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ディア・ペイシェント あらすじと感想 第9話 それぞれの矜持

2020/09/12
ディア・ペイシェント 0
ディアペイシェント 貫地谷しほり

南杏子さん原作の医療ドラマ、【ディア・ペイシェント】の9話は「それぞれの矜持」です。前回浜口が死を選んだのも、彼女なりの「矜持」だったに違いありませんね。以下早速ネタバレですディアペイシェントのネタバレ感想行きますよ~( `ー´)ノ

院長

浜口が自殺した後、患者の来院数は減少傾向が続きました。このままでは収益が確保できないと事務長から指摘された院長は、これからの医療は病気の診療ではなく、病気にさせない医療が主流となると反論します。目先の利益を追求して将来の病院経営に対応できる人材を育てるコストを省けばこの病院は終わってしまう。

その後、金田が糖尿病の患者に刺されるという事件が起きました。駆け付けた千晶がシステマでなんとか相手を封じましたが、金田が腹を刺されたので、事務長は、浜口に続き金田までが「戦力外」となったと語ったところ、側にいた院長が激怒します

戦力外とはなんという言い草だ!あなたの人材マネージメントとは医師を使い捨てにすることなんですか?

事務長は、院長の父の代から病院を支えてきたそうですが、院長はもう事務長のこうした態度に耐え切れなくなったらしい。

確かに理想で病院は守れないかもしれない。でも理想が無ければ、医者は人の命を預かれない!医師とは常に患者と共にあるべきもの

事務長

院長から、今後は非常勤の相談役となって病院を支えてほしいと言われた事務長は、これまでの方針を変えるつもりはないと豪語し、自ら進退を決めました。事務長が退職するという噂が病院内を駆け巡ると、入院して退屈していた金田が車椅子に乗って医局に乗り込んできます

あの高峰が、この病院の実権をそう簡単に手放すはずないってみんな言ってた。どうせハッタリだよ

でも事務長の矜持は本物でした。事務長は佐々井病院に来たばかりの頃は毎日辞めたいと思っていたそうです。病院なんてあっという間に潰れてしまう。今月は何とか持ちこたえた、来月は大丈夫か、いつもそんな状態だった

彼はそう言って病院を去っていきました。千晶と金田はかける言葉が見つからず、ただ黙って頭を下げて彼を見送ります

座間

座間にも矜持がありました。座間の母は「幸子」というそうです。父親についてこれまで言及はありませんが、おそらくは母子家庭だったのではないでしょうかね。座間が小さい頃は幸子が懸命に働いて座間を育て、座間が働くようになってからもそう裕福ではなかったのでしょう。幸子の認知症がひどくなって座間が会社を辞めてからは、本当に貧しい生活を余儀なくされていたようでした。それでも座間はきっと、母の面倒は自分が見るという矜持でもって頑張っていたに違いありません

自宅には医師が訪問してくれていたようですが、その医師も時々代わるのか、その引継ぎも上手くできていないようでしたね。今回来た医師は、あたかも座間が介護の手を抜くために、母親に強い便秘薬を与えたと言わんばかりです。実際は前の医師がそう命じただけらしいのに。

今回座間は、寝たきりで何も話せない母が可哀想になり、車を借りて遠出をし、母の大好きなマグロを食べに行こうと声を掛けました。すると幸子は、初めて、ニッコリ笑います。ドライブの間もちゃんと大人しくできていたし、お店でも美味しそうな刺身を口に運んでもらうととっても嬉しそうに頬張っていました

その帰り、座間は幸子を車椅子に乗せて、海岸沿いにある崖をどこまでもどこまでも歩いていきました。もしかしたらそのまま母を崖から海に突き落とそうとしていたのかもしれません。でもやっぱりできなかった。たとえどんなふうになろうと、幸子は座間の大切な母親だから助け合って生きてきた良い親子だったんだな

また座間は病院で沼田から声をかけられたら、そこに千晶もいたのにこそこそと逃げ出してしまいました。つまり、千晶のような大人しい女性には威張れるけれど、スーツを着た成人男性には何か引け目を感じているのかもしれません。沼田は身体も小さいし、どう見ても恐れを感じるような相手じゃないのに

座間は千晶のために、マグロの燻製を土産に買って帰ったそうです。

千晶

千晶はもちろん受け取れないと断りました。怒った座間は診察も受けずに帰ってしまったのですが、その時レシートを忘れていってしまいます。そこに書かれていたのは「練炭自殺」をするための一式でした

千晶は慌てて座間を追いかけようとしますが、何せ3人分の患者が待っていたため、看護師に止められてしまいます。

その後、前日の夜に、介護に悩んだ末心中を図った親子が来て大変だったと話を聞いた千晶は、てっきり座間のことかと思ったそうです。それが母と娘だったと聞いた千晶は、思い切って、座間の自宅を訪問しました。そこで惨憺たる様子を目にした千晶は、初めて、座間が置かれている状況がどんなに過酷か思い知ります

というのも、千晶自身、手が足りないという理由から母を施設に預けていたからです。そうは言っても、医者の父とそれを手伝っている妹もいるのですから、母にかかりきりになれないというのが理由です。でもそれはおそらく施設でも同じこと

案の定、嚥下機能が弱っていた佑子は、朝ご飯を詰まらせて病院で手術を受けたそうです。浜口や金田がいない中、千晶はふたりの患者も受け持って、本当に大変だったのですが、診察を終えるとすぐに飛んでいきました

佑子は一命をとりとめ、徹は、平身低頭謝罪する施設の職員に、仕方のないことだととりなしました。が、万里は施設の職員を激しく非難します。私は納得できない!この前ちゃんと見てくれるって言ったばっかりじゃないですか!

万里と同じように不満を抱いた千晶は、そこでようやくクレームをつける患者の気持ちが分かったそうです。徹は、千晶は佑子のおかげで医者として大切なことを学べたと喜びました。徹は、医者だけじゃなく、人間が人間と共存して生きるためには相手の立場に立つことが何よりも必要なことだと娘たちに教えます

千晶は、佑子を在宅で介護するために、病院を辞めて診療所を継ぐと申し出ました。私もう、お母さんのことで後悔したくないの

その後千晶はこのことを蓮見にだけ打ち明けました。蓮見は、彼もまたかつて父の介護のために警察を辞めて郷里に帰ろうとしたことがあったと教えてくれます。結局は辞められなかったそうですが、父親は亡くなる際に、蓮見に仕事を捨てさせなくて良かったと語っていたそうです

親は子どもに側にいてほしいけれど、足枷にはなりたくない。親の望みは子どもの幸せだから

座間の母親の幸子も、もしかしたら、自分が歯がゆくてああして騒いでいるのかもしれませんね。実際、座間が千晶に、同情や憐れみはごめんだ!と涙を流して訴えると、幸子はそんな座間を慰めるかのようにその手を触ったのです。座間は母の手をシッカリ握り、千晶にはもう帰ってくれと伝えました。その後もしばらく母の手を握ったまま、涙が止まらなかったようです

千晶はようやく座間の気持ちが分かったようでしたね。誰かに助けを求めたくても馬鹿にされるのが嫌でできない。でももう一人で抱えるには限界にきている~座間はきっとそんなやるせない気持ちを誰かにぶつけずにいられなかったのです

感想

金田は糖尿病の患者、しかも結構若い患者から恋愛感情を抱かれていたようですが、あれは金田も悪いですよね。患者に要らぬ誤解をさせたくなければ、結婚指輪をはめておくべきでしょう。それでなくても患者は心細いのだから、イケメンの優しい言葉にすがりつきたくなるのを責められません。24時間医者でいる必要はないけれど、妻帯者のくせに看護師や患者にモテようなんて図々しいにもほどがあります。刺されたのは気の毒だったけれど、あれは自業自得でござるね

また座間に関しては、ああした家庭こそ公的支援が必要だろうと思われます。現状、座間の家はゴミ屋敷と化し、ハウスダストアレルギーの医者が発作を起こすほど散らかっていました。せめてもう少し整った環境の下で暮らせたら、幸子の病状も少しは改善するかもしれないのに。

でも、介護保険制度は確かに割引にはなるけど、無料ではないのですよね。充実したサービスを受けようと思うと、それなりにお金がかかります。いっそあの状態なら、生活保護も受けられそうな気がしますが、もしかしたら座間がそれを嫌がっているのかもしれませんね。千晶が力になれると良いのですが。


ディア・ペイシェント 絆のカルテ (幻冬舎文庫) [ 南杏子 ]

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