのは院内で開かれる音楽会です。絶対に一番前の席に座って聴くのだと張り切っていました。

そんな美和から祥子は「髪が綺麗なお姉ちゃんと声を掛けられます。脳腫瘍の治療で髪をすべて失った美和は、そんなことは一言も言わず、祥子の髪に触らせてほしいとねだりましたが、祥子は冷たく嫌だと断りました。美和は、今日はママがいないし看護師さんも忙しいから探検するチャンスだと嬉しそうに語り、一緒に行かないかと誘います。祥子はそれも嫌だと断りました

美和は「何でも嫌」はわがままなのかと尋ねます。美和自身、母から病院でわがままを言ったらダメだと言われていたようですね

その後祥子は貢いでいる「ヒモ」から金を要求されて、無理矢理退院していきました。が、その後すぐに今度はリストカットをして運ばれてきます

私はいつも死にきれない。死にたい、死にたいと思うのに。ギリギリのところで死ぬのが怖くなるから生きてるだけ

千晶は、死が怖いという気持ちがあってよかったと答えました。特別なことをしなくてもただ生きていていいのだと伝えると、祥子はきれいごとを言うなと怒り出します。祥子は誰からも愛されないと人を恨み、妬んで生きてきたのだそうです

死にたいのに死ぬのが怖いから、生きるために人に嫌なことをされてもヘラヘラ笑うしかない。そんな惨めな私の気持ちなんか、あんたには一生分からない!

その上祥子は、美和も同じだと批判します。親に愛されて大事にされているのだから、もし死んでも祥子よりよほど幸せだと決めつけました。

誰にも愛されずにみじめに生きるより、誰かに愛されて死ぬ方がずっといい!甘ったれんなよ!

さすがの千晶も堪忍袋の緒が切れます。自分の勝手な尺度と価値観であの子の幸せを決めつけるなっ!!分かりもしないで勝手なことを言うなっ!

そう言いながらも、祥子もまた心を病んでいるのに、と落ち込む千晶です。私は未熟だ。医師としても、人としても

その後美和が祥子を連れてメダカを見に行きました。千晶が捜しに来てもう戻ろうというと、美和はもっと探検したい、と答えます。祥子がわがままを言うとママに叱られるんじゃないの?とからかうと、美和は、ここに来られるのは最後かもしれないとつぶやきました。

美和の病気ね、治らないかもしれないの

美和は同じ病気の友達を最近亡くしたばかりなのだそうです。そして美和は、自分が病気だから皆が大変な思いをしているのだと語り始めました。

美和のせいでパパもママも奈々(妹)もどこにもいけないし、奈々はお人形が欲しいのに、美和の病気にお金がかかるから買えない。頭が痛くなったせいで、奈々のお誕生会もできなかった。
だからもう美和はいいの。

祥子は幼い頃、自分も母を思いやって「もういい」と我慢したことを思い出しました。

もういいわけないじゃない!もっとわがまま言いなさいよ!何で「もういい」だなんて言うのよ

美和は、一旦天国に行って元気になったら、またパパとママの子どもに生まれてくるのだと答えました。お姉ちゃんみたいに髪を伸ばしてまたママに三つ編みしてもらうんだ

この願いのどこがわがままだというのでしょう?あんなに小さいのに、もう自分は十分なのだと周囲を思いやる心の気高さはいったいどこから来たのでしょうか。頭痛も薬の副作用も、一番大変だったのは美和だろうに。どんなに辛くても懸命に生きてきたあの子の前で、自殺したいなどと誰が言えるでしょうか。

この美和ももちろんですが、この世には、どんなに生きたくても生きられない人々がたっくさんいます。それでも最後の最後まで生を燃焼させようと頑張っているのに、どうして、まだまだ寿命のある人が、自ら命を絶とうとするのか、本当に残念でなりません。他人には計り知れない苦悩がおありだったのは想像できますが、だったら一度死んだ気になってすべてを捨てて、生きたいのに生きられずにいる人々のためにその生命を捧げることはできなかったのでしょうか

話が逸れてしまって恐縮ですが、先日自殺した三浦春馬さんは、かつて「僕のいた時間」というドラマでALSの患者の役を演じられました。生と死の間で悩みに悩んだであろう彼が、なぜ、あの時演じた役の気持ちを思い出せなかったのか。もしそれすらも彼を止められなかったのであれば、あのドラマを見て勇気づけられた人々はどれほどがっかりすることでしょう

同じようにALSの患者さんが、医師の「自殺ほう助」によって亡くなりました。しかもその医師はネットで知り合っただけで、主治医ではなかったそうです。どれほど深い絶望か、想像を絶する苦しみなのだと思います。その時他人を思いやれというのはやはり酷な話なのでしょう。

でも、もしその方が闘病中に美和ちゃんのような天使に出会うことができたなら、もしかしたら、せめて心はもっと救われたのではないかと思わずにいられません。

また予告にもあった患者からの付け届けに関するくだりもありました。予告で思わせぶりをされていた浜口も、一旦は押し付けられてしまったものの、すぐに事務局に返却を頼んだそうです。金を渡すことで何とか治してほしいという切実な気持ちを伝えようとする家族に対し、院長の宗一郎(石黒賢~城ヶ崎善三@コンフィデンスマンJP)は、その気持ちは分かっているつもりだと答えました。

これを頂かなくても私は美和の命のために最善を尽くします。今の美和ちゃんの状態で治療の選択肢は限られています。ですが美和ちゃんのためにできることはあります。一緒に信じましょう。美和ちゃんの命の力を

残念ながら美和は、楽しみにしていた音楽会へ行くことなくこの世を去ってしまいました。一緒に音楽会へ行こうとした祥子は、美和の姿が無いことを不思議に思って千晶に尋ねますが、千晶は、他の患者の状況は伝えられないのだと答えます。でも美和が祥子のために残した折り紙のメッセージを渡してくれました。そこには、髪の綺麗なお姉ちゃんが大好き、と書かれていたそうです美和は本物の天使になっていますね

それから祥子は一切、自殺未遂で運ばれてくることはなかったそうです。これで美和の命が生かされたと思うとせめてもの救いですね。

あ~なんとも切ないエピソードでした。自分もまた気持ちを新たに、毎日感謝をして生きていきたいです。

また乱暴なモンペと思われた座間にも人知れぬ苦労がありそうでしたね。やはり人は見かけで判断してはいけませんね。また千晶の母=佑子はついに介護施設に入所したそうです。次回の放送も楽しみですね


ディア・ペイシェント 絆のカルテ (幻冬舎文庫) [ 南杏子 ]

これまでに視聴した日本のドラマの視聴リストはこちらです: 視聴ドラマ一覧~日本ドラマ編

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