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ディア・ペイシェント あらすじと感想 第7話 母子の事情

2020/08/29
ディア・ペイシェント 0
ディアペイシェント 貫地谷しほり

南杏子さん原作の医療ドラマ、【ディア・ペイシェント】の7話は「母子の事情」です。今回のケースもまた実にリアルで切なかったですね。劇中説明のあった「8050問題」はおばさんの周りでも決して珍しくありません。「引きこもり」だけが悪く言われがちですが、カネゴンも指摘していたように、これは「相互依存」であるケースも少なくないと思われます。以下早速ネタバレですディアペイシェントのネタバレ感想行きますよ~( `ー´)ノ

母子の事情

目に見えるケース~遠山親子

遠山秋絵(松金よね子~よし@ぬけまいる)という女性が診察に来て、息子の薬を出してほしいと要求しました。千晶は、診察をしないと処方箋は出せないのだと説明しますが、まったく耳を貸しません

母親の私が言ってるんだから、間違いないわよ!

この様子を耳にしたカネゴンも遠山親子に会ったことがあるそうです。カネゴンが当直の夜、秋絵が息子の譲二を連れてきたらしいのですが、どうやらサバの刺身を食べたことによるアニサキス中毒だったらしい

それを聞いた譲二は秋絵を口汚く罵りました。おい、ババア、お前のせいだぞ!刺身なんか買ってくるから!

譲二は「外になんて出たくなかった」とわめいたため、カネゴンは、食べたのは自分なのだから(いい年をして)親のせいにするな、と咎めました。でも秋絵は譲二に謝り、譲二を叱らないで!と怒ったそうです。この譲二は二十歳の時からもう20年も引きこもっているそうで、夫を大分前に失くした秋絵がパートを掛け持ちして食べさせていたらしい。

千晶は、こうしたケースをどうしたものかと資料を調べました。それを知った院長は「8050問題」に言及します。80代の親が50代の引きこもりの子どもの世話をするという社会問題です。

高度経済成長期に働き手だった親が、バブル崩壊による就職氷河期のあおりを受けて職に就けず引きこもってしまった子どもを養う。でもやがて親は高齢となり、子どもを支えきれなくなる。

その後秋絵が隣人に伴われて来院しました。どうやら譲二が包丁で秋絵を刺したらしいのです。怪我だけではなく呼吸も苦しそうだったことから千晶が早速検査をすると、重大な心疾患が見つかりました。循環器系が専門の浜口に相談すると、このままでは突然死の可能性もあると指摘されます。

ふたりは警察に通報したほうがよいと翌日事務長に相談しに行きましたが、即、却下されてしまいました。秋絵は以前にも同じように刃物で切られて来院したため、担当の医師が警察に通報したところ、逆に病院を訴えると大騒ぎしたのだそうです

事務長は、そんな物騒な患者はお断りだと勝手に転院を決めてしまいました

それから数日後、転院したはずの秋絵が息子の譲二とともに救急に運ばれてきます。今度は秋絵が譲二を殺そうとしたのだそうです。どうやら自分の余命を知った秋絵が、譲二の将来を悲観して道連れにしようとしたらしいです

浜口はしみじみと「家族の問題には医者でも踏み込めない領域がある」と語りました。

医者として正しいことをしたとしても、患者さんの家族が受け入れてくれるかどうかは分からない。患者さんに元気になってほしい、幸せになってほしいってそれだけなのに。

目に見えないケース~浅沼親子

いつもの患者、浅沼知恵子が、ようやく息子を連れてきました。千晶は知恵子の認知症について話をしようとしましたが、知恵子が大丈夫だと否定すると、息子はこれ幸いと出ていってしまいます

本人がこう言ってるんです。気のせいじゃないですか?

知恵子は出ていった息子を追いかけていくのですが、息子は母親を置いてさっさと帰ってしまったようです。それで知恵子はタクシーに乗ろうとしましたが、タクシー乗り場が分からなくて、ずっと待合室に座り込んでいたらしい

その姿を見つけた千晶は知恵子をタクシー乗り場に連れていこうとしました。するとそこに、譲二が秋絵を襲いに来たとの連絡が入ります。千晶は知恵子をひとりにしておけず、一緒に連れて行きました

相互依存

譲二は母を人殺し呼ばわりし、母の教育が悪かったからこんな風になったのだと喚き散らします

責任を取って保険金でもなんでも残して、おれが一生暮らせるだけの段取りをつけてから一人で死ね!親にそこまでの責任はないよ!

千晶が秋絵を庇うと、秋絵はそれを否定しました。悪いのは私。ごめんね、譲二。痛かったね

どう見ても、引きこもりの原因はどちらか一方ではなく双方にあるように思われましたが、その様子を見ていた知恵子は羨ましそうにこう言います。

あのお母さんはお幸せだわ。あんなに息子さんに必要とされて。これ以上の幸せはないわよ

知恵子の「マーくん」が、知恵子に冷たいのは、ああなりたくなかったから、なのかもしれません。マーくんは自立できて幸いだったのかもしれません

座間

今回は座間についての言及は少なかったですが、もしかすると座間もまた、母親とは相互依存の関係にあったのかもしれませんね。また座間は、公言通り、ブログに浜口の悪口を書き込みました

浜口陽子

その浜口が自殺をしました。原因はおそらく「訴訟」のようですが、解せないのは亡くなる前にとても幸せそうな顔をしていたことです。罪悪感や苦しみから死を選んだら、あんな顔はできないような気がするのですが?

浜口の両親は教師だそうで、浜口が医大に行くために、欲しいものも我慢してくれた立派な両親だったそうです。それもまた「モラル」の押し付けになっていたりしたのでしょうか。誰にでも優しかった素敵な浜口がなぜ死を選んだのか、なんとも痛ましい限りです


ディア・ペイシェント 絆のカルテ (幻冬舎文庫) [ 南杏子 ]

これまでに視聴した日本のドラマの視聴リストはこちらです: 視聴ドラマ一覧~日本ドラマ編

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